にじいろぱれっと

11/26 岩手県 地域コミュニティづくり「共同制作ペーパーモザイクアートワークショップ」

11月26日(火)10:00~12:00
場所:岩手県大槌町上町災害公営住宅集会所
参加者:地域住民/6名 大槌町社協/4名
指導SOAT:3名
協力:大槌町社会福祉協議会
材料協賛:株式会社アクタス

<活動の様子>
 ほぼ真冬なみの寒さとなったためか、参加者の数が前回より少なかった。ペーパーモザイクの貼り方や注意点を説明し、早速ペーパーモザイクのワークショップを始めた。3cm四方の色のついた厚紙に丁寧に糊付けしながら下絵の上に貼っていった。強力スティック糊を利用したが、説明のあったとおり、紙の四隅までしっかり糊を付けて貼ることができた。
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 「その色の紙取ってけろ」とか、自然にペアとなって糊付け専門と貼り方専門に分かれて行う参加者もいた。糊付け作業に慣れてくるとますます真剣になり、無言で立ったまま作業を行う参加者が多くなった。息を詰めて丁寧に行うため、これまでのワークショップでは感じなかった緊張感がその場を包んだ。
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社会福祉協議会のスタッフもその空気を感じ、「みなさんお茶を飲んで椅子に座って一息入れましょう。」と声を掛けたが、参加者はひたすらパーパーモザイクを貼り続けた。「いや、ここでやめるわげにはいがねぇ。」「この色が終わるまではがんばっぺ。」「おしゃべりしながらやれと言われても、おらぁやめられねぇ。」高齢者の意欲に火がついた。これほどの根気と集中力が70代80代の方々が持っていることに驚かされた。来春までにできればいいですよ、と声を掛けると「何言ってんの。正月前に終わらせないとだめだ。」と逆に発破を掛けられた。
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 ワークショップ終了後に聞いた感想は以下の通り。
・こんなに根詰めてやったのは久しぶり。
・集中してやるのが面白かった。
・お茶っこ飲むだけより、何かこういうものがあるといい。
・疲れたけど、楽しかった。
・1時間半があっという間だった。
・紙を半分に切るのが難しかったけど、社協の人が切ってくれたので自分でも(このワークショップが)できた。
 参加者はほっとしながらお茶を飲み、自分たちが貼った途中の作品を満足げに見ていた。

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