
開催日時:2025年6月26日(木)10:00~11:30
場 所:新田児童館 本館
参 加 者:榴岡児童館 対象者:幼児親子9組 職員7名
講師:齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
サポート:SOAT2名
活動内容詳細:
参加者は1歳半から2歳10ヵ月の幼児9名親子だった。
齋じいは活動を始める前にママ達にあまり手を出さずに子どもが動き出すのを待つよう話した。
子どもたちが集まると齋じいはショベルで館庭に大きな丸を描き、そこを掘り出した。掘った土で山を作り、あとは子どもたちの行動観察を始めた。
SOATが用意したおもちゃのスコップや熊手、バケツなどをなんとなく手に取った子どもたちはなんとなく館庭のあちらこちらでママと一緒に土を掘り始めた。その様子をしばらく見ていた齋じいはじょうろやバケツに汲んだ水を子どもに分け始めた。
子どもたちは砂よりも水に強く反応したようだ。ママに水を汲んでもらい泥遊びに発展していく様子が見られた。
齋じいが作った山のトンネルをのぞき込む子どもも現れた。
遊びが1時間ほど過ぎた頃、散在していた子どもたちが一つの集団のように集まりだしたのは不思議だった。遊びになれたのかもしれない。ママに依存した遊びから自分だけで遊ぶ行動が出てきた。
熊手で泥団子を壊してみたり、スプーンで水くみしたり、バケツに入れた砂を運んだり、いろいろ自分なりに好きなことを発見して遊びだした。
今回の砂遊びでは幼児の中に眠る主体性が目覚めるきっかけになったようだ。
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