7月10日(土)
参加者:新田児童館 自由来館児童 保護者・乳幼児4名、児童14名、職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、佐藤、高橋)
活動内容詳細:
10:00~12:00
午前中は乳幼児を対象として砂遊びを実施した。
乳児は1名の参加だったが、足に前日の雨で濡れた砂を母親につけられ驚いた様子だった。
ザラザラした感触は初めてだっただろう。小さな足を丸めて母親の方に身をよじっていた。
それが幼児になると小さなスコップを手にバケツに砂を入れたり、砂場の砂を掘ったりするようになる。それだけではなく、じょうろに水をくんで流したりもできる。わずか1年か2年の間の発達はすさまじい。
大きなバケツに入れた水も流せるし、流れた水がどうなるかも確かめようとする。水が流れたのを確認すると納得してまたバケツに水をくみに行く。また流す。水が流れたか、確認する。満足げにまた水をくみに行く。
顔の表情から本気で楽しんでいることがわかった。
13:00~15:30
午後からは小学生が来た。中学年以上の子どもたちだった。
齋じいはスコップを渡し、熊が落ちるサイズの穴掘りを命じた。
子どもたちは一斉に穴を掘り出した。ものの数分で砂場の底部分が現れた。「砂を砂場の外に出してもいいぞ。」その声がけに更に掘り方はパワーアップ。砂は濡れていたので掘り出した砂がほぼそのままで山になった。齋じいがシャベルで横に穴を開けトンネルを掘った。それを見てトンネルを掘る子どももいた。
そろそろ水を使わせるか、齋じいがそう言って「ここを平らにして水を流すぞ。」と子どもたちに言った。
大きな穴の空いた砂場。外には掘った大きな砂山。頂上部分を平らにしてそこからバケツで水を流した。十分湿っていた砂山は簡単には壊れなかった。何度も何度も水を流して喜んだ。砂山から流れた水は砂場にだんだん溜まっていった。すると子どもたちは靴下を脱いで入り始めた。
「たのしー。」「ぬるい。」「プールだ!」思い思いの感想が出た。泥水の中に手を突っ込んだり、近くの砂で泥団子をつくったり。それを職員めがけて投げて遊んだり。ここまで来ると子どもたちの遊びは止まらない。ついに泥プールにしゃがみ込む子どもが現れた。毎年、なぜか新田児童館で行う砂場ではこうなる。
見るからにストレス発散を全身で行っている。コロナ禍でストレス過多になっているのは大人ばかりではないだろう。そういう意味では今日の砂場は子どもたちにとっていろいろ体験できた、よい機会となったのではないか。
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