児童館プロジェクト 平成27年度以降

10/14 成田東小学校児童クラブ訪問 / モザイクアートワークショップ開催

10月14日(木)13:30~15:30 
参加者:成田東小学校児童クラブ 児童50名、職員5名
指導:渡邊廣一、サポート:SOAT 2名(藤原、佐藤)

活動内容詳細:
 1時20分を過ぎた頃、子どもたち5,6人が元気に体育館へやってきた。「今日は何やるの?」と私たちの準備の様子や中央に準備された白いネットを見て興味が湧いたようだ。定刻数分前には職員と共に子どもたちが列をなしてワークショップ会場にやってきた。

 参加希望者が多いため、参加者を前半と後半に分けて実施した。前半26人、後半24人という構成でワークショップが始まった。子どもたちは4つのグループに分かれ、床に座った。モザイクの貼り方やルールの説明を簡単に終えたところで早速始まった。

真っ白なネットのどこにどの色紙を貼ればよいか、迷い続け、職員やSOATのヘルプを頼りになんとか貼り始めた。糊付け担当の子ども、紙を貼る子どもに役割分担し、持ち時間8分で行った。

「ここ?」渡された元の図柄と見比べながら慎重に進めた。ネットの周りと渡された図柄のカードにはガイドとなる番号やひらがながふってあったが目に入らないようだった。ネットの中央付近の子はひらがなのガイドが見えないため余計苦労した。予定時間の8分があっという間に終了し、10枚も貼れないグループもあった。もっと続けたいという顔の子どもがほとんどだったが、「終了だよ。」といわれ素直に従った。

次は待っていた子どもたちだ。床に寝転んでいた子どもも自分の番だと思うとわくわくしたのか、「位置について!よーい。」と言われると走る格好をした。走らない約束をしていたがそうなってしまう。ピーッと笛が鳴ると急ぎ足で色紙、糊を手に取ってネット前に集まった。1回目の子どもたちが苦労した分、2回目の子どもたちは続きを貼ればよい、というわかりやすさがあった。どの子も真剣な目つきになった。貼り方にも真剣さがみられ、待っているときの姿からは想像できないくらいだった。普段の様子からは予測できないほどの意欲を見せた子どももいたようだ。

 10分間の休憩を挟み、後半の子どもたちがやってきた。やり方は同じ。1回目の子どもも真剣な表情でモザイク貼りに参加した。「3秒前、2秒前…はい、終了。」前半の子ども同様、もっとやりたいと顔に書いてあった。次のグループがやり始めた。「こっちまで糊塗って。」「赤取って、赤。」自分から声を出す子どもが出てきた。リーダー役の子どもではない。

貼るときも紙が斜めに曲がらないよう慎重に貼っている。すごいね、まっすぐにはっているね、と声を掛けても貼り方に集中していた。後半の子どもたちは40分間待たされたこともあるのか、理由はよくわからないが前半の子ども以上に強い意欲を感じた。
終了時刻となり、できあがりをみんなで見た。

今回のワークショップで完成すると思っていた子どもたちには申し訳ないが、できあがった部分を見るとしっかり丁寧にやったことがわかる美しさが感じられた。子どもたちから「楽しい。」「もっとやりたかった。」そういう声が男子からも女子からも出たのはよかった。

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