開催日時:5月29日13:30~16:00
場 所:成田小学校裏公園
参加者数:児童56名 職員6名
講師:齋正弘(元宮城県美術館教育普及部長・SOAT理事)
サポートSOAT:藤原久美子、渡邊廣一、佐藤晴香、西村優衣子
活動内容詳細:
今回の砂場ワークショップは、児童館の裏手にある公園の砂場を借りて実施した。
開始直後は「砂場遊びはやりたくない。」など、つまらなそうにする子供や公園の遊具で遊ぶ子供が複数いたが、友達が盛り上がっている様子を見ているうちに自然と参加し、嫌がっていたのが嘘のように楽しむ姿を見せてくれた。
子供を自然に引き寄せていつの間にか活動を始めることが、砂場ワークショップの魅力と言える。
今回は日陰も少なく炎天下だったため、砂場の上にタープ(日よけ用の屋根)を張る作業から始まった。
低学年生から高学年生までが力を合わせ、声を掛け合いながら作業し、砂場に日陰を作った。
齋さんが熊の落とし穴を作ると言うと、高学年生が率先して大きなシャベルで土を掘り始めた。
低学年生は小さなシャベルで高学年生に負けじと別の場所を掘り進めた。
一度掘り始めると子供たちのやる気や集中力に毎度驚いてしまうが、それが砂場の魅力なのだろう。
バケツやじょうろに水を汲んで掘った穴にどんどん入れて池を作りたかったようだが、砂なので水は底に浸み込んで消える。
するとまた水を汲んで穴に入れる。
どの子も一生懸命水を汲む。公園の蛇口は2つしかなかったが、順番を守り横一列になり、横から入る子もいない。本当は誰よりも早く水を砂場に流したいはずなのに、整然と並んでいた。
この姿には驚いた。
きっとお互いの立場を理解したり、尊重したりする心が育っているのだろう。
そういう意味では私たちスタッフにとっても印象深いワークショップとなった。
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