児童館プロジェクト 平成27年度以降

7/7 新田児童館訪問/砂場ワークショップ開催

7月7日(水)13:30~16:00 
参加者:新田児童館児童 児童28名(1,2,3年生)、職員4名
講師:齋正弘、サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、佐藤、高橋)

活動内容詳細:
 朝からの雨が止まない中でワークショップが始まった。今回は1,2年生が主体ということと、雨対策として雨合羽つくりがあるため、砂場での活動時間をしっかりとりたいという児童館側の要望で1時間半予定を前倒しして1時間半の活動予定が1時間多くなった。1年生と2年生では帰ってくる時間が異なるということで、1年生と2年生を分けて2回雨合羽つくりを行った。

 雨合羽つくりでは齋じいが子どもたちを周りに集め、大きなビニール袋をかぶって見せた。「かぶると雨はいいけど息できない。どうする?」齋じいの姿に子どもたちは大笑い。「こうすんだっちゃ。」と言いながら顔が出て頭が濡れないようにビニール袋を切って見せた。そして切り方を間違わないように注意を促した。「頭、大事だろ。みんなは毛があるけど年取るとこうなるんだ。」子どもたちにはその話も受けたようでまた大笑いだった。「切りすぎても困んないようにテープでここをとめればいい。何色好き?好きなテープを張ればいい。」子どもたちとの対話を経て合羽作りが始まった。一か所切るだけ。まもなく切り口両端をテープで止めるだけのシンプルな雨合羽が次々出来上がった。

 「じゃ、行こう。」齋じいの声で1年生はお手製雨合羽を着て公園まで出かけた。砂場での目的はクマが落ちるくらい深い穴を掘る、ということだった。子どもたちはシャベルやひしゃくをもって一斉に掘り始めた。前回も石や木の根っこ、BB弾やペットボトルを発見したが、今回もいろいろ見つけた。古いペットボトルには水を入れ掘った穴に入れた。ペットボトルでの水運びは楽しいようで何度もやっていた。水を入れるのは砂を掘りやすくするためらしかった。柄杓で穴を掘っていた子どもたちはそれを見て水たまりの水を汲み始めた。その水を穴に入れると、そこで待っていた子どもたちがまた掘り始めた。「こっちにもお願いします。」そう言われて柄杓で水を汲み始める子どもがいたり、バケツの方が効率がいいと気づいた女子が現れたりした。水汲みが楽しくなった子どもたちはそればかりやったが、その様子を見て注意する子もいた。「今日は砂堀だよ。水ばっかりやらないの。」同じ1年生でも色々いるようだ。よく見ると掘り方も、パワーも女子の方が男子を上回っていた。

 終了時刻の30分ほど前になってようやく雨合羽を着た2、3年生が到着した。

「みんなには大切なお願いがある。砂場の盛り上がっている砂を掘って、ゲートボールに来ているおじいさんたちにわからないよう、なんとなく元に戻してほしい。」と齋じいが言った。子どもたちは砂を掘る気満々で来ていたので、掘るという言葉に反応し、せっせと掘り出した。砂堀りが25分過ぎたあたりで砂の埋め戻しの指示をもう一度出した。さすがに2,3年生である。あっという間に砂場の穴はなくなり砂場ワークショップは終了した。

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