
日時:2025年7月12日(土) 9:40~11:30
参加者:榴岡児童館 参加児童12名(1年、3年、5年生) 職員1名
講師:はまちひろ(造形作家)
サポート:SOAT2名
活動内容
テーマ「変な生き物」を想像することから始まった。
子どもたちにとってはかなり想像力を求められるものだった。しばらくは鉛筆が動かなかったが、それでも一生懸命に考える子どもの姿がよかった。
わかっているものを描くのとは違ってゼロからのスタートはかなり苦しいことのようだった。ようやく自分の想像がまとまり、白い紙に変な生き物の図案がまとまると次はそれをスチレンボードという柔らかな板に油性ペンで見て写す活動だ。図案の模写が終わると今度は先を細く削った鉛筆で線をなぞり溝をつけた。
スチレンボードに鉛筆が刺さって書きづらそうにしている子どもやボードに穴を開けてしまう子どももいた。その穴を見て落ち込んでいる子どもに対して、はまさんから「失敗じゃないから大丈夫。」と声をかけられ最後まで頑張って仕上げることができた。
絵柄すべてに溝をつけ終われば版画版の完成。あとは色のついたローラーを選んで版画版に塗り、その上から画用紙を置いて手のひらでこすって刷り上げた。
子どもたちはうまく刷れているか、ドキドキしながら刷った紙を剥がしていた。
子どもたちは「教えられたものを暗記する」という日常から「白紙に自分の世界を作り出す」という非日常を体験するよい機会となったようだ。
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