令和7年度 SOAT×児童館協働プロジェクト 6/14 新田児童館「坪沼自然体験ワークショップ/蛍観察」開催

開催日時:2025年6月14日(土)14:30~20:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童20名(3、4、5、6年生)職員5名
講師:齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
虎尾裕(宮城教育大学名誉教授)
サポート:SOAT2名

活動内容詳細:
しとしと雨が降る中での活動となった。
参加児童は中・高学年だったこともあり、天候など気にもせず、カエルを見つけたり虫を探したり元気だった。

神社の長い石段では「疲れるー」と声を上げる子どももいたが登るスピードは速かった。

社務所と神楽殿に分かれて探検準備を済ませると齋じいの所に集まった。リピーターが多いため、齋じいは話を聞きたい子ども以外は自由にさせた。ここが学校の活動とは違う。根添館跡での説明も聞きたい人は集まれ、というスタンスだった。

雨の中での空堀下りは降りて底に着くと暗くジメジメした小道を歩く。イノシシの足跡もあった。

檜林に着くと最初に提灯の柄になる竹を探し、各自で柄を作った。その後雨の降る林で夕飯まで遊び、5時過ぎには夕食を食べた。

夕食後はマイ提灯作りを行った。これで暗闇の中を照らしながら歩く、というのが子どもたちにはたまらないようだった。

提灯作りでは絵柄を描いて、自分の作った竹柄と電球をセットし、ビニール袋で保護するという内容だった。絵柄の模様を確認するため、暗い部屋で電球を点けて確認する子も多かった。

職員から絵をほめられ、更に意欲が湧いたようだ。

外は風と雨が厳しくなっていたが、雨具を着てリュックを背負い、元気よく外の暗闇に出て行った。その後ろ姿にたくましさを感じた。

肝心のホタルは飛んでいなかったが、葉裏に隠れ優しい光を灯していた。「いた!」「こっちも!」あちらこちらで子どもの喜ぶ声が聞こえた。

帰りの時間になりバスに戻った子どもたちはイスにどっしりと座り込んで動かなかった。
楽しい夢を見ながらの帰路となったに違いない。

※サツマイモと枝豆(枝豆の種まきから1週間で芽が出ていました。)

令和7年度 SOAT×児童館協働プロジェクト 6/7 榴岡児童館「坪沼自然体験ワークショップ/枝豆の播種」開催

開催日時:2025年6月7日(土)10:15~15:45
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童20名(1、3年生)職員5名
講師:齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
虎尾裕(宮城教育大学名誉教授)
サポート:SOAT2名

活動内容詳細:
天気予報28度のこの日、バスから子どもたちが元気に降りてきた。

坪沼の活動は初めてなので嬉しくてしょうがないようだった。

石段までの畦道では早速虫捕りに夢中になる1年生がいた。

石段を登り、探検準備を済ませ齋じいのところに集合した。

子どもたちは神社の話などを聞き、鎮守の森を歩いて畑を通り、根添館の説明、空堀下りへと進んだ。

空堀から出ると休憩を兼ねて水分補給を行い、また歩いた。
途中の水路でカエルを見つけたり、テントウムシを捕まえたり暑さを気にせず元気一杯だった。

昼食後は枝豆の播種を行った。
農家さんから説明を受け2個ずつ穴に種を置いた。

素手で種に土をかけたが嫌がる子どもがいなかったことに安心した。

枝豆の播種の後は檜林で遊んだ。
3年生はリピーターもいて、参加する前にどんな遊びをするか、考えてきた子どももいた。
(以前ここで作った弓矢を持参した子どももいた。)

齋じいはノコギリの使い方を丁寧に説明し、1年生にもノコギリを使わせた。

丸太を切ったり檜の枝で鞭や釣り竿を作ったりして遊んだ。

切ったり作ったりするより体を動かしたい子どもはターザンロープやシーソー、ブランコで遊んだ。活動終了後、1年生に印象を聞いたが、楽しかった、また来たいと口々に言っていた。

午前中の鎮守の森で「まだ遊ばないの?」と言っていた子に遊べたかどうか聞くと「いっぱい遊んだ」との答えが返ってきたので安心した。

帰りのバスでは子どもたちが元気に手を振りながら坪沼をあとにした。

5月10日苗植え/サツマイモの成長

令和7年度5/ 24福島県富岡町心の復興助成 事業「お手伝いボランティア7月アートワークショップ事前準備」開催

令和7年 5月24日(金)9:00-16:30
実施場所:富岡町総合福祉センター
参加者:7名
協力:社会福祉法人富岡町社会福祉協議会、株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
土曜日の開催にも関わらず7名の皆さんにご協力いただきました。

アイロンをかける、布を切る、ミシンをかけるなどの工程を皆さんで話し合い役割分担を行い作業を進めていきました。

結果、合計228本の布パーツが仕上がりました。

途中途中で無理なく「お茶タイム」を入れながら、にぎやかに活動を行いました。

ご協力下さりありがとうございました。

令和7年度5/16福島県富岡町心の復興助成事業 「レザーのショルダーバッグつくり」開催

令和7年 5月16日(金)10:00-11:30
実施場所:富岡町総合福祉センター
参加者:17名
協力:社会福祉法人富岡町社会福祉協議会、株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
令和7年度第一回目のアートワークショップを開催しました。「今年もよろしくね!」「待ってたよ」とにぎやかな声かけからスタートしました。

工程は単純でした蠟引き糸という普段なれない素材に緊張期待と緊張が伺えました、初めての体験に「これでいいのかな?」と講師に何度も聞きながら制作をする姿に新鮮さを感じるワークショップでした。

出来上がったバッグを肩にかけて、「財布と携帯を入れて邪魔にならないし、ちょっとした旅行にもいいよね!」「コートの下にも隠れていいよね!」など、お互いに見せ合う姿も嬉しそうでした。

ご参加下さりありがとうございました。

令和7年度5/15福島県富岡町 心の復興助成事業お手伝いボランティア「7月アートワークショップ事前準備」開催

令和7年 5月15日(木)13:30-15:30
実施場所:富岡町総合福祉センター
参加者:8名
講師:千田教子(布小物・パッチワーク作家)
協力:社会福祉法人富岡町社会福祉協議会、株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
7月のアートワークショップで作るメッシュワークバッグの事前準備を行いました。

住民さんの皆さんからも活発な意見があり、講師の千田さんとサイズや作業工程を話し合いました。

開催までに自主的に活動を行うことも決まり、富岡町ボランティアセンターとしても活動が活発化していくことが期待されています。

ご協力くださりありがとうございました。

令和7年度 SOAT×児童館協働プロジェクト 5/23「職員研修」開催

実施日時:5月23日(金)9:30~13:15
参加者:榴岡児童館 館長 榴岡児童館職員5名 新田児童館職員16名
SOAT 2名/藤原・渡邊

研修会内容:次の3つのパートで構成した研修会を行った。

1.榴岡児童館館長 & SOAT理事長による対談

2.SOAT渡邊による講義

講義内容は資料に従い、以下の3点で構成
(1)SOATの活動の正しい理解
(2)支援の必要な子どもについての理解
(3)指導上のQ&A

3.榴岡児童館職員2名による対談
職場の同僚という目線で坪沼での活動を例に具体的な話が展開された。

2025・SOAT のアートワークショップ「お花のミニバスケットつくり」開催

開催日時:2025年5月18日(日)11:00~16:00
開催場所:tbcハウジングステーション仙台駅東口
参加者:20名
講師:イトウモモカ(造形作家)
サポート:SOAT佐藤、髙橋明日香

色とりどりの綺麗なお花が咲く会場で、華やかなバスケット飾りを作るワークショップを開催しました。

ミニバスケットの中にスポンジと緩衝材を入れ、そこに造花や手作りの動物型ピックを自由に挿してアレンジメントを楽しみます。
動物型ピックにはカラーペンで好きな色を塗ったり、顔を描いたりして可愛くデコレーションしました。

使う素材は好きな色のものを選んで組み合わせる事ができ、より自分好みにカスタマイズできるところも好評で、カラフルで素敵なバスケット飾りの出来ばえににっこり笑顔がほころびました。

参加者からの感想
「楽しかったです。」「可愛くできた。」「大人も楽しい。もっと色々やってみたくなる。」「可愛くて、愛着が湧く。」など

令和7年度 SOAT×児童館協働プロジェクト 5/17 榴岡児童館「坪沼自然体験ワークショップ」開催

開催日時:2025年5月17日(土)10:30~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童22名(3、4年生)職員5名
講師:齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
虎尾裕(宮城教育大学名誉教授)
サポート:SOAT2名

活動内容詳細:
朝からの雨と青葉まつりが重なり、道路が渋滞したため、バスの到着が30分遅れた。

ザーザー雨が降る中、カエルや虫探しに熱中している。「ゆっくりいこう。落ち着いて虫探しできるから。」と雨をものともしない態度だった。

都会にもまだこういうタイプの子がいたのだ、と感心してしまった。午前中の予定を変更し、早お昼にして12時過ぎから活動開始とした。
昼食後は鎮守の森、根添館から空堀下り、田の畦道から檜林へと子どもたちの活動は進んだ。

森を早々と抜けてしまい齋じいのところに慌てて戻ったり、用水路でアメンボウを探して喜んだり、雨の中でもかなりの活動量だった。

檜林ではブランコやシーソー、ターザンロープなど好きな遊びを見つけて遊んだ。

ノコギリで竹を切り弓矢作りを齋じいと一緒になって楽しむ子どももいた。竹の棒でチャンバラしたり、木の皮をむいたり、なにかしら見つけ、常に体を動かしている子どもたちだった。


リピーターの子どもが多く、どんな遊びをするか、坪沼に来る前から考えていたようで、天気は悪かったが十分楽しんだようだ。

令和7年度 SOAT×児童館協働プロジェクト 5/10 新田児童館「坪沼自然体験ワークショップ/サツマイモの苗植え」開催

開催日時:2025年5月10日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童14名(2、3、4、5、6年生)職員5名
講師:齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
虎尾裕(宮城教育大学名誉教授)
サポート:SOAT2名

活動内容詳細:
 今年第1回目の坪沼八幡神社探検ワークショップは小雨の中始まった。
長靴にレインコートという姿でバスから元気に降り立った子どもたちは畦道の草が濡れていたので、坪沼八幡神社の石段ではなく、下草の生えていない旧参道を歩くことにした。社務所に到着すると着替えを済ませ、齋じいのところへ集合した。

神様への挨拶、バクの彫物の説明、鎮守の森の探検へと子どもたちのワークショップは進んでいった。森の中ではでキノコや檜の赤ちゃんの説明を子どもたちは熱心に聞いた。

森を抜けると今度は農家さんが笑顔で畑で待っていてくれた。今日はサツマイモの苗を植える活動があった。

「竹の棒を土に斜めに刺して穴を開け、そこに苗を入れ、穴に土をかぶせる」という説明をどの子もしっかり聞いていた。
雨で湿った土を素手で触れる子どもがいなかったのは残念な気もした。

その後は齋じいが根添館跡の説明と空堀下りを行った。藪の急坂を子どもたちは真剣に登りきった。「ここ滑るから気をつけて」「この木を持つといいよ」「そっちよりこっちが登りやすいよ」などと先輩や同級生が互いに声を掛け合っているのが印象的だった。

昼食後は檜林で齋じい、トラちゃんといっしょに竹を切ったり、切り株をV字カットしたり、ターザンロープを設置したり、シーソーで遊んだり。
まずは、檜林の中を探検。

いろいろな遊びをそれぞれ自分で見つけてやったのがよかった。

シーソーはやめて下りるときに気をつけないといけないが、職員がしっかり声がけしていたのも良かった。

2025・SOAT のアートワークショップ「レザーのポストカードフレームつくり」開催

開催日時:2025年4月27日(日)11:00~16:00
開催場所:tbcハウジングステーション仙台駅東口
参加者:12名
指導:フジワラメグミ(革作家)
サポート:SOAT佐藤、髙橋明日香

丈夫で高級感のある本革を使い、壁掛けにもなるポストカードフレーム作りを開催しました。

今回のフレームは、レザー生地を2つ折りにして袋を作り、あらかじめ開けてある穴に毛糸を通して両脇を縫い留めるしくみです。
レザークラフトということで大人からの人気も高く、幅広い年代の方にご参加いただきました。

小学校での裁縫は高学年からということで、手縫いをするのが初めてというお子さんも多かったのですが、講師のメグミさんの説明を聞き、皆さん上手に縫うことができました。

縫い穴が大きく、縫う際も針ではなく爪楊枝など安全な道具を使用した事も、幅広い年代の方が作りやすいポイントとなりました。

レザー生地の色と毛糸の種類の組み合わせによって作品の雰囲気が変わるのも面白いところで、「押しの色を使いたい」「シンプルな感じがいいな」など、それぞれ好みの雰囲気のフレーム作りを楽しみました。

プレゼントの宮城県出身作家のポストカードを入れ、アートで素敵な作品が完成しました。

ご参加くださりありがとうございました。

参加者からの感想
「面白いし簡単にできて良かった。」「素敵なものが出来上がって嬉しい。」「不器用でもできた。」
「押しの写真を入れたい。」「自分は予定表を入れるかな。」など、

令和7年度4/17福島県富岡町 お手伝いボランティア「5月ワークショップ事前準備」開催

令和7年 4月17日(木)13:00-15:00
実施場所:富岡町総合福祉センター
参加者:7名
協力:社会福祉法人富岡町社会福祉協議会
材料協力:株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
今年度第一回目のお手伝いボランティアを開催しました。
今回は5月に開催するレザーを使ったものつくりの事前準備を行いました。

はじめての男性参加者があり、レザーの穴あけ作業など「さすが男手があると違うね!助かった!」と声掛け合いながら、手早い作業で時間内に予定の作業以上に進みました。

作業終了後は、参加者が持ち寄ったお菓子とお茶で茶話会が自然発生し、会話が弾む楽しい時間となりました。ご協力くださりありがとうございました。

令和7年度 SOAT×児童館協働プロジェクト 4/22 榴岡児童館訪問「砂場ワークショップ」開催

開催日時:2025年4月22日(土)13:30~15:30
場  所:榴岡児童館 本館
参 加 者:榴岡児童館 児童25名(1年生) 職員3名
講師:齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
サポート:SOAT2名

活動内容詳細:
齋じいの「ここに大きな穴を掘るぞ」という声がけで砂場ワークショップを始めた。毎年のようにやっている活動だが、今年の1年生は少し様子が違った。

全員がシャベルなど、道具を使って砂遊びを始めた。砂の湿った感じやザラザラした砂粒の感触を体験して欲しいので素手で遊ぶよう促してみた。

子どもたちからは「砂は汚いから、手が汚れるから」といった反応が返ってきた。女子の一部はフライパンや鍋を庭から見つけてきて砂を材料にママごと遊びを始めた。これも以前はなかったと記憶している。

「なんのお料理なの?」と声を掛けると「YouTubeで見たお料理」とのこと。新入生としてわずか2週間ばかりの子どもの返事に困惑した。

後半の活動で水を使った遊びが始まるといつの間にか裸足になって遊ぶ子ども、素手でドロドロの砂をいじる子どもなどが現れ安堵した。

水たまりに足を入れて「こっちの水は暖かい」と、水たまりの違いを発見した子どももいた。

いつの間にか子どもたちは泥水を気にせず夢中で遊び、終了の声が耳に入らなかったようだ。

使ったものを片付けて、砂場も何事もなかったように元に戻して??

「楽しかった、面白かった」と言いながら活動は終了した。