2022 SOATのアートワークショップ/「ハーブで作る除菌マスクスプレー作り」

開催日時:2022年9月23日(金)11:00~15:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 積水ハウス ビエナ展示場
参加者:4名
講師:宍戸多恵子
サポート:SOAT藤原


「マスク生活に除菌と心をほぐす香りでいつもの暮らしに潤いを!」をテーマにハーブのスペシャリストである宍戸多恵子先生のハーブを使用した除菌スプレー作りを体験していただきました。

開催は、宍戸先生の精油の芳香成分が身体と心に働きかけるアロマセラピーの基礎知識のお話から始まり、精油を嗅ぐと人はリラックス、リフレッシュするという香りの薬理効果のお話などを交えながら精油(エッセンシャルオイル)の嗅ぎ分け方を体験しました。

その後、抗菌抗ウイルス効用があると言われている精油3種、ユーカリ・ラベンダー・ローズマリーを使って、自分だけのオリジナルなマスクスプレー作りを楽しみました。

出来上がったスプレー液をスプレーボトルに入れてマスクに吹きかけると素敵な香りが漂いました。

参加者は、「うわー!癒されるー」「うん、いい香り」「頭がスッキリする」など、出来栄えに各々満足をしていただいたようでした。

宍戸先生への質問も「このような講座を受けるには?」「精油はどこで買うことが出来るか?」「マスクスプレーのほかに精油を使って何が出来るのか?」等々、興味を持っていただいたようです。

参加者の中には、「家族に午前中だけ自分の時間が欲しいとお願いをして参加したが、自分だけの癒しの時間が持ててほんとに良かった。ありがとうございました。機会があればまた参加したい」と嬉しそうにお帰りなった方もいらっしゃいました。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト9/27榴岡児童館訪問「モザイクアートワークショップ」

9月27日(火)14:30~16:00
場所:榴岡児童館 館庭
参加者:榴岡児童館児童 1年生 28名 職員3名
講師・サポート:SOAT3名

榴岡児童館児童製作原画

モザイクアート図案

活動内容詳細:
モザイクアートワークショップは、3列に整列して活動がスタートした。まず各グループのリーダーを決めた。リーダーはモザイク下図を見ながらどこにどの色紙を貼るか、間違わないように指示を出す係りだった。

貼り方の説明や諸注意を聞いた後、いよいよ貼り方が始まった。

ルールはボンドをネットにつける人と色紙を貼る人、二人組で1回5分。5分経ったら次の人たちと交代、というものだった。赤、黒、緑の3グループに別れ、円柱状のネットに笛の合図で貼りはじめた。全員1年生ということで、スタート直後は間違わずにきちんと貼れるか心配もあった。しかし、リーダー役の子どもたちは、大人が想像した以上に力を発揮し、責任を持ってその役に当たった。

いつもとは違う経験をさせることで、今まで見えなかった子どもの姿が見えるものだと改めて感じた。また、ボンドを塗る子も色紙を貼る子も楽しそうに、曲がって貼らないように気をつけながら活動に参加した。

終了10分前になり、各グループは貼るのを止めて、お互いのできばえを見学してすべての活動を終了した。最後に「楽しかった人?」と聞くと、ほぼ全員が元気に手を挙げて応えてくれた。もっと貼りたいという子どもたちもいた。短かい活動だったが、とても充実した楽しいものとなった。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト9/17新田児童館「坪沼自然体験ワークショップ」

開催日時:2022年9月17日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館児童19名(1,2,3,5年生)職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名

活動内容詳細:
交通渋滞のため活動開始時刻が20分遅れで始まった。1年生がほぼ半数。バスから降りた1年生の印象は気弱な感じだった。それでも緑の畦道や黄色く色づいた稲穂を見て元気が出たようで、草の生い茂る道を楽しそうに歩き、神社の石段に到着した。途中の畦道では高学年の子どもたちがバッタやカエル、トンボなどを見つけ捕まえて喜んでいた。

茶色い鳥居の前で記念撮影をしてから齋じい目指して石段を上った。登り切ると子どもたちは神楽殿グループと社務所グループに分かれ、探検の準備をして齋じいが待つ神社に集合した。

齋じいは毎回同じ説明をする。坪沼八幡神社のこと、バクの彫り物のこと、鎮守の杜の檜のことなどについてである。

齋じいは檜の赤ちゃん苗と大きな檜を示して子どもたちの母親の年齢になぞらえながら比較説明した。子どもたちは木と人間の比較に疑問を持つことはなく、素直に驚いた。

その後、SOATのサツマイモ畑と大根の生育状況をチラリと観察し、根添状跡地に向かった。サツマイモを見て児童館にもあることを思い出した子どもたちもいた。

昔の根添城はどうなっていたか、齋じいは説明看板のところに子どもたちを集め、大昔の人たちの戦いについて話した。土地の神様を特別に見た子どもたちは空堀を降りる体験をした。

ロープを木に結び、大昔の子どもたちが掘ったという空堀を齋じいの手本通り全員が降りた。

朝、バスから降りたときは小心さが気になった1年生だが、降りるのをためらうこともなく、無事全員降りることができた。

今回は活動開始時刻が遅れたこともあり、近道をして神社に戻り、昼食とした。
昼食後は檜林に行き、前回作りかけの小屋の完成と新たな三角形の大きな木枠作りに挑戦した。

小屋作りでは竹を切り、その枝葉を利用して小屋の隙間を埋めた。三角形のほうは以前切り倒した木を齋じいが指示した部分で切る作業とその木を三角形に組み、5寸釘で固定する作業を行った。

木の切断と釘打ちはすべて子どもたちがのこぎりと金槌で行った。重い木材は子どもたちが協力して抱えながら運んだ。

一方ではシーソーやターザンロープ、綱登りをして遊ぶ子どももいた。綱登りに興味を示す子どもは少ないのだが、今回は裸足になって挑戦する女子がいた。やる気満々。ロープを結んでいる一番上の枝にタッチすることに成功した子どももいた。

腕と足、両方の力をうまく使って登り切った。やってみたいという意欲があれば子どもたちは工夫する、すごい存在だと思った。

帰りのバスでは子どもたちがたくさん手を振ってくれた。その様子から、いかに楽しく満足のいく体験ができたのかがわかった。

令和4年度9/16 福島県富岡町・ハーブガーデンワークショップ「講師育成講座」/ものつくりアートワークショップ「エッグポマンダーつくり」開催

令和4年9月16日(金)10:00-15:00
実施場所:富岡町社会福祉協議会
参加者:住民 6名、富岡町社協職員2名
講師:宍戸妙子/SOAT

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
今回は講師にハーブ専門家の宍戸妙子先生を迎えて、午前・午後の2部開催をしました。午前中は社協職員さんにハーブのお手入れとハーブワークショップの開催方法、ハーブティーの淹れ方を研修しました。とても熱心に受講してくださり、今後の実践で活躍していただきます!

ハーブガーデンワークショップ「講師育成講座」10:00~12:00

「エッグポマンダーつくり」13:30~15:00
午後はものつくりアートワークショップ「エッグポマンダーつくり」を行いました。
「エッグポマンダー」とは、は中世のヨーロッパで流行した「香り玉」のことで、本物の卵の殻のなかにポプリを入れて香りを楽しむものです。布の端切れを使って簡単に作ることが出来、作る楽しみ、自宅で香りを楽しむことの両方を感じられるものつくりです。

限られた時間で完成できるよう講師が下準備をしていきました。参加者はご自身で再現する為に講師にその下準備についても熱心に質問をしていました。

いろとりどりの布を卵の殻に貼った次は、なかに入れるポプリの調合です。宍戸先生からそれぞれのハーブの期待できる効果などもお話をしていただきました。「よく眠れるにはどれがいいかな?」など、みんなで楽しく香りを体験しながら作業を進め、完成した後は香りとデザインの鑑賞会を行いました。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト9/14新田児童館訪問「ひみつの部屋を作ろう!」2回目

9月14日(水)15:00~16:30
場所:西田公園
参加者:新田児童館児童(2年生~5年生) 23名 職員2名
講師・サポート:SOAT 3名

活動内容詳細:
今回は児童館近隣にある公園での実施となった。気温も30度前後と暑かったため、シラカシの木陰を利用しつつテントを張った。秋の風が心地よく吹いていたが、ビニールシートをテント周りに張るには苦労した。ビニールの壁に風抜けの窓を切り向いて準備した。3時に児童館を出発した子どもたちが列になって歩いてきた。

秘密の部屋には児童館側から「水族館」というテーマが設定された。

海の生き物を想像したり、考えたりして描くというものだった。子どもたちは自分の知っている魚やヘンテコな魚、大きな鯨やロボット風の魚など、想像力を目一杯働かせながら楽しそうに描いていった。

子どもたちの中にはテープを貼ったりヒラヒラの飾りを作って魚に装飾したり、リボンを付けたり、自由奔放に線でグルグル円を描いたり、本当に楽しそうだった。

描画の時間が終わると次は段ボールで作った枠に好きな絵を選んで貼る活動を行った。やり方の説明を聞くため、子どもたちはいったんテントの外に集合した。

方法は枠の裏側に貼ってある両面テープを剥がして好きな絵の所にそれを貼り、枠より大きめにハサミで切る、というものだった。

切り終えたら、段ボール枠からはみ出した余分なビニールを切って始末し、紐を付けた。どの子も完成した作品を満足げに見ていた。

活動終了時刻になり、子どもたちはテントのビニールの残骸やゴミ、マジックペンなどを片付けて活動がすべて終了した。

2022・SOAT アートワークショップ「秋色のお豆アート」

開催日時:2022年9月11日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 屋外
参加者:子ども6名
講師:はまちひろ(美術家)
サポート:SOAT佐藤

自然素材を使って秋らしいアートを楽しむワークショップを開催しました。
新型コロナウイルス対策として、参加前の検温、手や道具の消毒、少人数ずつの受け入れ等を行いながら実施しました。

布を敷いた木のトレーに好きな模様の下絵を描き、下絵の線に沿って豆や木の枝などの素材を貼り付けていきます。
豆は小豆や大豆、青大豆、白いんげん豆など様々な種類があり、色や形を上手に使い分けながら絵柄を表現しました。

小さいお子さんもボンド塗りを手伝ってもらいながら楽しんでいました。

完成した作品は自然素材のナチュラルな色合いが生きた、秋のお部屋を彩るのにぴったりなアートになりました。

参加者からは「工作が好きだから楽しかった。」「家でもまたやりたい。」などの感想をいただきました。
また、保護者の方からは「家ではこんなに材料を揃えるのは難しいからありがたい。」「上手に作れていてびっくり。」などの感想がありました。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト9/10榴岡児童館「坪沼自然体験ワークショップ」

開催日時:2022年9月10日(土)10:00~16:00
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童15名(4年生~6年生)、職員2名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名

活動内容詳細:
定刻時刻を10分ほど遅れて活動がスタートした。今回のワークショップは高学年かつ坪沼経験者ばかりだった。齋じいの待つ石段の上まで移動がスムーズに進んだ。

赤い太鼓橋の下にいるオタマジャクシを見たい子は足を止め、そうでない子は石段に向かった。

神楽殿と社務所に分かれた子どもたちはテキパキと探検の身支度を済ませ、齋じいの待つ社殿に集合した。齋じいの坪沼八幡の説明がこれまでとは違って聞こえた。言っていることは同じなのだが言葉尻や説明の仕方を大人バージョンに変えているようだった。

神様への挨拶、バクの話、神社裏の森の探検、根添城跡までの行程、大昔の天皇と坪沼の住民の戦いの話など、すべていつも通り。

子どもたちは空堀の話も覚えていた。空堀下りではロープを木に掛けて結ぶのも簡単だった。子どもたちの成長を感じた。山土はヌルヌルしていたが、用心しながら比較的短時間で全員降りることができた。

昼食後は大根の種まきと檜の森での活動が待っていた。昼食時間を40分に短縮したが、待機場所(駐車場)に遅れる子どもはいなかった。合図があるまで医療用の薄いビニール手袋をはめて待った。畑の準備が整い、子どもたちは畑に移動。

種まきの説明を聞いて4畝、4グループで行った。子どもたちは等間隔で浅く穴を開け、そこに種を置き、そこへ別の係が土をかけ、平らにならした。

播種が終わると森に行って色々好きな活動を行った。
齋じいは最初に檜の葉の付いた枝を集めて秘密基地のような立体物を作り始めた。もちろん子どもたちは楽しそうに、そのお手伝い。

また、木を切りたい子どもはノコギリ、釘を打ちたい子どもは釘打ちを齋じい指導の下で行った。前回倒した檜をノコギリで2つにカットして運んだ子どもたちもいた。木が太いので切るのも大変だったが女子が根気よく最後まで諦めないで切った。

切った丸太2本はみんなで協力して、足場の悪い登り斜面にもかかわらず上まで運ぶことができた。さすがに高学年はパワーと根気が違うと思った。

活動終了20分前にターザンロープを用意した。7、8人の子どもたちがそれを見つけて寄ってきた。これまで低学年生のターザンは見慣れていたが、背が高い子どものターザンは迫力が違った。

「あ~ぁ、あ~」雄叫びをあげて楽しそうに滑り降りる子どももいた。楽しそうに子どもが遊ぶ姿を齋じいも楽しげに見ていた。久しぶりにここで遊べて良かった、楽しかった、と口々に言っていた。

終了時刻を若干オーバーして無事活動は終了した。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト9/7 成田東小学校児童クラブ訪問「布のランプシェードつくり」

9月7日(水)15:00~16:30 ランプシェード作り
場所:成田東小学校児童クラブ児童
参加者:成田東小学校児童クラブ児童 20名(1・2年生) 職員4名
講師: SOAT 3名

活動内容詳細:
まだ児童クラブに学校から戻れない子どもが数名いたものの定刻通りランプシェード作りの訪問ワークショップを始めた。

最前列のテーブルにはたくさんの布やシール状に加工されたいろいろな形の布を準備し、子どもたちのテーブルにはピラミッド形のランプシェードの土台を置いた。子どもたちが全員所定の位置に座ると、さっそく講師から本日行うランプシェードの作り方の説明があった。

その後、部屋の照明を消して、明かりを灯したランプシェードの見本を見た。「きれい」そういう声があちらこちらの女子からあがった。

部屋の照明が付けられると早速ランプシェード作りの活動が始まった。まず子どもたちはプラスチックの土台全体に貼る布を選んだ。次にその布を土台に貼り付け、余分な布をハサミで切った。基本形が完成すると、その上にハートや星形などのシール状になった布を貼ったり、猫や、犬、ひまわりの花びらなど、自分の作りたい形を切り抜いて貼る子どももいた。

土台の裏側に貼れば面白い効果が出ると講師から説明も受けていた。どんな形、どんな模様、どんな色をどこに貼るか、表に貼るか、裏に貼るかなど、子どもたちは頭をひねり、想像力や空想力を総動員してマイ・ランプシェード作りに楽しそうに挑戦した。子どもたちは途中まで作ると隣の暗室に来てライトを付け、出来具合を確認した。

子どもたちは入れ替わり立ち替わり暗室にやってきて「きれい」を連発し、満足しながら続きをやるために戻っていった。土台に貼った布を切らずに残した男子がいたが、その子は魚のシールを貼っていた。はみ出した布はテーブルの上で波打ち、あたかも魚が泳いでいるように見えた。「すごいね。考えていたの?」と聞くと「うん。」1年生恐るべし。なんという想像力だろう。

いつもはやんちゃだという男子が一人暗室に残り自分のランプシェードを見て「きれいだ」と漏れるような声で言ったのも印象的だった。

子どもたちは自分の作品に満足し、うれしそうだった。普段の姿からは想像できない姿を見ることができた、という職員の言葉も忘れられない。

令和4年度9/2 福島県大熊町・アートワークショップ「思い出昭和館/出張美術館」開催

令和4年9月2日(金)13:30-15:00
実施場所:大熊町住民福祉センター貸会議室
参加者:住民 9名
講師:小野寺純一(画家)/SOAT

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
今回は画家の小野寺純一氏の絵画の展示と、同氏によるお話会を開催しました。

入り口に展示された絵画を見て「久しぶりに本物の絵を見た」「家族にも見せたいから写真を撮ってもいいですか?」と、楽しく興味深く絵画鑑賞を楽しみました。

鑑賞後は小野寺純一氏がストリーテラーとなり、昔懐かしい昭和のあれこれをテーマにお話会を開催しました。

懐かしい音楽を聴きながらうなずいたり、「そんなコマーシャルもあったね」「電話は隣の家に借りに行ったよ!」とご自身の経験と重ねて思い出話をされたり、終始和やかな会となりました。ありがとうございました。

以上

令和4年度9/2 福島県大熊町・お手伝いボランティア「ハロウィンのキャンドルライト」開催

令和4年9月2日(金)10:00-12:00
実施場所:大熊町住民福祉センター貸会議室
参加者:住民 8名
講師:藤原久美子(美術・造形作家)/SOAT
協力:株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
「お手伝いボランティア」では住民有志のみなさんとアートワークショップの事前準備を行います。今回は10月開催予定のハロウィンランプのキャンドルライトの下ごしらえをお願いしました。

講師が作業内容を説明した後、2班に分かれ班ごとに役割を決め作業を進めていきました。

自然とそれぞれに向く作業を担当し、お互いの作業を気遣い合いながらスムーズにした下ごしらえを進めることができました。「これくらいなら、また言ってね」と心強い感想も聞かれました。ありがとうございました。

以上

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト9/5 成田小学校児童クラブ訪問「砂場ワークショップ」

9月5日(月)13:30~15:30 
参加者:成田小学校児童クラブ児童13名(1年生) 職員6名
場所:成田3丁目第1公園砂場 
講師:齋正弘、サポート:SOAT3名

活動内容詳細:
 ほぼ定刻通り職員に引率されて公園に集合した。水筒を一カ所に集め終わると、齋じいのところに集合。

齋じいは成田が昔は山で、熊がいた話をして、砂場に熊の落とし穴を作ることにした。深さは1m程度といいながら1年女子の背の高さを指さした。その後、砂場にスコップで大きな円を2つ描いた。

子どもたちが掘る穴の大きさだった。子どもたちは自然に2グループに分かれて移植ごてで砂を掘った。途中からスコップで掘れる子はそうするよう齋じいから指示が出て、スコップで深い穴を掘る子どももいた。

活動時刻終了40分前になると子どもたちは掘ったあとにできた砂山に一斉にバケツで水を流した。水は川となり、池となった。

時々川が流れなくなると齋じいや子どもたちが流れの悪い部分を掘り返した。

池は茶色い泡だらけ。子どもたちは齋じいのそそのかしもあって、ほとんどの子どもが裸足になって池の感触を楽しんだ。

どろどろの泡を指につけて不思議そうな顔をする女子もいた。その後、砂場を元に戻すため、子どもたちは掘った穴に砂山の砂を戻し、活動は無事終了した。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト9/3新田児童館「坪沼自然体験ワークショップ」

開催日時:2022年9月3日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童18名(1,2,4年生)職員4名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名

活動内容詳細:
活動前は小雨、活動中はくもり、という日だった。先週に続き同じ児童館の子どもたちだった。1年生が半数を占めた。2,4年生でも坪沼八幡神社での活動は初めてという子どもたちが多かった。人数確認の後、神社の石段に向かった。途中の畦道で虫やカエルやコオロギがいてもあまり反応を示す子どもはいなかった。

石段前の鳥居のところで記念写真を撮り、子どもたちは一列になって元気に石段を登った。

今回の参加者は途中休むことなく、齋じいが待つ最後の石段まで一気に登り切った。境内脇で全員水分補給をしてから社務所と神楽殿グループに分かれ、探検の準備。その後、齋じいのところに集まった。

齋じいは坪沼八幡神社の歴史とバクの彫り物について説明し、鎮守の杜へと向かった。杜で齋じいは檜の赤ちゃんと大きな檜の樹齢について子どもたちの親の年齢に重ね合わせて説明した。大きな檜を前にして「何年くらい生きていると思う?」「100年!」「50年!」いろいろな答えが反応良く返ってきた。

いつものように齋じいは館跡へ向かった。館跡の看板周囲は夏草が生い茂り、子どもたちは背丈ほどの草をかき分けながら齋じいの立つ場所へ集まった。

齋じいは昔、敵がこの場所に攻めてきたがそれは天皇たちで、最初は天皇が負けたことやこの土地の本当の神様の話などを1年生にもわかるよう丁寧に話した。

大きな栗の木の裏にある、この土地の神様の社(やしろ)を見に行った。次に、子どもたちは空堀降りの体験をした。

ロープが子どもたちの手ではなかなか木に引っかからないのを見かねた職員が手伝い、ロープ掛けは無事完了。空堀はこのところの雨で滑りやすかったが、降りるのを怖がる子どもはいなかった。空堀を抜け、畦道を通り、炭焼きの場所を見ながら午後の活動場所である檜林を確認に向かった。

午後は前回倒した木の枝払いをノコギリを使って行った。ターザンロープでも遊んだが、なぜか男子に人気だった。ロープを握った手を離す子どもがいたが、10回以上も挑戦した。

友達が楽しそうにしているのを見て自分もやってみたいと高いところに上がるのだが「無理」と言って諦める子がいた。その子はそれを6回繰り返した。女子にはシーソーが人気だったが、木材が古くなっていたので、それを取り替える作業を子どもたちと一緒に行った。

新しいシーソーはお尻が痛くないと、好評だった。一本橋渡りを楽しむ子どももいたし、草むらでカエルを捕まえることに集中する子どももいた。みんな自分がやりたい遊びを見つけ、それぞれ創意工夫をしてのびのび楽しんだ。

きっとよい気分転換になったことだろう。子どもたちはもっと遊びたそうだったがあっという間に活動終了時刻になった。

子どもたちは帰り支度を終えると齋じいのところに集まり、挨拶を済ませ、いつものように赤い鳥居のある裏参道から元気にバスまで帰っていった。

館長が「楽しかった人?」と聞くと、全員が手を挙げて「楽しかった。また来たい!」と大きな声で答えた。