10/2 坪沼自然体験ワークショップ/新田児童館

開催日時:2021年10月2日(土)10:00~16:00
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童18名(1~4年生)、職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)

活動内容詳細:
ワークショップには最高の秋晴れだった。今回の参加者は1年生が多かった。コロナ禍の緊急事態宣言開け最初の坪沼探検である。

子どもたちはバスから降りるときに元気に挨拶を返してくれた。バスから全員降りると道路脇に整列、そのまま畦道を神社の石段まで進む。畦道の草は1年生の背丈より高く伸び、草をかき分けながら歩いた。

途中でシマヘビの全身の抜け殻を男子が発見した。蛇の抜け殻だよというと「触っても大丈夫?」と聞いてきた。ドキドキしながらも興味津々で手を伸ばす子がいた。ショウリョウバッタやイナゴもいた。カマキリも発見した。虫好きの男子は大喜びだった。ひっつき虫もたくさんあった。ひっつき虫を取って友達の服めがけて投げた。服やリュックの肩紐に付くと付けられた子どもも反撃した。「あー、こっちも付いた。」といって遊びながら歩いた。

長い石段の上では齋じいが待っていた。齋じいを見つけると子どもたちは一気に石段を駆け上った。境内に着くと大きなブルーシートに荷物を置いて早速、神社の探検準備をした。齋じいはいつものように八幡神社の神様の話をして安全祈願の挨拶を全員でした。

神社のゾウの飾りを説明し、そのまま鎮守の杜を探検し、その後根添館跡に向かった。途中自分たちの農園で立派に育つサツマイモや大根の生長を確認した。

館跡の説明を齋じいから聞いた後は本当の神様というのを見て、いよいよ館跡の空堀下りとなった。
4年生が下に降りるためのロープ縛りに挑戦した。ロープを掛ける木のすぐ脇は崖状態。スリル満点の状況で頑張った。掘りの底は草や小木が育っていて、いかに私たちのワークショップがなかったかを感じた。

掘りからぐるりと畑の中を回り、檜林に移動した。木製アスレチックを見つけると子どもたちは一気に群がった。昼食の時間にとなったのでいったん境内に戻った。

秋晴れの下、外で食べるお昼は格別おいしそうだった。

午後からは古くなった釘を抜く活動をした。錆びた5寸釘は子どもの力では簡単に抜くことはできなかった。抜けない釘は諦めて釘の周りを切って釘を回収することにした。金槌で長い釘はどう抜くか、やり方を教え一緒に釘抜きをした。

力一杯引いて釘が抜けたときの達成感は特別らしく、苦戦する友達にやり方を教えたり、代わったりして次々と挑戦していた。

釘抜きに飽きた子どもたちは手作りシーソーで遊んだり、ターザンロープで遊んだり、弓矢作りをしたりと自然の中で思い思いに目一杯遊ぶことができた。

そうこうしているうちに日も陰りはじめ、終了の時間となった。

10/5 福島県富岡町「第三回ハーブガーデンつくり」開催

令和3年10月5日(月)10:00~12:00
実施場所:富岡町社会福祉協議会
参加者:住民3名、富岡町社会福祉協議会職員4名
指導:SOAT/3名(藤原、高橋、佐藤)
タイル・布サンプル端材協力:株式会社アクタス

趣旨
富岡町社会福祉協議会(福祉センター)にハーブガーデンを作ります。参加者と富岡町社協が中心となって土つくり、苗植え、お手入れを行います。ハーブガーデンのお手入れで感じる「生きがい」、ワークショップに参加することで生まれる「人と人との交流」、植物から得られる「心のケア」が期待できます

活動内容
コロナ禍の影響で、2か月ぶりの開催となりました。8~9月とハーブに一番手がかかる時期にお手入れワークショップを行うことが出来ませんでした。しかしその間住民のみなさんが主体となって社協職員と一緒にお世話を続けていました。その苦労の甲斐がありハーブはとても豊かにイキイキと育っていました。

ハーブをつかったものつくり
お手入れ作業のあとに、摘み取ったハーブを日常に取り入れやすいように、ハーブをつかったものつくり講座を行いました。

フレッシュハーブを使った「ハンドバス」

ドライハーブを使った「押し花タイル」

ドライハーブを使った「ドライブーケ」

ハーブガーデンを通して、日常に生きがいや潤いを感じていただけることを期待しています。

講師育成講座
住民向けワークショップと並行して、職員向けの講師育成座を開催しました。
専用の道具を使わずに出来るハーブやレジンの応用をテーマにしました。

外部との往来が制限される中、今まで以上に地域の人材資源の活用も重要になります。社協職員のみなさんが、アートワークショップ開催に必要な技術を学ぶことで、みずからが講師となり集いの場をつくることが期待できます。

「ミニチュア山小屋作り」

開催日時:2021年 9月19日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 屋外
参加者:12名
指導:SOAT佐藤、サポート:1名

新型コロナウイルス対策として、参加前の検温、手や道具の消毒、少人数ずつの受け入れ、マスクの着用等を行いながら実施しました。

木の枝や松ぼっくりなどの自然素材を使ったミニチュアの山小屋作りを行いました。山小屋の土台に好きなデコレーションをして、木の箱庭の中に作っていきます。

参加者は、「家の屋根も壁も、ぜんぶ色を変えるんだ。」「これは魔女の家っぽいな。」「お庭で火を起こせるようにするの。」など、それぞれのこだわりを持って、熱心に取り組んでいました。

木の実をキノコや神社の鈴に見立てるなど、素材の形からも色々なイメージが広がります。
ボンドの接着や色塗り作業など、ちいさな子どもさんでは難しいところは、保護者に手伝ってもらい完成しました。

「すごく楽しかった!」「もっと作りたい。」「思っていたより良い感じになった。」「大人でも面白そうで作ってみたいと思う。」などの声が聞かれました。

10/1 福島県大熊町・ものつくりアートワークショップ「おでかけポーチつくり」開催

令和3年10月1日(金)10:00~12:00
実施場所:大熊町社会福祉協議会 
参加者:住民10名
大熊町町社会福祉協議会職員/2名 
SOAT/2名(藤原、高橋)

布材料協力:株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

開催の様子
新型コロナウイルス感染症による「緊急事態態宣言」「まん延防止等重点措置の実施」を受け、7月から延期されていた第一回目のアートワークショップを開催することが出来ました。

「初めまして」の回、いささか私たちは緊張をしておりましたが、会場に入っていらした住民のみなさんにお声がけをいただき、場が一気に和みました。
今回は木工用ボンドで加工した布を用いた「おでかけポーチ」を作りました。

作品作りを通して、みなさんとたくさんのお話をすることができました。普段からものつくりが好きで新しいことに挑戦したい方、ものつくりは得意ではないけれど声をかけてもらったから出かけてきた方、趣味のお話など、様々なご様子をうかがうことが出来ました。中には「富岡でSOATを見かけたことがあるよ」と言う驚きの情報まで!私たちもとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

コロナ禍での初めての開催にあたり、私たちを受け入れ多大なご協力、会のフォローをしてくださった大熊町社会福祉協議会のみなさま、ありがとうございました。

9/29 新田児童館訪問/砂場ワークショップ開催

9月29日(水)15:00~16:30 
参加者:新田児童館 児童19名、職員2名
講師:齋正弘
サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、佐藤、高橋)
活動内容詳細:
 計画では14:00スタートだったが、水曜日は子どもたちが学校から帰って来るのが2時半過ぎとのことで急遽、前日夕方に開始時刻を変更した。これも新型コロナの影響なのだろう。児童館側はなんとか子どもたちに楽しい活動を与えたいと、年間計画の見直しに次ぐ見直し、変更とめまぐるしく日程が変わった。

 公園で待っていると3時過ぎに児童館から整列した子どもたちがやってきた。「あっ、齋じい。」公園脇の集会所に鞄を下ろすと砂場に走ってやってきた。みんな元気で良かった。早速齋じいは子どもたちを集めると活動内容について説明を始めた。

足下の地面をさして「ここ掘るのは堅いからさ。どこ掘ればいい?」「こっち」と砂場を子どもたちが指さした。「だよな。今日は大きな穴を掘るぞ。1メートルくらいの穴だ。1メートルはどれくらい深いが知ってるか。」といいながら身長1メートル20センチだという子どもを例に肩の辺りを指さして「ここまで掘ると1メートルだ。」と教えた。子どもは案外自分の身体をメジャーとして「もの」を知るという経験はないので「へぇ。」と驚きつつ興味を持つ。

 齋じいは砂場の中央に立ちスコップで大きな円を描いた。「大きく掘るぞ。」子どもたちはシャベルを手に一斉に掘り出した。「3年生!3年生は大きなスコップで掘るぞ。」大きなスコップが使えるとなると3年生は大喜びだった。

一度の掘れる砂の量が多いのでたくさん掘れる。それはうれしい。だが、砂が重い。3年生は顔を真っ赤にしながら力一杯スコップで穴を掘った。

掘った砂が山になると穴を掘り出す子どもがいた。するとそれを見た他の子どもたちも掘り出した。穴が貫通すると穴から友達の顔を見て「見えた!」と喜んだ。トンネルが崩れると山を堅くしないとだめだとアドバイスする子もがいた。いろいろ協力しながら楽しそうに遊んだ。

体を砂に預けて掘る子どももいた。親にはこの姿、見せられない。砂だらけだ。いろいろ掘っていると木の根を掘り当てた子、ビービー弾を見つけた子、幼虫や虫の死骸を見つけた子どももいた。すりガラス状のプラスチック片を見つけて、宝物を見つけたと自慢する子どももいた。

山や、トンネル、宝物の発見など、何気ない公園の砂場であったが、体を一杯動かし、非日常の楽しみを子どもたちは見つけることができたようだ。

9/28 榴岡児童館訪問/「舟であそぼう」ワークショップ開催

9月28日(火)14:30~16:30 
参加者:榴岡児童館児童 児童13名、職員2名
講師:齋正弘
サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、佐藤、高橋)

活動内容詳細:
 今回も笹の葉で舟を作り、流して遊ぶという内容だった。児童館職員が前もって立派な笹の葉を準備してくれていた。

齋じいはなんとなく周りに集まった子どもたちに「笹で舟を作るぞ。作り方知ってるか。」と声を掛けた。結構知らない。大人は結構知っているのに現代の子どもたちは笹舟を知らないのである。だから楽しいのであろう。

SOATスタッフも総出で一人一人に作り方を教えた。作り方は簡単なのだが、話を聞かない子どももいた、というか、丁寧に説明しないといけないと感じた。当然、笹の葉を見せながらやるわけだが、葉の裏表を間違って折る子がいる。こーだよ、ではなく、濃い緑の方を上にしてこう折るよ、と言わないといけない子どもたちがいる。そんな子どもも折ってみれば簡単とわかりうれしそうに舟を作った。

齋じいは最初に笹舟を流すために館庭に池作りを始めた。石をよけてからシャベルで子どもたちは池を掘り出した。深く掘るためスコップも出してきた。適当な大きさのくぼみができあがると大きなビニールシートをその上に広げた。池の水が地面に吸い込まれない工夫だ。ロールになったシートをはさみで切ると放水だ。水がどんどん溜まり、池からあふれた。川も掘った。水の量が増し、川からあふれた。「川が氾濫したぞ。水害だ!」そう言うと川岸を熱心に作り出す子どもたちが現れた。

それを見ていた4年生が、ダムを造ろうと言い出した。数名の4年生が協力して桜の木の根元近くに穴を掘り始めた。川からの流れをそちらに引き込むように考えて作った。水はダムの方に引き込まれていった。「やったー。ヨンヨン・ダムの完成だ。」と喜んだ。なぜヨンヨン・ダムかと聞いたら4年4組のチームで作ったからとのことだった。このあとヨンヨン山も作る予定だったがなぜか工事は途中で中止になった。

笹舟は池から川を流れ見事、齋じいの作ったゴールまで流れていくものもあったが、多くは沈没したり難破したりだった。沈没船や難破船は人気があり、うちわで風を送ったりホースの水で川の流れを強くしたりと工夫して遊んだ。もちろん新造船も次々池に浮かんだ。

そうこうしていると齋じいが青竹を割り始めた。竹の節がパンと高い音を響かせた。2つに割られた竹の節の内側を金槌で取り、流し素麺の青竹を作った。椅子の上に片端を乗せて2本つないでホースの水を流した。そこへ笹舟投入、である。節のくりぬきは不十分だったが舟はよろよろと流れて池へと下った。

齋じいはお手製の小さなボートを取り出して流して見せた。笹の舟とは違い青竹の中をスイスイと流れていった。子どもたちは木の舟作りも興味が湧いたようだった。

だが今日の活動はここまで。もっと遊びたいとか、木の舟も作りたいと言った意欲が高い内に終わるのもよいと思った。

9/17 福島県富岡町・ものつくりアートワークショップ「カレンダーボードつくり」リモート開催

令和3年9月17日(金)9:00~12:00
実施場所:富岡町社会福祉協議会小ホール・富岡ホテル会議室
参加者:住民12名
富岡町社会福祉協議会職員/2名 
SOAT/2名(藤原、高橋)

趣旨
「アートワークショップ」では作品をつくるプロセスや、そこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

新型コロナウイルス感染症による「緊急事態態宣言」「まん延防止等重点措置の実施」を受け、8月よりアートワークショップの開催を延期・中止してきました。
状況を鑑み、帰還されたみなさんの「心のケア」を切れ目なく行うため、富岡町社会福祉協議会様にご協力をいただき、オンラインリモートでのアートワークショップを開催いたしました。

SOATはもちろん、多くの参加者のみなさんが「初めて」となるオンラインリモートでのものづくりワークショップの開催です。

リモートでも不自由なく楽しんでいただけるよう、事前に材料の仕立て、道具の準備、段取りや進行詳細の文章化を行い、開催当日に富岡町側の会場フォローをしてくださる社協支援員のみなさんと共有、打ち合わせをして臨みました。

当日はトラブルなく、スムーズに会を進めることができました。リモートでも作りやすいように、シンプルなコンテンツとしたため、参加者が「物足りなさ」を感じることを懸念していました。しかし、参加者のみなさんからは「(SOATが)元気そうで良かった!」「次は会いたいね!」と声をかけていただき、オンラインながらも、お互いの顔と声を見聞きし、コミュニケ-ションを取れたことに喜びを感じて下さった様子に安堵いたしました。

リモート開催を体験した感想~アンケート結果より 
・早くコロナ禍が過ぎて、直接お会いし一緒に出来たら良かったです
・とても楽しくかわいらしいのが出来ました
・(材料や道具について)小さいものまで準備してもらい安心できた。
・(パソコン越しだが)説明が丁寧でわかりやすかった
・参加してよかったです など

9/14 坪沼自然体験ワークショップ/ ダイコンの播種(職員)

9月14日(火)10:30~12:30 
参加者:榴岡児童館、新田児童館 職員各2名、計4名
サポート:SOAT3名(藤原、渡邊、佐藤)

活動内容詳細:
 新型コロナの影響で子どもたちの活動が制約される中、ダイコンの播種と竹とんぼ、竹ぽっくりの材料となる青竹採りを行った。

ダイコン播種
 種の方は発芽率を上げるため種にはコーティングされていた。きっとコーティング剤には化学成分がいろいろ入っているのだろうが、小さな子どもだったらお菓子と間違えそうな、かわいいピンクだった。農園に着くとすでに農家の佐藤さんご夫婦が種をまく位置に浅い穴の印をつけてくれていた。その数120個。そこに2粒ずつ種を入れていった。あっという間に作業は終了した。

農家さんが収穫前のサツマイモ畑の様子を確認するために芋を1本堀あげた。まだ小さかったが、芋は突然肥大するそうだ。来月9日の収穫に向けてサツマイモはどんどん大きくなりそうだった。

青竹採り
 播種が終わると農家さんの自宅裏山まで移動し、青竹採りを行った。ぽっくり用には太めの竹を、竹とんぼ用にはそれより細い竹を自由に切らせていただいた。鉈で竹の枝を払い、自動車に乗る長さに切りそろえて無事終了した。

9/8 榴岡児童館訪問/「舟であそぼう」ワークショップ開催

9月8日(水)14:30~16:30
参加者:榴岡児童館児童 児童12名、職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、佐藤、高橋)

活動内容詳細:
ワークショップ開始前から雨降り。外で笹舟を作って遊ぶ予定だったが急遽室内で雨具作りを行った。

コロナ禍にあるので参加者数を絞り、児童館で一番広い場所でポンチョのような雨具を作った。

マジックペンで簡単な模様をつけたり、スズランテープを貼ったりして、シンプルだがオリジナリティの感じられる雨具ができあがった。

雨具を着た子どもたちは雨の中、職員が用意した笹の葉で笹舟の作り方を学び見よう見まねで笹舟を作った。舟は館庭の水たまりを利用した。まっすぐ浮かぶ舟もあれば傾いて浮かぶ舟もあった。

水たまりには川のような水の流れがない。時折吹く風に舟が流れた。齋じいがうちわを持ってきてパタパタと小舟に風を当てた。すーと笹舟が動いた。それを見た子どもたちも手に手にうちわを持って舟に風を送った。うちわのない子は「ふーっ。」と息を吹きかけた。それでも舟は動いた。

頭の上に張られたサンシェードから大きな水滴が落ちる。水たまりに浮いた小舟はまるで水滴爆弾を落とされたように揺れる。直撃を受けた舟は沈んだ。ばらけて元の笹の葉に戻るものも出てきた。

すると子どもたちはまた笹舟作りに挑戦した。齋じいが水たまりの端に棒を立てた。「ここがゴールだぞ。」子どもたちは水滴爆弾をよけながらゴールを目指してうちわを扇いだ。作っては壊れ、壊れては作りを繰り返しながら舟の遊びは終了時間となった。

ワークショップに参加した子どもたちはどの子も遊びに没頭する時間が持てたようだ。ゴールまでたどり着くことができた子どもたちの満足げな顔が印象深かった。

8/19 成田東小学校児童クラブ訪問 / 砂場ワークショップ開催

8月19日(木)10:00~11:30 砂場ワークショップ実施
参加者:成田東児童クラブ児童 24名、職員4名
講師:齋正弘、サポート:SOAT3名(藤原、渡邊、佐藤)
活動内容詳細:
梅雨時のような曇り空と低温が1週間以上続いた後の砂場ワークショップだった。当日は校庭の気温が33度の晴天。暑い、の一言だった。その状況を察し、児童クラブの室長さんがテントを2張り用意していた。

子どもたちの体調を気にしながらもワークショップ開始時刻となった。齋じいを先頭に子どもたちが一斉に建物から飛び出してきた。元気だ。砂遊びをはじめる前に子どもたちでテントを立てて砂場まで運んだ。テントの足をそれぞれが持ち4人一組で息を合わせて移動させた。中・高学年ともなると相手の速度に合わせて動くことができる。手招きされた場所に無事設置し、齋じいから本日の活動について穴掘りの指示がでた。

今回参加した子どもたちは3年生以上ということもあり、きちんと話を聞くことができた。「池みたいに広く掘ったらどうなるかな。」そんな一言をつぶやくとそれぞれで掘っていた穴を横に広げ、連結し大きな穴にした。掘ったときに出た砂を見ながらまた一言つぶやいてみた。「この砂はどうするのかな。山っぽいけど。」また反応する。女子が裸足になり出した。「気持ちいい。海みたい。」その一言で男子も裸足になり出した。本気モードで遊びだした。

しばらくすると先ほどの場所に大きな山ができていた。過去に砂場ワークショップに参加したことがある子どもたちがそれを見て「後で水流すから」といいながら山肌に筋をつけ、川を作った。その様子を見ていた子どもたちも山に川を作り、川の行き着く先に穴を掘りだした。池にするのだろう。トンネルの中を水が通ったら面白そうだということで山にトンネルを掘り出す子どもも現れた。砂と水という、たった2つの要素から子どもたちは想像力という力を使い、自分の思い描く世界を実現した。

活動の前半が終了したところで水分補給タイムを取った。活動の手を止めると子どもたちは暑い、暑いと言い出した。暑さを忘れて砂遊びに集中していたことがわかった。水分補給後はいよいよ水を流す活動だった。子どもたちはバケツやじょうろを手にし、校舎脇の水場まで走って行った。バケツを2つ持つ子もいた。ホースで水を出してやると「たくさんください。」「いいって言ったら止めてください。」バケツ2つに目一杯水をくみ、ふらふら歩き出す女子もいた。

いつの間にかスカートやズボンが濡れ、「足を洗いたい。ズボン濡らして。気持ちいい。」「頭にかけてください。」「雨がいい。」ホースの水を空に向けると大喜び。「涼しい。あっ、虹だ。きれい。」砂場に作った川には水が流れ、その先の池に水が溜まった。もっと大きな池にしたい子どもたちは穴にどんどん水を入れ、池を作った。

やがて活動終了となり、でこぼこした砂場は元の状態に戻され無事終了となった。

真夏の日差しの中、子どもたちの生き生きとした笑顔が太陽以上に輝いていた。

8/12坪沼自然体験ワークショップ/枝豆の収穫(職員)

8月12日(木)11:00~12:00 坪沼農園にて枝豆収穫
参加者:成田小学校児童クラブ職員3名
サポート:SOAT2名(藤原、渡邊)

活動内容詳細:
 児童館協働プロジェクトでお借りしている坪沼農園の管理をお願いしている農家さんから突然の連絡があった。枝豆がこのまま収穫しないと大豆になってしまう、ということだった。そうなると豆が堅くなり、枝豆としては適さないらしい。これは一大事。さっそく収穫作業を予定していた成田小学校児童クラブへ一報。

 当日は農家さんご夫婦と一緒に枝豆収穫となった。枝豆は昨年とは大違いで、一枝一枝にびっしりと豆がついていた。どの豆も豆が大きく、見ただけで食べ応え十分と感じた。農家さんに教えられたのだが、根には根粒細菌という丸いものがたくさんついていた。これが着いている豆は甘くておいしいらしい。そんな話を聞くと更にやる気が湧いてきた。枝豆収穫は30分程度で終了した。

根粒細菌を子どもたちに見せたかったなぁ、と今でも思う。そして根粒細菌のすごさを伝えたかった。どれくらいすごいかというと、空気の中から窒素という目に見えない成分を取りだしてそれをアンモニアという物質に変える。アンモニアは植物の栄養である。これを人間が作ろうとすると1000気圧、500度にしないと作れない。それをこの小さな丸い玉の中で作っているんだぞ、と話したかった。

「アートボックス~海の箱をつくろう~」

開催日時:2021年 8月8日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 屋外
参加者:11名
指導:SOAT佐藤・サポート1名

事前にコロナ感染予防対策をして、木の箱に夏の海をイメージにしたアートボックス作りを行いました。(準備素材:種類の貝殻や、キラキラした石、造花(草)、スパンコールなど)

参加者は「この貝きれい~」「これも使っていいの?!」とワクワクした様子で好みのものを選び、箱の中や背景のシートにボンドで貼り付けていきます。

お子さんにつられて参加したお母さんは最初「あまりセンスないから、どうしよう。」と悩む様子も見られましたが、手を進めるうちに「だんだん楽しくなってきた!」とそれぞれ自由な感性でオリジナルの海を表現しました。

参加者からの感想
「意外と大人もはまる。楽しかったです。」「家ではなかなかできないので、来られてよかった。」「玄関に飾ろうかな。」「完璧にできた!」など。