
開催日時:2025年9月6日(土)10:00~15:30
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童20名(1、3年生)職員4名
講師:齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
サポート:SOAT2名
活動内容詳細:
今回は7月5日以来の坪沼探検であり、根添館跡の空堀激変後初めてのワークショップだった。バスから元気に降りてきた子どもたちは最初に畦道に繁茂した背の高い草と200m以上戦わなければならなかった。
こういう体験はしたくてもできるものではない。30度以上の炎天下、草をかき分け神社の石段にたどり着き、一気に登りきる子どもたちのパワーに感動した。
社務所で探検準備を済ませると齋じいのところに集まり、神社や神様の話しがスタートした。
その後、鎮守の森を抜け根添館跡まで歩いた。ワークショップに何回か参加している児童は空堀の変化に驚いた。うっそうとしていたはずの堀は1本の杉もなく、夏の日差しが照りつける急斜面となっていた。水分補給を済ませると新しい下り口から空堀に下りた。
生い茂る篠竹をかき分けロープをつかんで斜面を下りたのだが、おとなでもきつい斜面だった。下りるのに緊張する子もいたが、ひるむことなく全員空堀下りができた。かなり勇気を出した子どももいただろう。頑張ったね、と声を掛けると子どもの顔が輝いた。
昼食後は畑に行き6月に種を蒔いた枝豆の収穫を行った。残念ながら今年は日照り続きで豆が大きく育たなかった。それでも子どもたちは一生懸命枝豆抜きをした。
一人で抜けないと友だちに掛け、協力して抜いていた。
その後、桧林に移動してノコギリを使った枝払いを行った。齋じいはノコギリが発明されるまで100年かかったという話やノコギリの安全な使い方について説明し、活動が始まった。
「僕、7本切った」「僕は30本」切った数を教えてくれたが、子どもたちの集中力が素晴らしかった。
手作りブランコのひもが切れたが、いろいろ子どもなりに工夫して遊ぶことができた。どうしたらブランコで遊べるか考え、工夫して遊ぶというところが素晴らしと思った。
大人に言えば何でもやってくれる、そういう子が増える中、「考える、工夫する」姿を子どもに見ることができて嬉しくなった。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰りの時間となった。
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