7/30 福島県富岡町・ものつくりアートワークショップ「パッチワーク風テーブルセンターつくり」開催

令和3年7月30日(木)10:00~11:30
実施場所:富岡町社会福祉協議会 
参加者:住民15名
富岡町社会福祉協議会職員/2名 
SOAT/2名(藤原、高橋)

布材料協力:株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では作品をつくるプロセスや、そこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

今回の活動について
今年度はじめての開催となりました。感染症対策として15名の定員を設けました。当日は富岡町社会福祉協議会協力の元、検温と体調の聞き取り、マスク着用と換気をして開催しました。

「パッチワーク風テーブルセンター」は、いろとりどりの布で出来た正方形のパーツを15枚貼り合わせてつくります。このパーツは、お手伝いボランティアのみなさんが作ってくださいました。ありがとうございます。

300枚並ぶ布のパーツを前に、ワクワクとした様子が伝わります。いざ、パーツを選んでデザインを考える段では、みなさん真剣そのもの。どなたもお話しにならずに、作業に没頭されています。広いホールがシーンと静まりかえる時があったほどです。

完成した作品はみんなで鑑賞を行いました。「ここは市松模様にしたの?」「色合わせがキレイだねー!」と褒め合う姿や、ご自分が苦労をされた部分などを説明したり、楽しい時間をお過ごしいただきました。ありがとうございました。

7/29 福島県富岡町・ものつくりアートワークショップ「パッチワーク風テーブルセンターつくり」お手伝いボランティア開催

令和3年7月29日(木)13:00~16:00
実施場所:富岡町社会福祉協議会 
参加者:住民8名
富岡町社会福祉協議会職員/2名 
SOAT/2名(藤原、高橋)
材料協賛:株式会社アクタス

趣旨
SOATは富岡町にお住いのみなさんに「お手伝いボランティア」として、町内でのSOATの活動をサポートしていただいています。私たちが毎月一回担当する富岡町社協「ゆうゆう倶楽部」のものづくりワークショップの事前準備などです。この取り組みをきっかけに、地域のために働きかける取り組みも行うようになりました。誰かのためになる活動がみんなの生きがいに繋がることを目指しています。

今回の活動について
7月30日にSOATが担当する富岡町社協「ゆうゆう倶楽部」の事前準備のサポートをお願いしました。約4か月ぶりの活動の再開です。

8名のみなさんが参加してくださいました。皆さんの手さばき、チームワークの良さにブランクは感じられません。久しぶりに会う私たちにもこの4カ月が無かったかのように、笑顔で自然に受け入れてくださいました。

いつものようの黙々と作業を進めながら、マスク越しに小さな声でお話をして楽しみながら活動をされていました。

今年度、お手伝いボランティアのみなさんが起案し、主体となる活動「つるし雛つくり」が始まっていました。SOATのサポート活動後にも、みなさんで打ち合わせやレシピの共有をされていました。この活動の目標は、町に新しくできた子ども向け施設へつるし雛をプレゼントし交流することです。私たちも応援しています!

SOAT×六郷保育園企画 第三回「uwabami」作品展示のご案内

SOAT×六郷保育園企画について
 SOATは、令和3年4月1日開園の六郷保育園とのコラボレーション企画として、作家支援の場を六郷保育園内に設定しました。作家の作品展示を通して六郷保育園のサブコンセプトである「子どものための小さな美術館」を実現しています。

・作家uwabami/ウワバミについて
uwabami ウワバミプロフィール

・展示期間
 8月1日(日)~10月1日(金)

<展示作品紹介>

・保育園からの感想
 色使いがきれいで子どもが喜びそうです。大きい絵は不思議な感じがしますが、水槽の魚の上の壁に掛かっている赤い絵が魚に似ているのもいいですね。描き下ろしの水彩画は大人が見ても感動します。繊細な筆の跡やぼかした跡もはっきり見えてすごいですね。
※8月1日展示期間中園の利用者家族と地域の方を対象としたコロナ禍のため小規模内覧会を開催。(次回8/22日予定)

見学者の声
子ども>「あ、大好きなバスだね~。」
お母さん>「こっちは何だろうね?」
「明るい色ですてき。」「やっぱり生の絵は違いますね。」

8/3 新田児童館訪問/砂場ワークショップ開催

8月3日(火)10:00~11:30 
参加者:新田児童館児童 児童39名、職員3名
講師:齋正弘、サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、佐藤、高橋)

活動内容詳細:
朝から熱中症の警戒情報が出る中、新田小学校の校庭で砂場ワークショップを行った。集まったのは1年生から4年生までだった。コロナ感染対策として30名を基準としていたが若干多い参加数だった。

 熱中症対策として子どもたちでテントを建てるところからスタートした。先輩たちがテントを設置し、1,2年生がその様子を見ているというものだった。テントが完成すると、いつものように砂場に大きな穴を掘り始めた。3,4年生は協力関係ができているのか、砂場の中央に集まりスコップで穴を掘り出した。1,2年生はその外側でシャベルで掘り始めた。小さいが深い穴、浅いが広い穴、思い思いに穴を掘り出した。

「なんかある。石だ!」そう言ってその石を私に見せてくれた。「これは石英の周りに茶色い色がついている。珍しい石かもしれない。」そう話すと、その話を聞きながら穴掘りしていた子どもたちが掘るスピードを上げだした。あちらでもこちらでも「あった。」と夢中になって砂を掘った。先輩が面白そうにスコップで深い穴を掘っているのを見て「大きいの使いたい。」と何度も言う子どももいた。その気持ちはわかったがそれを許すと大変なことになり大変なことになると予想がついたので3,4年生だけというルールを話すとあっさりと理解してくれた。

 暑さにめげずたくさん掘ったので、掘り出された砂が大きな山となった。齋じいが頂上から水を流すというと、子どもたちは水の流れる水路を山に作り出した。流れた水を溜める池も作った。砂場のあちらこちらに水を流すための山や池が次々できた。水を流すトンネルを掘った子どももいた。

山や池の穴が完成すると子どもたちはバケツやじょうろを手に校舎脇の水場まで走り出した。「大盛り、普通盛り、少し」バケツに入れる水の量を自分で決めさせ、ホースで水を入れてやった。「大盛りでお願いします。」「重いよ。大丈夫?」「大丈夫。頑張れる。」そう言って急ぎ足で砂場に戻った。「少し」を選択した子は一人だけ。しかも1度だけだった。「大盛りよりいっぱいください。」「じゃあ、特盛りだな。」ホースの水がバケツの中でぐるぐる回った。「トルネード!」と言って子どもは喜んだ。

 今回の砂場ワークショップでは掘る行為を楽しむだけではなく、山に水路を作ったり、トンネルを掘ったり、池を作ったりと造形的な遊びも楽しむことができた。変幻自在の砂という物質の特長を生かした活動ができたのはよかった。

最後は、いつものように片付けて終了した。

「森の黒板をつくろう!」

開催日時:2021年 7月25日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 屋外
参加者:18名
講師:はまちひろ(造形作家)、サポート:SOAT佐藤

今回は、夏の森をイメージした自然素材で黒板つくりを開催しました。

黒板の上に木片や木の実などを自由に並べ、ボンドで貼り付けて作ります。木片をクマや地球、ナスなどに見立て仕上げていく豊かな想像力を発揮し、楽しみながら作りました。

黒板が出来上がると、チョークでさっそくお絵描きをしたり、出来上がった作品を家に嬉しそうに見せるたりと、夏休みに入ったばかりの子どもたちの楽しいひとときとなったようでした。

※新型コロナウイルス対策として、参加前の検温、手や道具の消毒、少人数ずつの受け入れ、マスクの着用等を行いました

7/28 榴岡児童館訪問/モザイクアートワークショップ開催

7月28日(水)13:30~15:00 
参加者:榴岡児童館児童 児童57名、職員3名
指導:渡邊廣一、サポート:SOAT 2名(藤原、佐藤)

活動内容詳細:
 昨年に続き2年目のモザイクアートワークショップを行った。
台風の宮城県上陸に伴う雨も朝方には止み、時折日が差す中で行った。館庭には名残の水たまりができていたが、子どもたち数人が水たまりの処理をしてくれた。

去年は新型コロナウイルス対策として30名以下に限定し、運動不足とストレスの解消をねらい、とにかく体を動かすことをワークショップのねらいに取り入れた。今年はコロナ禍での生活が2年目となり、子どもたちは普段とほぼ変わらない生活を送れるようになっていたため、今回のモザイクアートワークショップは間違わないように貼ることを主眼として行った。

 夏休み中ということで児童館には朝から大勢の子どもがいた。児童館側は多くの子どもにワークショップを体験させたいという思いがあったので、活動を前半、後半の2回に分けて実施した。

庭に集まった30名程度を4班に分け、2名ずつモザイク紙片をネットに貼るという活動を行った。それぞれ各班が貼る予定の図(カード)をじゃんけんで選ばせ、スタートした。全体図とカードを見比べネットのどの位置に貼るのか、子どもたちは慎重に見比べながら貼っていった。カードには図の上下を間違わないように「↑うえ」と書いてあったが、絵につられて見落としたのか貼る場所を間違える子どももいた。今回は「しっかり見て、間違えないように貼る」ということだったので、間違える子どもが出るのは想定内だった。

 1度に2名が出て糊付けと紙貼りをそれぞれ担当したが、友達が困っているときはサポーターが「口で教える」ことを許可した。するとそれぞれの班からサポーターが自然に出て、指さして教えたりする姿を見ることができた。活動の前半が終わったところで高学年の子どもが大きな間違いを指摘してくれた。全体図を見ながら「ここが変だと思うんだけど。」大人も気づかないような貼り間違いを見つけてくれた。

 後半の活動も基本的には同じ内容で進めた。各班の人数にバラツキがあったので1回やった人ももう一度やってよいことにした。すると3年生の女子が「好きな人がやるより、一番最初の人たちがやる方がいいと思う。」と言ってきた。学校では人数が足りないときそうしているので子どもたちはそのほうが慣れているとのことだった。いつの間にか私がサポートされたようだった。順番を待つ子も、すでに貼り方を終わった子も友達が貼るのを応援していた。勝手に土いじりしたり、関係ない話で盛り上がる子どもがいなかった。子どもたちの集中力とワークショップへの興味の高さに感心した。

 モザイク紙片の貼り方が最終の順番を終え、終了となったが「もっとやりたい」という子どもが多かったのでやりたい子どもたちに続けてやらせた。楽しい、きれい、などと言いながら友達と一緒にやったり、一人で黙々とやる子どもがいた。

 今年はしっかり見る、ということを中心に活動内容を組み立てたが、しっかり見るということが意外に難しいこともわかった。また、ネットの貼る場所を工夫してやらないと子どもの中にはぶつかり合わないよう遠慮して貼れない子どもたちがいることもわかった。

7/19 福島県富岡町「第二回ハーブガーデンつくり」開催

令和3年7月19日(月)10:00~11:30
実施場所:富岡町社会福祉協議会 
参加者:住民5名
富岡町社会福祉協議会職員/2名 SOAT/2名(藤原、高橋)

木サンプル端材協力:株式会社アクタス

趣旨
富岡町社会福祉協議会(福祉センター)にハーブガーデンを作ります。町民のみなさんと富岡町社協が中心となって土つくり、苗植え、お手入れを協力して行います。ハーブガーデンのお手入れで感じる「生きがい」、ワークショップに参加することで生まれる「人と人との交流」、植物から得られる「心のケア」が期待できます

開催内容
ハーブのお手入れ講座とお手入れ(草取り、剪定)
苗の定植を確認し、それぞれのハーブに毎に必要な水やりやお手入れの仕方を学び、実践しました
水やりは平日が主に社協職員、休日は町民のみなさんが欠かさずお手入れを実施しています。そのおかげで苗は順調に育っています。

お手入れ講座ではハーブの使い方についてもお話をし、剪定したハーブをみなさんにお持ち帰りいただきました。サラダやハーブティーに、ドライフラワーにとお話が弾みました。汗をかいた取り組みの「成果」がご自宅で楽しめることに充実感を感じていただけた様子でした。

ハーブガーデンの看板つくり
90㎝×110㎝の看板土台に、木片を使いモザイクアートの手法を用いて作成しました。看板に描かれたハーブガーデンのキャラクターの名前はみんなの総意で「ふうーちゃん」に決まりました。富岡町の「富(ふ)」、フラワーの「フ」、福祉センターの「ふ」の頭文字をとりました。

ハーブ苗のネームプレートつくり
ステンシルと言う技法を使って製作しました。ひとつ、ひとつ、ハーブの名前を確認しながら「このバーブは何色の絵具にしようか?」と植物への愛情を込めながら制作されていました。

7/20 成田東小学校児童クラブ訪問 / 砂場ワークショップ開催

7月20日(火)15:00~16:00 
参加者:成田東児童クラブ児童 28名、職員2名
講師:齋正弘、サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、佐藤、高橋)

活動内容詳細:
 気温が30度越えの真夏の午後3時からの砂場ワークショップということで、活動予定時間を短縮し、1年生30分、2年生30分に分けて実施した。児童クラブが砂場に簡易テントを用意していたのでテント張りからワークショップがスタートした。1年生はテントを張る経験などないので大喜びだった。

 テント張りが終わると齋じいが熊の落とし穴の話を始めた。なんとなくいつもと違う。砂場の魅力に負けたのか、齋じいの話が終わる前に砂掘りを始める子どもたちがいた。齋じいはここに落とし穴を掘ることを伝え、スコップの先で大きな円を描いた。話を聞いていた子どもたちはその場に群がりシャベルで掘り出した。そうでない子どもたちは山を作り始めたり砂場の隅で穴を掘ったりした。自分でやりたいことがあったのだろう。

子どもたちの様子をよく見ると友達と一緒に、というよりは自分がやりたいことをそれぞれがやる印象だった。もしかしたらコロナ禍の生活で人と人のつながりが薄くなってしまった世の中の影響を受けているのかもしれない。一人一人を見ると実に熱心に砂掘りを楽しんでいた。活動時間が30分だったため、齋じいは残り10分前には水を流す活動に移った。

じょうろやバケツを手にした子どもたちは校舎脇の水場に走って行った。できるだけ多くの水を運ぼうとバケツになみなみと水を入れ、頑張って運ぶ姿が印象的だった。何度水を入れても掘った穴に水がたまらない。いつの間にか子どもたちは水をためたいという思いが一つになった。すると「水もっと持ってきて!」「わかった。」子どもたちに連携する姿が出てきた。こういう遊びは子どもにとって大切だと改めて感じた。

 砂場の穴を元通りにしたところで2年生が登場した。「1メートルの穴を掘る」と齋じいは言うと1メートルはどのくらいの深さかを子どもの身長をもとに確認した。自分の身長を知らない子どもが多い。齋じいは子どもの肩の辺りを指さして掘る深さを伝えた。「ここまで掘るのにはたくさん掘らなければいけないので、大きなスコップで掘ろう。」

 齋じいが示した場所に子どもたちが集まり、一斉にスコップで穴を掘り出した。活動時間が30分だったのである程度の穴が掘れたところでバケツ、じょうろの登場となった。1年生同様、一斉に水場に走って行った。一度に2つのじょうろを持って来る子どももいた。すごいね、と言うと次は3個持ってきた。頑張って運びたかったのだろうが、さすがにそれは無理だった。1年生と違うところはバケツ一杯の水を運んだ後で運び方を自己修正できる子どもたちがいたことだ。「もっと水入れなくていいの?」「重いし、途中でこぼすから。」冷静な2年生に驚いた。

それぞれ30分と活動時間は短かったが、熱中症になる子どももいなく、楽しく元気に最後まで活動できた。

7/17 成田東小学校児童クラブ / 坪沼自然体験ワークショップ開催

開催日時:2021年7月17日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:成田東小学校児童クラブ 児童20名(1~5年生)、職員4名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、高橋、森)

活動内容詳細:
10時前には30度を超えた。成田東小児童クラブはまだ砂場ワークショップを行っていないので、今回が初めてのワークショップ参加である。

バスから元気に降りてきた子どもたちが「成田よりもこっちは暑いね。」と言った。違うところへ来たという、子どもなりの旅行感が口をついて出たのだろう。水分補給と体調管理に十分配慮して活動を行った。

バスから元気に飛び出した子どもたちは早速、神社の石段を目指し畦道を元気に歩き出した。アスファルトの道と違って照り返しの暑さがないのでその分楽だった。途中でギブアップする子どもが出るかと思ったが元気に100段を上りきった。

荷物を社務所に置くと齋じいの周りに集まった。いつものように神様の話を始めたが、齋じいの話は集中しないと理解できないので、落ち着きのない子どもたちには難しい話だった。ちょろちょろと動き回る子どももいたが、齋じいはそういう子どももいるだろう、と気にも留めず話を続けた。これが学校教育と違うところかもしれない。学校なら「○○くん、先生の話を聞きなさい。」と注意される。SOATのアートワークショップはそこが違う。気づくよう促しはしても注意はしない。

齋じいは一通り説明を終えると裏の林に入っていった。林の探検が終わると、そこから坪沼農園へ向かい、サツマイモや枝豆の生長を確認し、さらに根添城跡地に向かった。

館跡の説明を齋じいが始めたが、しっかり話を聞いたのは高学年が中心だった。やはり学年が進むと人の話を聞くようになるものだと感じた。館跡の空堀の説明まで終わるといよいよ空堀下りだ。

「この木にロープを結んで」とロープを渡すと木登り上手の高学年男子が桑の木に登りはじめた。これまでのワークショップでこの木に登った子どもはいない。その雄姿を見たからかどうかはわからないが、1年生も皆勇気を持って空堀を下りに挑戦した。鎮守の杜に行く途中で昔のお墓を見て、ちょっとした崖を藪漕ぎし、田畑の畦を歩いて目的地に到着した。

鎮守の杜ではアスレチックで遊び、昼食は外で3密を避けながら食べた。境内の昼食場所は日陰で風もあり涼しささえ感じた。

午後からは釘打ちや檜をのこぎりで切る活動をしたり、木登り、ターザンロープやシーソーで遊んだりと普段できない、いろいろな遊びを楽しんだ。子どもたちは自然の中で体を十分動かし、一緒に木を切ったり、アイデアを出し合ったり、たくさんの楽しい体験をすることができたようだ。

7/14 新田児童館訪問/砂場ワークショップ開催

7月14日(水)15:00~16:30 
参加者:新田児童館児童児童27名、職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、佐藤、高橋)

活動内容詳細:
 児童館近くにある西田公園での実施は今回が3度目だった。これまでは雨模様ということもありワークショップの子どもたちしかしなかったが、今回は野球の練習に訪れた小学生や水遊びなどに来た小学生で公園がとても賑やかだった。砂場ワークショップの活動に子どもたちが集中できるか、少々心配しながらの開始となったが、始まってみれば何の心配もなかった。

 齋じいが子どもたちを砂場に集めると1年生に身長を尋ね、熊の落とし穴を作るから1mくらい掘らないといけない、そのためには君のこの辺まで深く掘らないといけない、と言いながらそのこの肩の辺りを指さした。「え~!そんなに掘るの?」3年生や4年生は低学年より想像力が発達しているので驚いていた。最初はシャベルで掘り出したが、齋じいが大きいスコップで掘ってもよいと言うと10人ほど走ってスコップを取りに集まった。

今回の子どもたちは集中力とパワーがすごかった。あっという間に60cmほどの深さに達した。すると砂底から水が出てきた。石も出てきた。「水道管壊したんじゃね。」「水道ここにないよ。」などと言いながら更に深く掘り進めた。反対側の場所でもシャベルを持った1年生が掘るのに熱中していた。すると赤いものを掘り当てた。

「なんだこれ?」その一声に周りで掘っていた1年生が集まりだした。「もっとこっちも掘ったら?」周りからいろいろ指示を受けて掘ると、赤いビニール袋に包まれた何かが出てきた。「え~。なに?」男子が恐る恐る赤い袋を開けた。タイムカプセルの丸い缶が現れた。食品の入っていた缶だったらしく、賞味期限が2012年と書いてあった。前回までのワークショップでもいろいろなものが出てきたが、毎回違う何かが出る砂場だった。
 
掘った砂で大きな山ができた。その山に乾いた砂を振りかける子どもがいた。理由を聞くと、そうすることで砂が硬く頑丈になるらしい。泥団子作りの応用らしかった。感心していると今度はその山の裾の部分に少し穴を開け始めた。「トンネル作るの?」と聞くと「ワナを作る。こうして熊の足がここに来ると引っかかって、倒れてこっちの穴に落ちるようにしている。」なんと科学的なことを考えるのだろうと、また驚いた。

 齋じいがそろそろ水を流すか、と言うと子どもたちは待ってましたと言わんばかりにバケツを手に一斉に延長ホースのある場所へ駆け出した。すでに多くの子どもたちが裸足になっていた。水を流すのが好きな子ども、足を入れて水の感触を楽しむ子、それぞれが好きなことをやって時間いっぱい楽しんだ。砂遊びの後は徒野足をきれいに洗い着替えて児童館に戻った。久しぶりの日差しが足洗いの順番を待つ子どもたちを照らしていた。

7/10 新田児童館訪問/砂場ワークショップ開催

7月10日(土) 
参加者:新田児童館 自由来館児童 保護者・乳幼児4名、児童14名、職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、佐藤、高橋)

活動内容詳細:
10:00~12:00
午前中は乳幼児を対象として砂遊びを実施した。

乳児は1名の参加だったが、足に前日の雨で濡れた砂を母親につけられ驚いた様子だった。
ザラザラした感触は初めてだっただろう。小さな足を丸めて母親の方に身をよじっていた。

それが幼児になると小さなスコップを手にバケツに砂を入れたり、砂場の砂を掘ったりするようになる。それだけではなく、じょうろに水をくんで流したりもできる。わずか1年か2年の間の発達はすさまじい。

大きなバケツに入れた水も流せるし、流れた水がどうなるかも確かめようとする。水が流れたのを確認すると納得してまたバケツに水をくみに行く。また流す。水が流れたか、確認する。満足げにまた水をくみに行く。

顔の表情から本気で楽しんでいることがわかった。
 
13:00~15:30
午後からは小学生が来た。中学年以上の子どもたちだった。
齋じいはスコップを渡し、熊が落ちるサイズの穴掘りを命じた。

子どもたちは一斉に穴を掘り出した。ものの数分で砂場の底部分が現れた。「砂を砂場の外に出してもいいぞ。」その声がけに更に掘り方はパワーアップ。砂は濡れていたので掘り出した砂がほぼそのままで山になった。齋じいがシャベルで横に穴を開けトンネルを掘った。それを見てトンネルを掘る子どももいた。

そろそろ水を使わせるか、齋じいがそう言って「ここを平らにして水を流すぞ。」と子どもたちに言った。

大きな穴の空いた砂場。外には掘った大きな砂山。頂上部分を平らにしてそこからバケツで水を流した。十分湿っていた砂山は簡単には壊れなかった。何度も何度も水を流して喜んだ。砂山から流れた水は砂場にだんだん溜まっていった。すると子どもたちは靴下を脱いで入り始めた。

「たのしー。」「ぬるい。」「プールだ!」思い思いの感想が出た。泥水の中に手を突っ込んだり、近くの砂で泥団子をつくったり。それを職員めがけて投げて遊んだり。ここまで来ると子どもたちの遊びは止まらない。ついに泥プールにしゃがみ込む子どもが現れた。毎年、なぜか新田児童館で行う砂場ではこうなる。

見るからにストレス発散を全身で行っている。コロナ禍でストレス過多になっているのは大人ばかりではないだろう。そういう意味では今日の砂場は子どもたちにとっていろいろ体験できた、よい機会となったのではないか。

6/27・28 福島県富岡町「第一回ハーブガーデンつくり」開催

ハーブガーデン作り&お手入れ/「第一回ハーブガーデンつくり」事前準備
令和3年6月27日(日)16:00~17:00
実施場所:富岡町社会福祉協議会 
参加者:富岡町社会福祉協議会職員/2名 SOAT/2名(藤原、高橋)

令和3年度にじいろぱれっと・心の復興支援事業「ハーブガーデンづくり&お手入れ」事業実施に当たり、
 区画された庭園において、土づくりから始め、様々なハーブの苗植え、その後の間引き、雑草取り、種子の収穫等の作業を、帰還者と移住・定住者などが一緒になって継続して行うことにより、心のケア、生きがい・居場所づくり、人々の交流の創出を図るための事前準備作業を富岡町社会福祉協議会と共同で行った。

内容:事前準備
苗の手入れ・苗分け

花壇のゾーニング、杭打ち

ハーブガーデン作り&お手入れ/「第一回ハーブガーデンつくり」開催
6月28日(月)9:00~12:00
実施場所:富岡町社会福祉協議会 
参加者:住民/4名:富岡町社会福祉協議会職員/4名 SOAT/2名(藤原、高橋)
講師:宍戸多恵子(ハーブ&クラフト代表)

前日までの「大雨の予報」から一転、晴天の元で第一回目のハーブガーデンつくりを開催することが出来ました。

ハーブ専門家の宍戸多恵子先生にご指導をいただきながら、まずはハーブの苗を15種類、60株をみんなで植えました。

ハーブの苗植えのあとは、植えたハーブの香りをかいだり、それぞれの特徴やこれからのお手入れ方法について宍戸先生に教えていただきました。

水やりは参加者と富岡社協職員が役割分担をして行うことになりました。よろしくお願いいたします。

<アンケート結果>
・参考にしてハーブを作っていきたいと思います。
・料理教室を楽しみにしています
・(資料が)ハーブの写真入りでわかりやすくハーブの香りもわかりました。
・楽しかったです