児童館プロジェクト 平成27年度以降

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト9/7 成田東小学校児童クラブ訪問「布のランプシェードつくり」

9月7日(水)15:00~16:30 ランプシェード作り
場所:成田東小学校児童クラブ児童
参加者:成田東小学校児童クラブ児童 20名(1・2年生) 職員4名
講師: SOAT 3名

活動内容詳細:
まだ児童クラブに学校から戻れない子どもが数名いたものの定刻通りランプシェード作りの訪問ワークショップを始めた。

最前列のテーブルにはたくさんの布やシール状に加工されたいろいろな形の布を準備し、子どもたちのテーブルにはピラミッド形のランプシェードの土台を置いた。子どもたちが全員所定の位置に座ると、さっそく講師から本日行うランプシェードの作り方の説明があった。

その後、部屋の照明を消して、明かりを灯したランプシェードの見本を見た。「きれい」そういう声があちらこちらの女子からあがった。

部屋の照明が付けられると早速ランプシェード作りの活動が始まった。まず子どもたちはプラスチックの土台全体に貼る布を選んだ。次にその布を土台に貼り付け、余分な布をハサミで切った。基本形が完成すると、その上にハートや星形などのシール状になった布を貼ったり、猫や、犬、ひまわりの花びらなど、自分の作りたい形を切り抜いて貼る子どももいた。

土台の裏側に貼れば面白い効果が出ると講師から説明も受けていた。どんな形、どんな模様、どんな色をどこに貼るか、表に貼るか、裏に貼るかなど、子どもたちは頭をひねり、想像力や空想力を総動員してマイ・ランプシェード作りに楽しそうに挑戦した。子どもたちは途中まで作ると隣の暗室に来てライトを付け、出来具合を確認した。

子どもたちは入れ替わり立ち替わり暗室にやってきて「きれい」を連発し、満足しながら続きをやるために戻っていった。土台に貼った布を切らずに残した男子がいたが、その子は魚のシールを貼っていた。はみ出した布はテーブルの上で波打ち、あたかも魚が泳いでいるように見えた。「すごいね。考えていたの?」と聞くと「うん。」1年生恐るべし。なんという想像力だろう。

いつもはやんちゃだという男子が一人暗室に残り自分のランプシェードを見て「きれいだ」と漏れるような声で言ったのも印象的だった。

子どもたちは自分の作品に満足し、うれしそうだった。普段の姿からは想像できない姿を見ることができた、という職員の言葉も忘れられない。

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