児童館プロジェクト 平成27年度以降

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト6/1榴岡児童館訪問「砂場ワークショップ」

6月1日(水)15:00~16:30 砂場ワークショップ実施
参加者:榴岡児童館児童 29名 職員2名
開催場所:榴岡小学校砂場
講師:齋正弘、サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、髙橋、佐藤)

活動内容詳細:
今年初めての砂場ワークショップだった。児童館職員の説明では1年生のみ19名参加の予定だった。活動場所は榴岡小学校の校庭東側にある砂場。1年生が児童館からまとまってやってきた。何をするのだろうという期待感が顔から伺えた。

やることは砂場に熊の落とし穴を掘る、ということだった。齋じいはこのくらい大きな穴じゃないと熊は落とし穴に入らない、といいながら砂場に円を描いた。

ここを掘るぞ、という声で1年生はシャベルやスコップを手に一斉に円の中を掘り始めた。落とし穴掘りの円からあぶれた一部の子どもたちは別の場所を掘ることになった。

子どもたちはせっせと穴を掘り、砂場の底に敷いてある黒い布の深さまで掘り進んだ。気づくといつの間にか参加者が増えていた。ほかのサテライトの1年生や2年生等々。みんな楽しそうに砂掘りをしていた。去年参加したという子どもは自分の楽しい体験談を話し始めた。

きっとこの子も体験談を話すより一緒に参加したいのだろう。似た話をしに来た子どもがほかにも数人いた。女の子たちが裸足になって砂の冷たい感触を楽しみ始めた。「冷たくて気持ちいい。」その言葉を聞いた子どもたちは「裸足になっていいの?」と言いながらあちらこちらで靴下を脱ぎ始めた。裸足になると足裏に触れる冷たい砂の感触を楽しんだ。

40分ほど砂掘りを行い、掘った砂で山を作った。齋じいが運河を掘り始めると川や池の窪みを掘る子どもたちが出てきた。「水を流すぞ。」齋じいのかけ声で子どもたちはじょうろやバケツを持って水場へ駆け出した。山の上からじょうろで水を流したが水はすぐに砂の中に消えた。

「もっと、もっと。」なんとか山の上から下まで水を流そうと必死だ。いくつものじょうろの先から水が出る。「あっ、虹だ。」その声に虹を見ようとじょうろを高く持ち直す子どもが現れた。運河や川、池にはなんとなく水が溜まり、足を入れてまた、楽しんだ。

いつの間にか予定の1時間を過ぎ、砂場直しを行った。「気づかれないように元に戻すぞ。」齋じいの言葉に子どもたちは穴や川を埋め戻した。

1年生が手足を洗いに戻った後、残った上級生が重いレーキを使って更に砂場を丁寧にならしてすべての活動が終了した。

↑このページの先頭へ