開催日時:2023年5月27日(土)10:00~15:30
場 所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館児童18名(2~4年生)職員4名
講師:齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
サポート:SOAT2名
令和5年度SOAT×児童館協働プロジェクト開催では、子どもの育成支援活動と共に職員の育成研修の実践を行い、プロジェクトの継承を図ることとします。
活動内容詳細:
バスから降りた子どもたちは背丈より高い草をかき分けながら元気に神社の石段まで行った。今日は天気がよいと言うことで境内に大きなブルーシートを広げ、そこで探検準備と昼食の場所にした。
探検の準備の終わった子どもから順に齋じいの待つ社殿脇に集合した。今回は御簾(みす)が上げられていたので、齋じいは鏡の話しや刀の話をした。子どもたちは「遊ぶからね。」と神様に挨拶をした。
ここからは職員に齋じいの杖をバトンタッチ。
今回、齋じいから杖を渡された職員は坪沼出身者だったた。地域に伝わる蛇の話しや屋号の由来、根添館が小学校の校歌にある話しなどは興味深かった。
ロープ結びは少し苦労したようだが、諦めずに頑張った。
昼食後は枝豆の播種が予定されていた。農家さんに枝豆の播種の方法を聞いて4列に並び一斉に種を植えた。「軽く穴を開けて」「浅く穴を掘って」という言葉が2年生には理解できなかったようで、渡された竹の棒でぐりぐりと穴を掘る子が多かった。
確かに、軽くとか浅くというのは生活経験を経て学ぶ感覚的な言葉なのだと改めて思った。「ちゃんとやらないと芽が出ないぞ。鳥に食われないようしっかり土で押さえるぞ。」そういわれた子どもたちは真剣に種を蒔いていた。
農家さんに感謝の挨拶を済ませるとまた檜の森に引き返し、予定時刻まで思い思いの遊びを楽しんだ。のこぎり、釘打ち、一本橋、シーソー、ターザンロープに綱登り。木登りを体験した子どももいた。
活動終了の言葉に残念がる子どもたちの声があちこちから聞こえてきた。「また来たい。」「絶対来る。」そう言いながら子どもたちは帰る準備に向かった。
帰り支度が終わり、齋じいの話を聞いて、裏の参道を下って帰った。バスからはいつまでも手を振り、名残惜しそうな子どもたちの姿が見えた。
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