SOAT 幸町児童館 / ワークショップ終了の報告

ちぎり絵・ワークショップ / 俳句を読む

開催日時 : 2013年2月13日  13:00~16:00

会場 :幸町児童館

講師 :溝口 佐知子

参加者:児童21名 職員6名

企画協力:幸町児童館・NPO法人東北の造形作家を支援する会

【 溝口佐知子のプロフィール 】

1975年、東京の玉川大学で英米文科を卒業後、 1982年まで 東京で就労。

1983年以降 欧米に居住。 1988年、ミラノのスクオラ ポリテクニカ ディ デザインでビジュアルデザインを習得。ミラノでフリーランス グラフィック デザインナーとしてワインラベル、ワインボトルの パッケージング、カタログ等を デザインをする。1996年、ニューヨークのファッション インスティチゥード オブ テクノロジーでテキスタイル デザインを習得。 ニューヨークのエスティーローダーで包装紙、各種製品の パッケージングデザインをする。2000年以降 ミラノでステューディオを持ちフリーランス グラフィック デザインナーとして働く。紙の折りを工夫したパンフレット、パッケージング、ジュエリー、セラミックデザインも手がける。www.sachiko.it2006 – 2012年、イタリア、トレントの現代美術館で俳句を使って心象イメージを描くワーショップ、折り紙ワークショップを企画担当。 officine.fabriano.com

【 ちぎり絵ワークショップについて 】

人の心には詩があれば、たいていのことは乗り越えられる。心のなかの詩、自分だけの詩には自分でさえも気がつかないでいる事が多いと思う。例えば、詩という形になっていないかもしれない。しかしそれでもある事はある、と私は思う。私が俳句を見つめ出したのも、瞬間、瞬間にわき上がる小さな感動にふと立ち止まる、ふと言葉にしてみる、というプロセスを大切にしたいと思ったからだ。

私自身の経験談だけでなく、参加者の方達とお話をしながら、俳句から作るちぎり絵を紹介したいと思う。

    

  

子どもたちは最初、俳句の説明に戸惑いをみせていましたが、ちぎり絵が始まるとそれぞれの思いをちぎり絵で表現してました。はじめの時間に落ち着かない態度の子供が、最後まで集中してちぎり絵に取り組む様子が印象的でした。

お題の俳句

「 春の山 らくだの如く 並びけり 」

「 枯葉のため 小鳥のために 石の椅子 」

記:藤原久美子(SOAT)

齋 正弘・ 美術探検—実践余話  第9回終了の報告

講師 齋 正弘
場所 そあとの庭1階
開催 2013年2月1日 金曜日
時程  18:00 開場 鍋を囲み、夕食会 会費500円

19:00 講義開始(1時間講義/30分質疑) 20:30 終了
参加者 : 8名

講話終了後、Contribution / 自主決定型参加費(各自がその日の話の値段を決める)で、齋銭箱に入れられた寄付金¥3,000がSOATに贈られました。2013年度 この日の 講話会は、前回に続き夕食会(会費500円)参加者と齋 正弘 氏とが共に鍋を囲み和やかな雑談と共に開催されました。

  

【 第9回 話題 / 美術を学ぶ理由 】

そもそも美術とは、何か ?

少なくとも見る人をビックリさせるのが、美術であると齋 氏 は、語る。一般的には、役に立つのは、図工で美術は、役に立たない使えないものでも大切な驚きを与えるものである。今回の講話会では、参加者のアンケートに答える形で開催されました。

例えば:工芸品と美術品の違い、美術と図工の違いなどについてを紐どいて解説頂きました。日本の子どもの教育は、学校教育が中心になっているがそこでは、例えば:お茶碗を作る場合には、まず粘土を渡し制作を始めているが、何のためにどんな茶碗を作りたいのかを考えることが必要でそのことから形などが決まり創意工夫の経緯が大切である。

指導要因について、本物を見る事は、勉強になるが何故、どこを見ると為になり面白いということまで考える事が大事である。

美術を学ぶ理由 !

学校教育では、何かをする為の教育がなされているが、良い人間になる為の教育には、美術が必要である。美術作品は、飾り物であり日常の生活には、役に立たない無駄なもの。しかし、健全な人間になる為の教育には、欠かせないもの大切なものである。

※ 次回 講話会は、2013年2月22日(金)最終回です。

【齋 正弘 氏 美術探検 / 否実技の実践 お知らせ 】
「ArtGalleryそあとの庭」にて開催してきました 美術探検 / 否実技実践の実践を宮城県美術館 彫刻常設展 会場にて開催いたします。
開催日: 2月24日(日)
集合時間: 10:00
集合場所: 佐藤忠良美術館前

【齋 正弘 氏 美術探検 / 否実技の実践 「ArtGalleryそあとの庭」にて開催のお知らせ 】
講師 : 齋 正弘 ( 彫刻家・SOAT 理事・元県美術館教育普及部長 )
開催 : 2013年4月 第2・第3 火曜日~
開催内容 : 美術に関する個人的相談・実技相談ほか、予定。

2013年2月3日
記:SOAT 藤原 久美子

「ArtGalleryそあとの庭」 / 2013年開館のお知らせ

冬季休業をしておりました「ArtGalleryそあとの庭」は、

2月4日(月)より2階ギャラリーの常設展示開催

1階カフェコーナー・お飲み物の提供にて開館させていただきます。

今年も沢山のアート交流の場所としてみなさまにご利用をいただきますよう宜しくお願い申し上げます。

    

NPO法人東北の造形作家を支援する会

理事長 藤原 久美子