開催日時:2019年8月31日(土)10:00~16:00
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童22名(1年生7名、2年生5名、3年生3名、4年生4名、5年生3名)、職員4名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)、宮城教育大学生2名
活動内容詳細:
この日は新田児童館の子ども達が坪沼にやってきた。
男子の数名は虫取り網と虫かごを装備し、やる気に満ちた格好でバスから降りるなりすぐに虫探しが始まった。みんなで神社に向かって歩く道中も虫を見つけては立ち止まり、ゆっくり進んだ。
長い石段を登り、境内に荷物を置いて支度を済ませ、一同はさっそく探検に向かった。初めて参加する1年生も数名いたので、神様への挨拶は手を振るだけでよいとか、神社の柱に象がいるとか、壁に立てかけられた坪沼小学校(廃校)の児童作品の版画などについて齋じいはいつもより丁寧に解説をしながら歩いた。
神社裏の林を抜け、電気柵(夜間のみ通電)を触らないよう注意しながら畑の脇道を通り、根添館の舘跡に向かった。齋じいはもののけ姫を引き合いに館跡の時代背景の説明をし、舘の堀跡探検が始まった。スタート地点の木にロープの端を結び、そのロープを手でしっかり持って深い堀を下りた。
地面は少し湿っていて斜面はズルズルと足が滑って大変だったのだが、逆にそれが子ども達のやる気を刺激したようで、「うおー!負けない!」「もう少しだー!」と漫画の主人公のごとく燃えていた。上級生に続いて下級生も次々と挑戦し、最終的に全員が下りた。「1年生もみんなやったなんてすごい!」とそのチャレンジ精神に引率の職員も驚いた。
昼食後、代表の児童が畑と田んぼに分かれ、観察日記を書いた。上級生はスタッフの助けなしで対象をよく見て特徴を描く事ができた。
午後の農業体験では、農家さんにやり方を教わりながら大根の種まきをした。「簡単だったよ。」と言う子や、「収穫も来ることになったから、楽しみ。ちゃんと大きくなってくれるといいなぁ。」と言う子もいた。
その後のヒノキ林での活動では、ターザンロープや木登り遊びのほかに新しい見張り台作りも行った。
初めて金槌を使う子もおり、力を出すために「怒ったようなこわい顔でやってみろ」と齋じいに手本を見せてもらった。心の優しい子ども達はなかなか怒った顔をすることが出来なかったが、何度かやっているとコツをつかみ、自分から進んで「次やりたい!」と並んで順番で釘打ちを楽しんでいた。
帰る頃には少年たちの虫かごの中は、カエルやバッタ、蝶やカブトムシなど1日の成果がたくさん詰まっていた。ちゃんとお世話をすることを約束して、どうしても持ち帰りたい虫だけを宝物のように大事に持ち帰った。
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