令和5年度 7/25 AM 福島県富岡町 お手伝いボランティア「コラボ企画準備、講習会」

令和5年7月25日(火) 10:00-12:00
実施場所:富岡町総合福祉センター
参加者:5名
講師:藤原久美子(造形家)
協力:社会福祉法人富岡町社会福祉協議会

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
お手伝いボランティアとは、ワークショップの準備などSOATの活動を住民のみなさんにサポートしていただく活動です。
今回は8月3日に開催するコラボレーション企画の準備と、サポートに必要な技術の講習会を行いました。

スケジュールと工程を確認し、役割分担やサポートの進め方など参加者主体でお話し合いを進めました。

その後、マーブリングを実際に体験し開催当日のシミレーションを行いました。

ご参加下さりありがとうございました。

令和5年度 SOAT×児童館協働プロジェクト 8/1 新田児童館訪問「ひみつの部屋をつくろうワークショップ」1回目開催

開催日時:2023年8月1日(火)15:00~16:30
場  所:新田小学校2階 サテライトホール
参 加 者:新田児童館児童33名(1~4年生)職員3名
講師・サポート:SOAT3名

活動内容詳細:
コロナ対策として前半、後半の2グループに分けて実施した。
およそ19mの長さにビニールを張って壁を作り、そこに油性ペンやカラーテープなどを使って絵を描くという活動だった。
絵のテーマは、児童が決めた「夏休み」。

子どもたちは「夏休み」から連想する食べ物や思い出を振り返りながらいろいろ描き始めた。スイカ、花火、パフェや夏野菜、野球、イルカ、クラゲ、ひまわりなど描かれる対象は様々だった。

スズランテープや粘着テープを利用して絵を描いたり、立体にしたり、表現方法にも工夫が見られた。前半のグループが終わると後半のグループが絵を描いた。

絵を描き終えたら手作りフレームを使って額つくりをした。

活動の終了時間になり、「ひみつの部屋」を壊すという活動を行った。

自由参加だったが多くの子どもたちが、本気になってビニールの壁を壊した。いつの間にか綱引きを始める子どもたちもいて、遊びが自然発生したことも面白かった。

子どもの中に一人だけ絵を描かない子がいた。フレームには透明なビニールが貼られただけ。どうするのかと思ったら、ほかの子どもたちがビニール壊しをしている間にスズランテープを細かく丁寧に貼り、立体的な波を作り始めた。落ち着いて自分だけの世界でこの子はこういうことがやりたかったのだとわかった。描かないという行為を大人が受容しなければその子が心に描いた波を私たちは目にすることができなかった。この時間がほしくてその子は絵を描かずにじっと待っていたのだ。子どもたちの個性を大切にするというのはこういうことなのだと感じた。

今回の「秘密の部屋」は子どもにとっても大人にとってもよい活動だった。