
開催日時:6月2日10:00~15:30
場 所:坪沼八幡神社周辺
参加者数:児童30名 職員3名
講師:齋正弘(元宮城県美術館教育普及部長・SOAT理事)
サポートSOAT:藤原久美子、渡邊廣一、佐藤晴香、西村優衣子
活動内容詳細:
全日までは雨が降っていたが、当日は雲一つない快晴。榴岡児童館から1年生だけの参加だったため、炎天下の探検には心配もあったが、榴岡児童館の職員は坪沼探検の経験が多く、子供たちは皆長袖・長ズボン・帽子・水筒を忘れずに持参し、万全の体制で実施することが出来た。
1年生のみの参加は初めての事だったが、子供の適応力の高さがよく表れていた。
森に入るのが 初めての子や、虫が苦手な子、午前の探検が始まって早い段階で帰りたいと言う子もいた。
しかし、今まで体験したことのないヒノキ林など、自然の中で遊ぶことの魅力に気づいたようだった。
どの児童館でもそうだが、谷下りは子供たちがやみつきになる体験のひとつである。
「やりたくない。」と言って離れている子が必ずいるが、最後には全員が参加して「もう一度やりたい。」と駆け戻ってくる。
「怖いから最後に行く。」と言っていた子が、お昼休みの後に「谷下りまたしないの。」と聞く様子も見られた。
午後は農家さんに教えてもらいながら枝豆の種まきを行った。
我先にと畑に入ろうとしていた子供たちも、農家さんから説明を受けると、話をよく聞いて丁寧に種まきをしていた。
枝豆の観察日記では、土に埋める前の種の観察を子供二人が行った。
まだ字がうまく書けない子もいたが、周りの子供たちに手助けをしてもらいながら、種の特徴や大きさを絵と文章で記録してくれた。
別の児童館の子供たちが植えた、サツマイモとお米の苗の観察も行われた。「やりたい。」と立候補するも、いざ紙と鉛筆を持つと何を書けばいいか戸惑って緊張してしまう子が多い。「葉っぱの大きさは、自分の手と比べてどれくらいか。」「何枚葉っぱがあるか。」など分かりやすく質問をしていくうちに少しずつ自分の考えを表現することが出来るようになった。
まわりの子供たちも助言したり一緒に観察してくれたので、どう書いたらよいかという緊張がほぐれ、アイディアに繋がる場面もあった。
枝豆の種まきの後は、森の中で釘打ちやノコギリを体験した。
初めて使う子ばかりだったが、教えられたことをすぐに覚えて、危ない使い方はせずに真剣に向き合っていた。1年生にとっては初めてのことばかりの一日だったが、体力の限界まで遊びつくした一日であった。
Copyright © 2025 SOAT. all rights reserved.