にじいろぱれっと

11月15日福島県本宮市/いきがいつくり「積木プロジェクト×gift by gift」

開催日:2018年11月15日(木)
開催時間:10:00~11:00
開催場所:もとみや幼児の家保育園
参加:地域住民6名(男性3名、女性3名) 園児22名 職員6名
指導:SOAT 藤原久美子、渡邊廣一、佐藤晴香、西村優衣子、SOAT取材:早坂泉
協力:本宮市社会福祉協議会、NPO法人子育てさぽーとくらぶ
材料協賛:株式会社アクタス、株式会社アカセ木工
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<活動の様子>
 積み木プロジェクトの3回目を初めて行った。復興住宅近隣にある保育所に積み木を作った方の代表として地区会長さんが簡単な贈呈式を行い、積み木遊びがスタートした。積み木は4箱作り、布を敷いた床に並べて置かれたが、「一人2個か3個持って行っていいよ。」とSOATスタッフが声を掛けると「わー!」と大声を出して一斉に積み木めがけて走り出した。その勢いには周りで見ていた保育所職員さんも私たちも、そして積み木を作った高齢者の方々も驚いた。地区会長さんは子どもたちの様子を見て「こんなに喜ばれるんですね。」と嬉しそうだった。
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 遊びの内容としては、SOATが持参した絨毯のサンプルを自由に並べて島を作り、積み木で王国を作るというものだった。王様(地区会長)の「島を作れ!」の合図で子どもたちが今度は絨毯のサンプルに群がって、あっという間に幾つかの島ができ、そこに積み木で色々なものを作り始めた。お城があったり、高い塔があったり、思い思いの形ができた。
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中にはうまくいかず壊しては立て、立てては壊しを繰り返す子や横に並べる子など、本当にやることが色々だった。積み木作りに携わった他の方々も、いつの間にか子どもたちのパワーに引っ張られ一緒に活動に参加していた。うまく積み木を立てられない子に積み木を渡したり、一緒にテープを切るのを手伝ったり、ほしい色のペンを探してくれたり、孫みたいな子どもたちと一緒に遊んだ。同じ地区に住んでいながら知らない者同士の世代を超えた交流ができた瞬間だった。
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 しばらく遊んだ後、床に敷いた布にペンで自由に書いていいことにした。積み木には布テープを貼ってもいいことにした。するとあちらこちらでお絵かきが始まり、その隣に積み木が並んだ。中には積み木と関係なくお絵かきに夢中になる子がいたり、布テープで積み木を貼り合わせロボットを作る子も出てきた。子どものユニークな発想を見ていると大人まで楽しくなった。
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活動予定の50分はあっという間に過ぎた。活動終了後、七五三のお祝い給食をごちそうになりながら園児たちとさらに楽しい会話が弾んだ。地区会長さんは王様のはずが、いつのまにか王子様と呼ばれていた。
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積み木プロジェクトはギフト・バイ・ギフトということでヤスリ掛けなどの活動を進めてきたが、受け取った子どもたちの笑顔にやりがいを感じ、一緒に遊び、笑い、楽しい時間を共有できた素晴らしい1時間となった。

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