9/8 榴岡児童館訪問/「舟であそぼう」ワークショップ開催

9月8日(水)14:30~16:30
参加者:榴岡児童館児童 児童12名、職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、佐藤、高橋)

活動内容詳細:
ワークショップ開始前から雨降り。外で笹舟を作って遊ぶ予定だったが急遽室内で雨具作りを行った。

コロナ禍にあるので参加者数を絞り、児童館で一番広い場所でポンチョのような雨具を作った。

マジックペンで簡単な模様をつけたり、スズランテープを貼ったりして、シンプルだがオリジナリティの感じられる雨具ができあがった。

雨具を着た子どもたちは雨の中、職員が用意した笹の葉で笹舟の作り方を学び見よう見まねで笹舟を作った。舟は館庭の水たまりを利用した。まっすぐ浮かぶ舟もあれば傾いて浮かぶ舟もあった。

水たまりには川のような水の流れがない。時折吹く風に舟が流れた。齋じいがうちわを持ってきてパタパタと小舟に風を当てた。すーと笹舟が動いた。それを見た子どもたちも手に手にうちわを持って舟に風を送った。うちわのない子は「ふーっ。」と息を吹きかけた。それでも舟は動いた。

頭の上に張られたサンシェードから大きな水滴が落ちる。水たまりに浮いた小舟はまるで水滴爆弾を落とされたように揺れる。直撃を受けた舟は沈んだ。ばらけて元の笹の葉に戻るものも出てきた。

すると子どもたちはまた笹舟作りに挑戦した。齋じいが水たまりの端に棒を立てた。「ここがゴールだぞ。」子どもたちは水滴爆弾をよけながらゴールを目指してうちわを扇いだ。作っては壊れ、壊れては作りを繰り返しながら舟の遊びは終了時間となった。

ワークショップに参加した子どもたちはどの子も遊びに没頭する時間が持てたようだ。ゴールまでたどり着くことができた子どもたちの満足げな顔が印象深かった。

8/19 成田東小学校児童クラブ訪問 / 砂場ワークショップ開催

8月19日(木)10:00~11:30 砂場ワークショップ実施
参加者:成田東児童クラブ児童 24名、職員4名
講師:齋正弘、サポート:SOAT3名(藤原、渡邊、佐藤)
活動内容詳細:
梅雨時のような曇り空と低温が1週間以上続いた後の砂場ワークショップだった。当日は校庭の気温が33度の晴天。暑い、の一言だった。その状況を察し、児童クラブの室長さんがテントを2張り用意していた。

子どもたちの体調を気にしながらもワークショップ開始時刻となった。齋じいを先頭に子どもたちが一斉に建物から飛び出してきた。元気だ。砂遊びをはじめる前に子どもたちでテントを立てて砂場まで運んだ。テントの足をそれぞれが持ち4人一組で息を合わせて移動させた。中・高学年ともなると相手の速度に合わせて動くことができる。手招きされた場所に無事設置し、齋じいから本日の活動について穴掘りの指示がでた。

今回参加した子どもたちは3年生以上ということもあり、きちんと話を聞くことができた。「池みたいに広く掘ったらどうなるかな。」そんな一言をつぶやくとそれぞれで掘っていた穴を横に広げ、連結し大きな穴にした。掘ったときに出た砂を見ながらまた一言つぶやいてみた。「この砂はどうするのかな。山っぽいけど。」また反応する。女子が裸足になり出した。「気持ちいい。海みたい。」その一言で男子も裸足になり出した。本気モードで遊びだした。

しばらくすると先ほどの場所に大きな山ができていた。過去に砂場ワークショップに参加したことがある子どもたちがそれを見て「後で水流すから」といいながら山肌に筋をつけ、川を作った。その様子を見ていた子どもたちも山に川を作り、川の行き着く先に穴を掘りだした。池にするのだろう。トンネルの中を水が通ったら面白そうだということで山にトンネルを掘り出す子どもも現れた。砂と水という、たった2つの要素から子どもたちは想像力という力を使い、自分の思い描く世界を実現した。

活動の前半が終了したところで水分補給タイムを取った。活動の手を止めると子どもたちは暑い、暑いと言い出した。暑さを忘れて砂遊びに集中していたことがわかった。水分補給後はいよいよ水を流す活動だった。子どもたちはバケツやじょうろを手にし、校舎脇の水場まで走って行った。バケツを2つ持つ子もいた。ホースで水を出してやると「たくさんください。」「いいって言ったら止めてください。」バケツ2つに目一杯水をくみ、ふらふら歩き出す女子もいた。

いつの間にかスカートやズボンが濡れ、「足を洗いたい。ズボン濡らして。気持ちいい。」「頭にかけてください。」「雨がいい。」ホースの水を空に向けると大喜び。「涼しい。あっ、虹だ。きれい。」砂場に作った川には水が流れ、その先の池に水が溜まった。もっと大きな池にしたい子どもたちは穴にどんどん水を入れ、池を作った。

やがて活動終了となり、でこぼこした砂場は元の状態に戻され無事終了となった。

真夏の日差しの中、子どもたちの生き生きとした笑顔が太陽以上に輝いていた。

8/12坪沼自然体験ワークショップ/枝豆の収穫(職員)

8月12日(木)11:00~12:00 坪沼農園にて枝豆収穫
参加者:成田小学校児童クラブ職員3名
サポート:SOAT2名(藤原、渡邊)

活動内容詳細:
 児童館協働プロジェクトでお借りしている坪沼農園の管理をお願いしている農家さんから突然の連絡があった。枝豆がこのまま収穫しないと大豆になってしまう、ということだった。そうなると豆が堅くなり、枝豆としては適さないらしい。これは一大事。さっそく収穫作業を予定していた成田小学校児童クラブへ一報。

 当日は農家さんご夫婦と一緒に枝豆収穫となった。枝豆は昨年とは大違いで、一枝一枝にびっしりと豆がついていた。どの豆も豆が大きく、見ただけで食べ応え十分と感じた。農家さんに教えられたのだが、根には根粒細菌という丸いものがたくさんついていた。これが着いている豆は甘くておいしいらしい。そんな話を聞くと更にやる気が湧いてきた。枝豆収穫は30分程度で終了した。

根粒細菌を子どもたちに見せたかったなぁ、と今でも思う。そして根粒細菌のすごさを伝えたかった。どれくらいすごいかというと、空気の中から窒素という目に見えない成分を取りだしてそれをアンモニアという物質に変える。アンモニアは植物の栄養である。これを人間が作ろうとすると1000気圧、500度にしないと作れない。それをこの小さな丸い玉の中で作っているんだぞ、と話したかった。

「アートボックス~海の箱をつくろう~」

開催日時:2021年 8月8日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 屋外
参加者:11名
指導:SOAT佐藤・サポート1名

事前にコロナ感染予防対策をして、木の箱に夏の海をイメージにしたアートボックス作りを行いました。(準備素材:種類の貝殻や、キラキラした石、造花(草)、スパンコールなど)

参加者は「この貝きれい~」「これも使っていいの?!」とワクワクした様子で好みのものを選び、箱の中や背景のシートにボンドで貼り付けていきます。

お子さんにつられて参加したお母さんは最初「あまりセンスないから、どうしよう。」と悩む様子も見られましたが、手を進めるうちに「だんだん楽しくなってきた!」とそれぞれ自由な感性でオリジナルの海を表現しました。

参加者からの感想
「意外と大人もはまる。楽しかったです。」「家ではなかなかできないので、来られてよかった。」「玄関に飾ろうかな。」「完璧にできた!」など。

7/30 福島県富岡町・ものつくりアートワークショップ「パッチワーク風テーブルセンターつくり」開催

令和3年7月30日(木)10:00~11:30
実施場所:富岡町社会福祉協議会 
参加者:住民15名
富岡町社会福祉協議会職員/2名 
SOAT/2名(藤原、高橋)

布材料協力:株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では作品をつくるプロセスや、そこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

今回の活動について
今年度はじめての開催となりました。感染症対策として15名の定員を設けました。当日は富岡町社会福祉協議会協力の元、検温と体調の聞き取り、マスク着用と換気をして開催しました。

「パッチワーク風テーブルセンター」は、いろとりどりの布で出来た正方形のパーツを15枚貼り合わせてつくります。このパーツは、お手伝いボランティアのみなさんが作ってくださいました。ありがとうございます。

300枚並ぶ布のパーツを前に、ワクワクとした様子が伝わります。いざ、パーツを選んでデザインを考える段では、みなさん真剣そのもの。どなたもお話しにならずに、作業に没頭されています。広いホールがシーンと静まりかえる時があったほどです。

完成した作品はみんなで鑑賞を行いました。「ここは市松模様にしたの?」「色合わせがキレイだねー!」と褒め合う姿や、ご自分が苦労をされた部分などを説明したり、楽しい時間をお過ごしいただきました。ありがとうございました。

7/29 福島県富岡町・ものつくりアートワークショップ「パッチワーク風テーブルセンターつくり」お手伝いボランティア開催

令和3年7月29日(木)13:00~16:00
実施場所:富岡町社会福祉協議会 
参加者:住民8名
富岡町社会福祉協議会職員/2名 
SOAT/2名(藤原、高橋)
材料協賛:株式会社アクタス

趣旨
SOATは富岡町にお住いのみなさんに「お手伝いボランティア」として、町内でのSOATの活動をサポートしていただいています。私たちが毎月一回担当する富岡町社協「ゆうゆう倶楽部」のものづくりワークショップの事前準備などです。この取り組みをきっかけに、地域のために働きかける取り組みも行うようになりました。誰かのためになる活動がみんなの生きがいに繋がることを目指しています。

今回の活動について
7月30日にSOATが担当する富岡町社協「ゆうゆう倶楽部」の事前準備のサポートをお願いしました。約4か月ぶりの活動の再開です。

8名のみなさんが参加してくださいました。皆さんの手さばき、チームワークの良さにブランクは感じられません。久しぶりに会う私たちにもこの4カ月が無かったかのように、笑顔で自然に受け入れてくださいました。

いつものようの黙々と作業を進めながら、マスク越しに小さな声でお話をして楽しみながら活動をされていました。

今年度、お手伝いボランティアのみなさんが起案し、主体となる活動「つるし雛つくり」が始まっていました。SOATのサポート活動後にも、みなさんで打ち合わせやレシピの共有をされていました。この活動の目標は、町に新しくできた子ども向け施設へつるし雛をプレゼントし交流することです。私たちも応援しています!

SOAT×六郷保育園企画 第三回「uwabami」作品展示のご案内

SOAT×六郷保育園企画について
 SOATは、令和3年4月1日開園の六郷保育園とのコラボレーション企画として、作家支援の場を六郷保育園内に設定しました。作家の作品展示を通して六郷保育園のサブコンセプトである「子どものための小さな美術館」を実現しています。

・作家uwabami/ウワバミについて
uwabami ウワバミプロフィール

・展示期間
 8月1日(日)~10月1日(金)

<展示作品紹介>

・保育園からの感想
 色使いがきれいで子どもが喜びそうです。大きい絵は不思議な感じがしますが、水槽の魚の上の壁に掛かっている赤い絵が魚に似ているのもいいですね。描き下ろしの水彩画は大人が見ても感動します。繊細な筆の跡やぼかした跡もはっきり見えてすごいですね。
※8月1日展示期間中園の利用者家族と地域の方を対象としたコロナ禍のため小規模内覧会を開催。(次回8/22日予定)

見学者の声
子ども>「あ、大好きなバスだね~。」
お母さん>「こっちは何だろうね?」
「明るい色ですてき。」「やっぱり生の絵は違いますね。」

8/3 新田児童館訪問/砂場ワークショップ開催

8月3日(火)10:00~11:30 
参加者:新田児童館児童 児童39名、職員3名
講師:齋正弘、サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、佐藤、高橋)

活動内容詳細:
朝から熱中症の警戒情報が出る中、新田小学校の校庭で砂場ワークショップを行った。集まったのは1年生から4年生までだった。コロナ感染対策として30名を基準としていたが若干多い参加数だった。

 熱中症対策として子どもたちでテントを建てるところからスタートした。先輩たちがテントを設置し、1,2年生がその様子を見ているというものだった。テントが完成すると、いつものように砂場に大きな穴を掘り始めた。3,4年生は協力関係ができているのか、砂場の中央に集まりスコップで穴を掘り出した。1,2年生はその外側でシャベルで掘り始めた。小さいが深い穴、浅いが広い穴、思い思いに穴を掘り出した。

「なんかある。石だ!」そう言ってその石を私に見せてくれた。「これは石英の周りに茶色い色がついている。珍しい石かもしれない。」そう話すと、その話を聞きながら穴掘りしていた子どもたちが掘るスピードを上げだした。あちらでもこちらでも「あった。」と夢中になって砂を掘った。先輩が面白そうにスコップで深い穴を掘っているのを見て「大きいの使いたい。」と何度も言う子どももいた。その気持ちはわかったがそれを許すと大変なことになり大変なことになると予想がついたので3,4年生だけというルールを話すとあっさりと理解してくれた。

 暑さにめげずたくさん掘ったので、掘り出された砂が大きな山となった。齋じいが頂上から水を流すというと、子どもたちは水の流れる水路を山に作り出した。流れた水を溜める池も作った。砂場のあちらこちらに水を流すための山や池が次々できた。水を流すトンネルを掘った子どももいた。

山や池の穴が完成すると子どもたちはバケツやじょうろを手に校舎脇の水場まで走り出した。「大盛り、普通盛り、少し」バケツに入れる水の量を自分で決めさせ、ホースで水を入れてやった。「大盛りでお願いします。」「重いよ。大丈夫?」「大丈夫。頑張れる。」そう言って急ぎ足で砂場に戻った。「少し」を選択した子は一人だけ。しかも1度だけだった。「大盛りよりいっぱいください。」「じゃあ、特盛りだな。」ホースの水がバケツの中でぐるぐる回った。「トルネード!」と言って子どもは喜んだ。

 今回の砂場ワークショップでは掘る行為を楽しむだけではなく、山に水路を作ったり、トンネルを掘ったり、池を作ったりと造形的な遊びも楽しむことができた。変幻自在の砂という物質の特長を生かした活動ができたのはよかった。

最後は、いつものように片付けて終了した。

「森の黒板をつくろう!」

開催日時:2021年 7月25日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 屋外
参加者:18名
講師:はまちひろ(造形作家)、サポート:SOAT佐藤

今回は、夏の森をイメージした自然素材で黒板つくりを開催しました。

黒板の上に木片や木の実などを自由に並べ、ボンドで貼り付けて作ります。木片をクマや地球、ナスなどに見立て仕上げていく豊かな想像力を発揮し、楽しみながら作りました。

黒板が出来上がると、チョークでさっそくお絵描きをしたり、出来上がった作品を家に嬉しそうに見せるたりと、夏休みに入ったばかりの子どもたちの楽しいひとときとなったようでした。

※新型コロナウイルス対策として、参加前の検温、手や道具の消毒、少人数ずつの受け入れ、マスクの着用等を行いました

7/28 榴岡児童館訪問/モザイクアートワークショップ開催

7月28日(水)13:30~15:00 
参加者:榴岡児童館児童 児童57名、職員3名
指導:渡邊廣一、サポート:SOAT 2名(藤原、佐藤)

活動内容詳細:
 昨年に続き2年目のモザイクアートワークショップを行った。
台風の宮城県上陸に伴う雨も朝方には止み、時折日が差す中で行った。館庭には名残の水たまりができていたが、子どもたち数人が水たまりの処理をしてくれた。

去年は新型コロナウイルス対策として30名以下に限定し、運動不足とストレスの解消をねらい、とにかく体を動かすことをワークショップのねらいに取り入れた。今年はコロナ禍での生活が2年目となり、子どもたちは普段とほぼ変わらない生活を送れるようになっていたため、今回のモザイクアートワークショップは間違わないように貼ることを主眼として行った。

 夏休み中ということで児童館には朝から大勢の子どもがいた。児童館側は多くの子どもにワークショップを体験させたいという思いがあったので、活動を前半、後半の2回に分けて実施した。

庭に集まった30名程度を4班に分け、2名ずつモザイク紙片をネットに貼るという活動を行った。それぞれ各班が貼る予定の図(カード)をじゃんけんで選ばせ、スタートした。全体図とカードを見比べネットのどの位置に貼るのか、子どもたちは慎重に見比べながら貼っていった。カードには図の上下を間違わないように「↑うえ」と書いてあったが、絵につられて見落としたのか貼る場所を間違える子どももいた。今回は「しっかり見て、間違えないように貼る」ということだったので、間違える子どもが出るのは想定内だった。

 1度に2名が出て糊付けと紙貼りをそれぞれ担当したが、友達が困っているときはサポーターが「口で教える」ことを許可した。するとそれぞれの班からサポーターが自然に出て、指さして教えたりする姿を見ることができた。活動の前半が終わったところで高学年の子どもが大きな間違いを指摘してくれた。全体図を見ながら「ここが変だと思うんだけど。」大人も気づかないような貼り間違いを見つけてくれた。

 後半の活動も基本的には同じ内容で進めた。各班の人数にバラツキがあったので1回やった人ももう一度やってよいことにした。すると3年生の女子が「好きな人がやるより、一番最初の人たちがやる方がいいと思う。」と言ってきた。学校では人数が足りないときそうしているので子どもたちはそのほうが慣れているとのことだった。いつの間にか私がサポートされたようだった。順番を待つ子も、すでに貼り方を終わった子も友達が貼るのを応援していた。勝手に土いじりしたり、関係ない話で盛り上がる子どもがいなかった。子どもたちの集中力とワークショップへの興味の高さに感心した。

 モザイク紙片の貼り方が最終の順番を終え、終了となったが「もっとやりたい」という子どもが多かったのでやりたい子どもたちに続けてやらせた。楽しい、きれい、などと言いながら友達と一緒にやったり、一人で黙々とやる子どもがいた。

 今年はしっかり見る、ということを中心に活動内容を組み立てたが、しっかり見るということが意外に難しいこともわかった。また、ネットの貼る場所を工夫してやらないと子どもの中にはぶつかり合わないよう遠慮して貼れない子どもたちがいることもわかった。

7/19 福島県富岡町「第二回ハーブガーデンつくり」開催

令和3年7月19日(月)10:00~11:30
実施場所:富岡町社会福祉協議会 
参加者:住民5名
富岡町社会福祉協議会職員/2名 SOAT/2名(藤原、高橋)

木サンプル端材協力:株式会社アクタス

趣旨
富岡町社会福祉協議会(福祉センター)にハーブガーデンを作ります。町民のみなさんと富岡町社協が中心となって土つくり、苗植え、お手入れを協力して行います。ハーブガーデンのお手入れで感じる「生きがい」、ワークショップに参加することで生まれる「人と人との交流」、植物から得られる「心のケア」が期待できます

開催内容
ハーブのお手入れ講座とお手入れ(草取り、剪定)
苗の定植を確認し、それぞれのハーブに毎に必要な水やりやお手入れの仕方を学び、実践しました
水やりは平日が主に社協職員、休日は町民のみなさんが欠かさずお手入れを実施しています。そのおかげで苗は順調に育っています。

お手入れ講座ではハーブの使い方についてもお話をし、剪定したハーブをみなさんにお持ち帰りいただきました。サラダやハーブティーに、ドライフラワーにとお話が弾みました。汗をかいた取り組みの「成果」がご自宅で楽しめることに充実感を感じていただけた様子でした。

ハーブガーデンの看板つくり
90㎝×110㎝の看板土台に、木片を使いモザイクアートの手法を用いて作成しました。看板に描かれたハーブガーデンのキャラクターの名前はみんなの総意で「ふうーちゃん」に決まりました。富岡町の「富(ふ)」、フラワーの「フ」、福祉センターの「ふ」の頭文字をとりました。

ハーブ苗のネームプレートつくり
ステンシルと言う技法を使って製作しました。ひとつ、ひとつ、ハーブの名前を確認しながら「このバーブは何色の絵具にしようか?」と植物への愛情を込めながら制作されていました。

7/20 成田東小学校児童クラブ訪問 / 砂場ワークショップ開催

7月20日(火)15:00~16:00 
参加者:成田東児童クラブ児童 28名、職員2名
講師:齋正弘、サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、佐藤、高橋)

活動内容詳細:
 気温が30度越えの真夏の午後3時からの砂場ワークショップということで、活動予定時間を短縮し、1年生30分、2年生30分に分けて実施した。児童クラブが砂場に簡易テントを用意していたのでテント張りからワークショップがスタートした。1年生はテントを張る経験などないので大喜びだった。

 テント張りが終わると齋じいが熊の落とし穴の話を始めた。なんとなくいつもと違う。砂場の魅力に負けたのか、齋じいの話が終わる前に砂掘りを始める子どもたちがいた。齋じいはここに落とし穴を掘ることを伝え、スコップの先で大きな円を描いた。話を聞いていた子どもたちはその場に群がりシャベルで掘り出した。そうでない子どもたちは山を作り始めたり砂場の隅で穴を掘ったりした。自分でやりたいことがあったのだろう。

子どもたちの様子をよく見ると友達と一緒に、というよりは自分がやりたいことをそれぞれがやる印象だった。もしかしたらコロナ禍の生活で人と人のつながりが薄くなってしまった世の中の影響を受けているのかもしれない。一人一人を見ると実に熱心に砂掘りを楽しんでいた。活動時間が30分だったため、齋じいは残り10分前には水を流す活動に移った。

じょうろやバケツを手にした子どもたちは校舎脇の水場に走って行った。できるだけ多くの水を運ぼうとバケツになみなみと水を入れ、頑張って運ぶ姿が印象的だった。何度水を入れても掘った穴に水がたまらない。いつの間にか子どもたちは水をためたいという思いが一つになった。すると「水もっと持ってきて!」「わかった。」子どもたちに連携する姿が出てきた。こういう遊びは子どもにとって大切だと改めて感じた。

 砂場の穴を元通りにしたところで2年生が登場した。「1メートルの穴を掘る」と齋じいは言うと1メートルはどのくらいの深さかを子どもの身長をもとに確認した。自分の身長を知らない子どもが多い。齋じいは子どもの肩の辺りを指さして掘る深さを伝えた。「ここまで掘るのにはたくさん掘らなければいけないので、大きなスコップで掘ろう。」

 齋じいが示した場所に子どもたちが集まり、一斉にスコップで穴を掘り出した。活動時間が30分だったのである程度の穴が掘れたところでバケツ、じょうろの登場となった。1年生同様、一斉に水場に走って行った。一度に2つのじょうろを持って来る子どももいた。すごいね、と言うと次は3個持ってきた。頑張って運びたかったのだろうが、さすがにそれは無理だった。1年生と違うところはバケツ一杯の水を運んだ後で運び方を自己修正できる子どもたちがいたことだ。「もっと水入れなくていいの?」「重いし、途中でこぼすから。」冷静な2年生に驚いた。

それぞれ30分と活動時間は短かったが、熱中症になる子どももいなく、楽しく元気に最後まで活動できた。