にじいろぱれっと

10/15福島県富岡町 生きがいつくり「gift by gift 卒業式応援プロジェクト1回目」

令和2年10月15日
時間:13:00~16:00 開催。
開催場所:福島県双葉郡富岡町社会福祉法人富岡町社会福祉協議会福祉センター 小ホール
参加者:地域住民11名
指導・サポート:千田教子(パッチワーク・布小物作家)SOAT藤原、高橋、
協力:富岡町社会福祉協議会

このプロジェクトについて
現在、住民のみなさんには「お手伝いボランティア」として、ゆうゆう倶楽部のアートワークショップの事前準備をお手伝いしていただいています。
ものつくりが好きな方がとても多い富岡町のみなさん。春にゆうゆう倶楽部で行った「つまみ細工のブローチ」は素晴らしい出来上がりで「自宅でも作った」「友達にあげた」などのお話しも後日伺うことがありました。

お手伝いボランティアでの交流を通して、「もっと町や子供たちのためになにか出来ないか?」とのお話も聞かれるようになりました。そこで、お手伝いボランティアに参加されるみなさんとSOATで「ものつくりを通して富岡町を応援出来ないか」お話をしました。その結果、富岡町第一・第二小学校、中学校、三春校の子ども達を応援する活動はどうか?と案があり、参加者のみなさんと合意をし、実現に向けて働きかけを行うことにしました。

内容は今年度の卒業式に記念になる作品をプレゼントして、子ども達の門出を応援することにしました。手法は春先にゆうゆう倶楽部で体験した「つまみ細工」を用いて、制作物を2種類作ります。1つ目は一人一人にコサージュを、2つ目は卒業式会場の花添えとして、つまみ細工と押し絵の共同制作物(パネル)です。

富岡町社会福祉協議会を介して住民さんの思いを富岡町教育委員会にお伝え頂きました。みなさまにご尽力いただき、住民さんの思いが学校に伝わり、プロジェクトがスタートすることになりました。

第一回目の活動の様子 
活動は「つまみ細工のコサージュつくり」からスタートします。まずはこれからの作業の進め方をみんなで確認しました。つまみ細工で作る花びらの枚数は合計で650枚になります。

参加する住民の皆さんが中心となる活動ですが、SOATも何百枚かはお手伝いしなければならないかなと、考えていました。しかし、いざその枚数を聞いても住民「みんなで分担すればすぐ出来るよ」「家でも作ってくるよ!」との声、みなさん頼もしい限りです。

ちりめん生地を裁断し黙々と花びらつくりを開始しました。丁寧で手早いみなさん、わずかな時間でしたが相当数の花びらが出来上がりました。残りは次回の活動日までに各々制作を進めることになりましたが、中には「仕上がらなかったらどうしよう」と心配顔の方もいらっしゃいました。その方には住民同士で「できなかった分はそのまま持ってきてみんなで作るから大丈夫」と声掛けをされていました。

〇所感 技術指導 千田教子(布作家)
みなさんの取り組みへの原動力は、町の子ども達にプレゼントしたい、喜んでもらいたいという目標や気持ちであるとあたらめて感じました。次回みんなで作った一枚一枚の花びらが、素敵なコサージュ仕上がっていく様子が浮かびとても待ち遠しく思います。

↑このページの先頭へ