児童館プロジェクト 平成27年度以降

6/10 新田児童館 訪問砂場ワークショップ

14:00~16:00 砂場ワークショップ実施
参加者:新田児童館児童 児童75名、職員8名
講師:齋正弘、サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)

活動内容:
先に学校から帰ってきた1年生は素早く着替えを済ませ、庭にいる齋じいのもとに集まった。「砂場の底って見た事あるか?」と聞かれた子ども達は、見た事のない砂場の底に想いをめぐらせ、早くも齋さんの活動に引き込まれていた。みんなで庭の中央に集まり、一人1つの移植ごてを持ち一心不乱に穴を掘り進めたが、思いの外すぐに固い層に突き当たった。そこで次は「もっこ」を作り、掘り出した砂を砂場の囲いのあるスペースへ運ぶことにした。
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ブルーシートを紐で結んで袋状になったところに砂を入れ、竹を通して数人で持ち上げる。砂の重さによろけ、半分引きずりながらも仲間と協力して目的地まで一生懸命に運んでいた。
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途中から2年生以上の児童も参加した。側溝に溜まった砂も掘って運び、いつの間にか砂場スペースは十分に遊べるほど砂の量が増えていた。次第に友達同士で集まり、「こっちに新しく大きな穴を掘ろう」「砂風呂しよう」と新しい遊びが生まれ始めた。
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そこに齋さんがこんな事もできるぞ、と子ども達と一緒になり手やひざを汚しながら遊んでみせる。すると子ども達はそれを真似したり、そこからまた思い付いた遊びを続けていき、どんどん色々な活動が展開された。庭の斜面を利用して、高い所から水を流して川を作ったり、砂を掘りながら水路を広げたり。さらに所々に湿った砂を固めてトンネルや堤防を作り、庭には巨大な造形物が出来上がった。
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最後は子どもという名の怪獣が現れたという設定で、作った造形物を大胆に壊し、穴を埋めて元の状態に戻して活動は終了。しかしよほど楽しかったのか、遊び足りずに名残惜しくしばらく砂や泥から離れようとしない子どもも多かった。
その様子を見た職員からは「しばらく(コロナ禍で)大人数で思い切り遊ぶ事ができなかったから、今日はとても良かった。子ども達も満足した顔をしていた。」との声をいただいた。
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新型コロナウイルス対策として、希望者のみの参加、活動の開始前の検温、マスクの着用、できるだけ隣の人と距離を開けるように呼び掛けるなどの対策を行った。
また暑い日差しの中での活動だったため、熱中症対策として数十分ごとにホースでミストを出す、適度な休憩を促す、各自の体調に合わせてマスクを着脱してもらうようにした。
職員は午前の勉強会を経て、全体に目を配りしながら子ども達のやりたい事を自由にやらせ、子ども達が相談してきた時にはアドバイスをし、危ない行動や友達とのトラブルが発生しそうになった場合には中に入ってサポートする形で活動を見守った。

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