8/26 新田児童館 訪問「大きな布に絵を描こう」

8月26日(水)14:30~16:30 「大きな布に絵を描こう」実施
参加者:新田児童館 児童76名、職員4名
指導:SOAT佐藤晴香 サポート:SOAT 藤原、渡邊

活動内容詳細:
今回も3蜜を避けるため、外での活動とした。30度超えの午後の活動ということで熱中症対策のテントを3張り準備してスタートとした。簡単な準備運動を行い、描き方の説明と待つ順番などについて説明を行い、その後4年生による布へのデモンストレーションがあった。何も描かれていない大きな布にスー、スーと気持ちよさそうに線を描いた。その様子を見ていた1年生は早く自分もやってみたいという顔つきだった。先輩によるデモンストレーションは見事に成功した。

人数の関係で特大サイズの布チームとその半分の大きさのチームに分かれ、それぞれが笛の合図で絵を描いた。ルールは笛が鳴ったら次の人たちに交代、である。笛が鳴ると絵の具が用意されたところに小走りで集まった。ローラー、刷毛、好きな色を仲良く選び、それぞれが思い思いの線を描いた。ローラーで長く線を引く子ども、ぐるっと弧を描くこども、刷毛でドンドンたたくように色を置いていく子ども、布に絵の具をこすりつけるように刷毛で塗る子ども、いろいろだ。やり方一つ一つが子どもたちの個性であり、パフォーマンスだった。

「手や足に絵の具を付けて直接布に描いてもいいよ。」と言われたが、すぐにそれをやる子どもはいなかった。汚れるのはいやなのかな、と思っていたら、女子が足に絵の具を付け始めた。ペタペタペタ……。そのまま大きな布の上を歩き出した。思ったより足跡がつかなかったようで、今度はべったり絵の具を塗って再挑戦。その様子を見ていた他の女子もまねをしだした。何人かやっているのを見て安心したのか、あるいは刺激されたのかはわからないが、今度は男子も始めた。すると女子は手にも絵の具を付けてペタペタ。男子も始めた。男子はペタペタではなく、しっかり手形を付けようと布に手を押し込むように力を入れてやった。

ローラーや刷毛が一巡したところで次はスタンプによる表現に挑戦した。スタンプは事前にSOATが用意したものを使った。

いろいろな模様があるので、どれにするか迷いながらも上手にスタンプを押すことができた。中には力強くパンチするようにスタンプして楽しむ男子もいた。

一人2,3分の活動(2回繰り返し)だったが、5メートル近い大きな布に体全体を使って描く経験などなかったので、子どもたちは十分満足できたようだ。大きな絵が完成した直後、不思議な行動が見られた。子どもたちがぐるぐる絵の上を回り始めたのだ。それも左右両方のテントで始まったのだ。知らない人が見たら何かの儀式だ。下を向いて作品を見ながら歩くのだ。理由を聞くと「ヌルヌルして気持ちいいから。」視覚的な遊びだけではなく触覚も使った遊びを発見したようだ。子どもたちにとって今日のワークショップは楽しみ尽せる内容だったようだ。

8/24 成田東小学校児童クラブ 訪問「ゴム動力のおもちゃづくり」

8月24日(月)14:30~16:30 「ゴム動力のおもちゃづくり」実施
参加者:成田東小児童クラブ 児童36名、職員5名
指導:佐藤晴香 サポート:SOAT 藤原,渡邊
活動内容詳細:
 定刻より若干早めのスタートとなった。1年生だけ16名が長いテーブル8つに座った。予定より早くテーブルに着いた子どもはテーブルに置かれた準備物をいじって遊びだした。丸めてある糸を伸ばしたり,紙パイプを転がしてみたり。興味津々だった。
「今日は何をやるか,わかる人?」「……」だれも何をやるか,知らなかった。指導の佐藤が動くおもちゃの見本の糸を引いて床に置いた。ゴロゴロゴロ。トレーの容器が動く様に驚く子どもたちがいた。「えっ,なにそれ。」「今日はこれをみんなで作ります。」
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ここから子どもたちの格闘が始まった。1年生だけなので,糸を紙パイプに貼る作業も大変だった。「赤い点のところにまっすぐセロテープを貼って糸を留めます。」簡単なようだが,これが難しい。セロテープが切れない子ども,まっすぐに貼れない子ども,そもそも指示を聞きそびれている子ども。「矢印の方を自分に向けて,トレーの穴から糸を出します。」と言われてもトレーの穴に糸が通らない。矢印の向きにまで気を配る余裕はないのだ。なので,糸を引いても走る方向が逆だったりした。まぁ,これはこれで面白かった。とにかく自力で頑張って動くおもちゃが完成した。このことが子どもにとっては満足だったようだ。
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その後でマジックペンや色紙,テープ,シールなどSOATが用意したものをいろいろ使って楽しそうにマイカーに装飾を行った。昆虫や飛行機に見立ててデザインした子どももいた。よほど嬉しかったのだろうか,床を走らせたら羽がひらひら動いたと教えに来た。
隣の部屋では当初の予定と違ってほぼ同時に2・3年生が同じ動くおもちゃづくりを始めた。3年生は紙パイプに輪ゴムを巻くところからスタートした。輪ゴムを紙パイプの両端にぐるぐるっと2重巻きするのだが,全員ができた。学年が上がるということはこういうことなのだと実感させられた。トレーの穴に糸を通すところで紙パイプの左右を取り違える子どもがやはり若干いた。友達と走る方向が違うことに気づき「あれ?」と言いながらも笑って喜んでいた。何回か遊んでいると糸が動力部分に絡む子どもが出てきたが,大人が直すのを見ていて自分で直す子どもも出てきた。自分で修理できるおもちゃは壊れない。そういう意味でよいおもちゃとの出会いになったのではなか。
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 3時半過ぎから体育館に移動して全員で自作のマイカーで遊んだ。体育館内は蒸し暑かったが,子どもたちは元気に遊んだ。糸を長く出して犬の散歩状態で遊ぶ子どももいて,こういう遊びもあるんだと,子どもたちから教えられた。彼らにしてみれば「動くおもちゃ=動かして遊ぶ」でなくてもよいのだった。引いて遊ぶ,もありなのだ。自由に遊んだ後は10人ずつのリレーゲームを行った。子どもたちが描いた絵で埋め尽くされたコースレーンを長くつないで並べ,その間に2列で競争した。
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3年生対1年生。もしかしたら1年生が勝つかも,という期待は外れた。やはり3年生が強いのだった。1年生は故障車が次々出た。3年生からも故障車は出たが,周りからの声がけに焦りながら自力で直した。なんとか自分の力で窮地から抜け出そうとする力が3年生になると身についてくるものなのだと感心した。レースの後はまた自由におもちゃで遊び,終了となった。戻るときもおもちゃを犬のように引きながら帰る子どもの姿が印象的だった。
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8/18 福島県富岡町サロン活動支援SOAT「ものづくり相談会」

令和2年8月18日
時間:13:00~16:00 開催。
開催場所:福島県双葉郡富岡町社会福祉法人富岡町社会福祉協議会福祉センター 小ホール
対象者:地域住民20名(住民13名、富岡町社協7名)
講師:千田教子(パッチワーク・布小物作家)SOAT/藤原、佐藤、高橋
協力:富岡町社会福祉協議会
素材協賛:株式会社アクタス

ゆうゆう倶楽部の活動をするなかで「いろんなものを作ってみたいけど何を作っていいのかわからない」、「一人じゃなくてみんなで集まって好きにものをつくる時間があればいいな」などの声を多くうかがってきました。
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それらの声をもとに、今回「ものづくり相談会」を開催しました。会場にものづくりの専門家を3名配置し、それぞれの専門分野から住民さんへのレシピの提案や、ものづくりに関する質疑応答を行いました。
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今日の学びを復習したり、持ち帰ったものづくりの経験や知識をお友達や家族と共有できることを期待し、すべての作品にレシピをつくり練習用の布やレザーと一緒にお渡ししました。

ものつくり相談(ワークショップ)について
布で「ものづくり」(講師:千田教子)
参加されたみなさんは、あれもこれもたくさんの作り方を学びたい様子でとても手作りが好きな方がたくさん集まってくれたようでした。
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ミシンを用いる手法の他に、自宅では手縫いでも再現できる手法もお伝えすると、とても熱心に具体的な質問も多くいただきました。
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「ほかの人たちも参加すればいいのにね」「今度は〇〇さんにも声をかけてみよう」などお話をされながら、とても満足した様子でした。

レザーで「ものづくり」(指導:SOAT佐藤)
提案したレシピに時間の限り取り組む、またはレシピに無いオリジナルの作品作りに挑戦するなど、みなさんそれぞれのスタイルで参加して戴きました。
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普段、材料としては使う機会のないレザーを用いて、創意工夫をしながら制作できる自由度は、制作意欲を刺激したようでした。
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支援員のみなさんにもレシピを用いたサンプルつくりをしていただきました。今日の体験が地域の中で活きることが期待できました。

自由な「ものづくり」(指導;SOAT藤原)
自由なものつくりでは2つの目的ので、7種類の手法を用意しました(①多様な手法を体験していただく②特定の講習に参加者が集中し3密の発生しないよう参加者の分散を図る)
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「ボンドだけで出来る」「針も糸も使わない」「自宅にあるもので再現できる」など手法を多様にし、レシピは過去に他地域で参加者の関心の高かったもの、地域の支援員のかたのアイデアから生まれたもの、再現しやすい物などコンテンツを厳選したことで、無理なく楽しく学んでいただけたと感じています。
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8/7 福島県いわき市第5回講師育成講座①「布のオリジナル時計つくり」/「身近なものでカルトナージュ」

令和2年8月7日
時間:10:00~16:00 開催。
開催場所:福島県いわき市 富岡町社会福祉協議会いわき支所 多目的交流施設
対象者:支援員9名
講師・指導:SOAT藤原、高橋、千田教子(パッチワーク・布小物作家)
協力:富岡町社会福祉協議会いわき支所
布素材協賛…株式会社アクタス

午前10:00~12:00
実践①「布のオリジナル時計つくり」
支援員のみなさんからの「実用的で老若男女を問わないものづくりを学びたい」とのリクエストにより実践を行いました。
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今回のオリジナル時計は手軽に作ることができます。自分で考えながら作った時計を自宅で実用することで、達成感や満足感を感じて頂けることが期待できます。
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これから、テーマや季節などを組み込んで男性はじめ多くの方に参加してほしいとの感想も多く聞かれました。

PM13:00~15:00
実践②「身近なものでカルトナージュ?!」
このコンテンツは、支援員のみなさんの声から生まれました。それは「実用的で、住民さんの家庭にあるものをリメイク・リサイクルして作れるものはないだろうか?」講師もみなさんの声にお応えするため、様々な工夫を行い、今回はダンボールと牛乳パックを土台に使う「カルトナージュ風小物」を作りました。
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応用作品の見本を見ながら、みなさんからは早くも「オリジナルのアイデア」や「家のおもちゃ箱を使って練習してみよう」などの声が聞かれ、今後の交流会の充実が期待できました。身近なものや箱などに布を貼る「ひと手間」で住民の皆さんに心にゆとりや楽しみを持っていただけたら嬉しいです。
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15:00~16:00
講師育成講座 全5回開催の振り返りについて
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受講したみなさんの声
・教わったことを住民さんにうまく教えられるか不安だったが、受講の回数を重ねることで自身がつきました。
・沢山のアイデア、サロンに活用できるものばかりで大変参考になりました。
・自分たちが作ることによって、参加者の方の立場になって準備することができるようになる(気づく)と思います。
・交流会に大いに役立ちます。世代間交流、生きがいつくり、介護要望、ひきこもり防止、情報交換の場に活用できます。
・役立ちそうです。住民さんがやりたいことを聞いて、実践していければよいと思います。 など

7/30岩手県大槌町 講師育成講座①「レザーの扱い方基礎編」/「つまみ細工基礎編」

令和2年7月30日
時間:10:00~14:30 開催。
開催場所:岩手県上閉伊郡大槌町
対象者:地域住民8名
講師・指導:千田教子(パッチワーク・布小物作家)、SOAT藤原、高橋、
協力:ままりば、源水地区自治会
布素材協賛…株式会社アクタス

大槌町の源水地区と吉里吉里地区のみなさんに、今年度初となるものづくりの講師育成講座を行いました。

午前 レザーの扱い方基礎編 「ベルトポーチつくり」
・昨年度行った講師育成講座「レザーの小物つくり」を受講し、吉里吉里地区でレザーの小物をつくるワークショップを開催されている方から、「もっといろいろ作ってみたい」との声が参加者からあると伺いました。
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・基礎技術の実践を取り入れながら、作品を完成させる喜びも感じていただけるように「レザーのベルトポーチ」をテーマに開催しました。
・ハトメ・マグネットホック・カラビナ・カシメ・法制の技法を学んだことで、実際に自身の地域のみなさんの顔を浮かべながら作品の構想もされていました。

午後 つまみ細工のお花つくり基礎編 「お花のチャームつくり」
・素材が手に入れやすく地域でも展開しやすいもの、また外出自粛が余儀なくされた場合でも自宅でも気軽に取り組めるものとして「つまみ細工」の基礎編を学んでいただきました。
・「丸つまみの花びら」と「剣つまみの花びら」の2つの技法を実践し、その花びらをつかってチャーに仕立てました。準備作業の時の布の扱い方などの質問もあり、作る意欲が感じらました。
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「自分たちで覚えたことで地域でやってみたいこと」
・つまみ細工のお花をつかって、共同制作。花を作って貼り合わせてひもにつるしてつるし飾りにしたらどうか?みんなで取り組むことが生きがい作りになるように皆で案を出し合いものつくりを楽しんでいきたい
・レザー小物 トレーや小物入れなど実用的な物をテーマにしてはどうか。年齢や性別を問わずに展開できるのではないか。
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8/5新田児童館 訪問「舟を浮かべよう」

8月5日(水)13:00~15:00 「舟を浮かべよう」実施
参加者:新田児童館 児童71名、職員9名
指導:齋 正弘、サポート:SOAT 3名(藤原、佐藤,渡邊)

活動内容詳細:
いつの間にか齋じいの周りに人だかりができて竹の木っ端が浮かぶか,実験。浮かばない。職員がどこからか緩衝材の発泡ウレタンを持ってきた。それを細く切って先端をハサミでチョン,チョン。舟のできあがり。子どもたちもまねしてハサミでチョン,チョン。マジックで色を着けてマイボートのできあがり。
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 一方,庭の中央では太い竹を割って舟を流す樋作りが始まった。鉈(なた)で3,4メートルもある竹を高学年の児童が割り始めた。もちろん彼らにとっては初めての体験である。
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「鉈って,危ないよね。怖くないかな。」始めは恐る恐る鉈の背を金槌でたたいていたが竹は思うように割れてくれない。もっと怖い顔をしてたたくように齋じいからアドバイスがあった。しばらくするとパン!という音がした。「音聞こえたか?」「うん,聞こえた。」竹が割れると音がすることを話すともう一度音を聞きたくて先ほどの男子が真っ赤な顔でさらに鉈の背を叩き始めた。「○○くん,かっこいい。」近くで見ていた女子にそう声をかけられ,脇目も振らずひたすら竹割りに励んだ。「僕もやりたい。」「私もやりたい。」と竹割りが高学年には人気だった。
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 竹の節抜きを低学年が終えると竹製樋のセッティング。
用意したバケツに水をくんで端から流して,いよいよマイボートでの遊びが始まった。外気温は確実に30度超えの中での水遊びは楽しいようで水くみに忙しい子ども,うまく流れない部分の修理をする子ども,樋から流れる水を両手で受けて楽しそうにしている子ども。プールにためた水を掛け合う子ども,溜まった水を小さな入れ物で砂場に運んで遊ぶ子ども。竹切りに挑戦する子どもや切った竹で館長が作った竹馬で遊ぶ子どもなど,久しぶりに思いっきり遊んだ。
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いろいろな遊びの中で子どもたちに教えられたことが2つ。1つはプラスチックの樋である。ガムテープがうまくつかない部分があり,何度か貼ろうとしたがつかなかった。どうするのか見ていると「こうすれば?」といってガムテープを上に持ち上げ,樋に架かる橋に見立てた。
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2つめは見た目においしい泥団子の作り方である。これは1年生のとい君直伝である。みんなに教えたら,というと「いいよ。でもちゃんと名前もさ,出して。じゃないと僕が教えたことがわかんないでしょ。」というので名前を公開。

おいしい泥団子の作り方
泥を手早くクルクルって丸める。→乾いた砂をまわり(表面)につける。→さーとまわりをなでる。→ちょっと磨いてみる。→だめならもうちょっと乾いた砂をつけてみる。
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 熱中症が気になる天気だったが,子どもたちは全身汗まみれ,水まみれになりながら思いっきり遊び,ストレス発散できたようだ。
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7/28宮城県石巻市講師育成講座②「レザーの小物入れつくり」

講師育成講座STEP②第一回ワイワイ交流会「 レザーの小物入れつくり」
令和2年6月23日
時間:10:00~15:00 開催。
開催場所:宮城県石巻市営新渡波東集会所
対象者:地域住民15名
講師・指導:SOAT藤原、高橋
協力:石巻市渡波榎壇地区、石巻社会福祉協議会、渡波子育て支援センター
布素材協賛…株式会社アクタス

「わいわい交流会」について
・SOATの講師育成講座で、レザーの扱い方を学んだ榎壇区町内会のみなさんが講師となって、渡波地区に新しく造成されたさくら町3・4丁目町内会のみなさんに、レザーの小物入れをつくる交流会を開催しました。石巻社協さんと渡波子育て支援センターさん、SOATはサポーターとして参加しました。

第一回目の交流活動と言うこともあり、お互いに少し緊張した様子も感じられましたが、開催にあたってお互いに役割を持ち、「ものをつくる」共通の楽しみを共有していくことで、とても賑やかで楽しい時間を過ごすことが出来ました。
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〇榎壇区町内会のみなさん
・事前準備から当日の会場設営、司会などみなさんで役割分担され、とてもスムーズに開催されました。
・作り方を伝えるだけではなく、作業のコツや素材の選び方なども加えながら講座を進めていらっしゃいました。また参加された方の作業スピードに応じてサポートをしたり、苦手に感じた方を励ましたりなど、講師として素晴らしい活躍をされていました。
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〇さくら町3・4丁目のみなさん
・今回の榎壇区町内会からの「地域を超えた交流活動」の提案を快く受け入れて下さり、開催を心待ちにしていたとの声も聞こえました。
・ものづくりがお好きな方が多いとのことで、大変熱心に作品作りに取り組まれていました。
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〇ご協力いただいたみなさん
・石巻市社会福祉協議会さんには、榎壇区町内会とさくら町3・4丁目町内会のみなさんをおつなぎ頂き、参加の声掛けなどもご協力いただきました。今回は「初顔合わせ」の方々も多い中、それぞれがお話をしやすい活動しやすい場つくりをしていただきました。
・渡波子育て支援センターさんは、さくら町のみなさんの輪に入っていただきました。「地域と世代を超えた交流活動」の核となる集いの場として、子育て支援センターの雰囲気や地域のお話を通して交流をして頂くことが出来ました。
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〇振り返り
このわいわい交流会が継続され、参加された皆さんが活動の「軸」となって、渡波子育て支援センターでの世代間交流の機会に繋がることが期待できる会となりました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

7/31新田児童館 訪問「ペーパーモザイクアートワークショップ」

7月31日(金)14:00~16:10 
場所:新田児童館玄関前ポーチ
参加者:新田児童館 児童52名、職員2名
指導:渡邊廣一、サポート:SOAT 2名(藤原、佐藤)

活動内容詳細:
 予定では14時30分開始なのだが,14時には子どもたちが館内から続々と出てきた。もう終わりかな,と思うとそんなことはなく,その後もぽつぽつと出てきた。何が始まるのか期待している様子がマスク越しにも伝わってきた。「1年生は手を挙げて!」子どもたちの発するパワーに負けてはならないと大きな声で言うと集まった子どもたちの半分以上が手を挙げた。にぎやかにしている1年生にモザイクの良さを伝えるにはどうしたらよいか,手探りでモザイクの説明を始めた。「さぁ,目を閉じて。目の前には大きな白いビルの壁があるよ。そこに絵を描くとしたら何で描くかな。」「クーピー!絵の具!鉛筆!」1年生もいい線行くじゃないかと思っていた矢先,「画用紙!紙!ソフトクリーム!」と,なかなか期待を裏切らない答えも返ってきた。「クーピーや絵の具で描いたものが30年も40年も壊れないと思うか?」「じゃ,千年も壊れないもの?」
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「そうだね。堅いものじゃないと壊れるな。」「特殊塗料ならいい。ダイヤモンド!金!石!」とようやく石が出た。石でできたモザイク作品を見せ,触れさせた。「ほんとだ。堅い。」「えっ!ほんとに石?」といいながら触って驚く子どもたちの表情がよかった。「石でも絵描けるんだ。」と驚く子どももいた。その後ガラスのモザイク作品も見せると,熱心に触っていた。最後にタイルの作品を見せたが「きれい」という言葉が女の子から出た。子どもたちはなんとなくモザイク画というものはきれいで何かに貼ってるものだということを体験を通して知ることができたようである。
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 モザイクの説明が終わり,いよいよ自分たちでモザイク画に挑戦の時間が来た。貼り方のルールを説明し,1度練習をしてからゲーム形式で行った。3セットマッチで2セットまでは2年生以上の参加,3セット目はそれに1年生が加わった。
 スタート直後はなんとなく参加させられたという雰囲気の子どもたちもいたが,残り5分の声を聞いて頑張りだした。指令係はあまり大きな声で指示を出せなかったが,途中経過を聞いてハッスルしだした。「青2枚。早く!」「これとこの色」いつの間にか指示係がいろ紙の置いてある机のそばまで来たり,紙を貼って戻った子どもが自主的に伝令係になって順番を待つ子どもにいろ紙の指示を出したり。また,順番待ちの子どもが待てずにいろ紙の置いてある机まで出てきて次の色の紙を取ろうとしたり,効率的にやろうと思ったのか,勝手にいろ紙を同じ色ごとに分け始めたり。
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あまり積極的ではなった子どもたちも楽しさがわかると応援したり,走って紙を貼りに行ったりと積極的にゲームに参加した。途中で水分補給とトイレ休憩を挟んだが,その間にモザイク画の土台に集まって敵陣の進み具合や自分たちのできばえを確認する子どもたちがたくさんいた。
3セット目は1年生が加わったが,2年生以上の先輩がいろ紙を春場所や貼り方,糊の付け方など,親切丁寧に教える姿が印象的だった。
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「頑張って」という声援や手拍子に応え,走って貼りに行ったり,休憩時間に作戦を話し合ったり,どの子も楽しくモザイク張りゲームを楽しんだ様子が伝わってきた。今日はコロナ禍でじっと過ごす子どもたちにとってストレス発散の良い一日になったのではないか。