2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト6/1榴岡児童館訪問「砂場ワークショップ」

6月1日(水)15:00~16:30 砂場ワークショップ実施
参加者:榴岡児童館児童 29名 職員2名
開催場所:榴岡小学校砂場
講師:齋正弘、サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、髙橋、佐藤)

活動内容詳細:
今年初めての砂場ワークショップだった。児童館職員の説明では1年生のみ19名参加の予定だった。活動場所は榴岡小学校の校庭東側にある砂場。1年生が児童館からまとまってやってきた。何をするのだろうという期待感が顔から伺えた。

やることは砂場に熊の落とし穴を掘る、ということだった。齋じいはこのくらい大きな穴じゃないと熊は落とし穴に入らない、といいながら砂場に円を描いた。

ここを掘るぞ、という声で1年生はシャベルやスコップを手に一斉に円の中を掘り始めた。落とし穴掘りの円からあぶれた一部の子どもたちは別の場所を掘ることになった。

子どもたちはせっせと穴を掘り、砂場の底に敷いてある黒い布の深さまで掘り進んだ。気づくといつの間にか参加者が増えていた。ほかのサテライトの1年生や2年生等々。みんな楽しそうに砂掘りをしていた。去年参加したという子どもは自分の楽しい体験談を話し始めた。

きっとこの子も体験談を話すより一緒に参加したいのだろう。似た話をしに来た子どもがほかにも数人いた。女の子たちが裸足になって砂の冷たい感触を楽しみ始めた。「冷たくて気持ちいい。」その言葉を聞いた子どもたちは「裸足になっていいの?」と言いながらあちらこちらで靴下を脱ぎ始めた。裸足になると足裏に触れる冷たい砂の感触を楽しんだ。

40分ほど砂掘りを行い、掘った砂で山を作った。齋じいが運河を掘り始めると川や池の窪みを掘る子どもたちが出てきた。「水を流すぞ。」齋じいのかけ声で子どもたちはじょうろやバケツを持って水場へ駆け出した。山の上からじょうろで水を流したが水はすぐに砂の中に消えた。

「もっと、もっと。」なんとか山の上から下まで水を流そうと必死だ。いくつものじょうろの先から水が出る。「あっ、虹だ。」その声に虹を見ようとじょうろを高く持ち直す子どもが現れた。運河や川、池にはなんとなく水が溜まり、足を入れてまた、楽しんだ。

いつの間にか予定の1時間を過ぎ、砂場直しを行った。「気づかれないように元に戻すぞ。」齋じいの言葉に子どもたちは穴や川を埋め戻した。

1年生が手足を洗いに戻った後、残った上級生が重いレーキを使って更に砂場を丁寧にならしてすべての活動が終了した。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト5/28新田児童館「坪沼自然体験ワークショップ」

開催日時:2022年5月28日(土)10:00~16:00
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童19名(2,3年生) 職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 4名(藤原、渡邊、高橋、佐藤)

活動内容詳細:
2年生が3年生の倍の参加となった。初めての参加のため不安の方が大きい子どもたちが多かったようだ。

神社の石段まで畦道を歩くのだが、あまり周りの草や昆虫には興味を示さない様子だった。だが一人、全身興味の塊のような子どもがいた。蟻や蜘蛛を見つけて持参の図鑑を取り出した。これまでに図鑑持参の子は初めてだった。

長い石段を黙々登り詰め、ブルーシートに荷物をまとめると探検の準備をして齋じいのところに集まった。齋じいと子どもたちは神様に挨拶し、ゾウならぬバクの説明を齋じいはし始めた。意外とバクのことを知っいる子どももいた。「悪い夢を食べる、動物園で見た」、神社の彫り物を見て「こんなに鼻は長くない」と齋じいの話に答えていた。

神社の裏手の森からサツマイモの植えてある畑の脇を通り抜け、館跡の説明聞き、石造りの地元の神殿を確認、いよいよ崖下りとなった。

興味の塊少女はヘビイチゴ収集に余念がなかったが「崖降りるよ」と一言いうとすぐさまそちらに興味が移った。

3年生が命綱を桑の木に結んで薄暗い崖を降りた。前日の大雨で土はヌルヌル滑る。降り方の見本として齋じいが最初に降りた。

一人ずつ慎重に崖と格闘しながら降りていった。普段無口だという子は「こういう所は降りたことがない。危険だからね。ロープだけで大丈夫かな。」突然饒舌になったが、口ほどに足のスピードは追いつかなかった。

野外での昼食を終えると、畑で枝豆の播種を行った。

「40cm間隔に穴を掘って種をまきます。あんまり掘らないで種を2個ずつ入れるよ」と農家さんに言われ、表面を恐る恐る、掻くように穴を掘り、土をかけても種が見えてしまう、そういう子も少なからずいた。

掘ると言うイメージが農家さんと初体験の子どもたちとでは違ったのだろう。

播種の後は今年初めての「たおれるぞー」を行った。間伐用の細い檜にロープを掛けて子どもたちが力一杯引いた。

引張れー、そーれー、引張れー。あっという間に木は元株から切り落とされた。残念なことに木は完全には倒れずほかの木に引っかかったままだった。「たおれるぞー」はここでおしまい。

子どもたちはノコギリで木を切ったりターザンロープで遊んだり。一本橋に挑戦したり、シーソーに乗ったり。丸太を集めてキャンプファイヤーの炎を表現する子どもたちもいた。

子どもたちはいろいろな活動を通して一瞬にして大人っぽくなって帰っていった。

「また来るー!」朝出会った子達とは思えなかった。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト5/24 成田小学校児童クラブ訪問「新聞ワークショップ」

5月24日(火)14:30~16:00
参加者:成田小学校児童クラブ児童 29名(1年生16名、2年生13名)職員2名
講師:齋正弘、サポート:SOAT4名(藤原、渡邊、髙橋、佐藤)
活動内容詳細:
最初に1年生が活動場所の体育館に集まってきた。「きょうはなにするの?」とさっそく齋じいに聞く子がいた。「新聞紙で家を作る」という答えに驚いたようだった。

齋じいが子どもたちを密にならない程度に集める、新聞紙をクルクル丸めて筒を作った。

筒を3本作り、壁に置いて新聞紙を上から掛けた。家の完成である。意外に簡単、そう思ったのか、齋じいの声がけで子どもたちが一斉にマイハウスつくりに挑戦し始めた。

ビニールテープやカラーテープが床に置いてあったが何の説明もなかった。子どもたちが気づくのを待つ作戦だった。齋じいからのアドバイスとしてはセロテープで筒の端を留めるとよいということだけだった。

齋じいのように壁を利用して家を作る子、筒3本をなんとか床に立てて、壁の代わりに新聞紙を周りに貼る子、などなど。男子の中には家を作ることよりも剣やかぶり物を作る方が得意な子どももいた。壊れては直し、壊れてはまた直し、楽しそうだった。

10分ほど遅れて2年生が合流した。2年生を集め、齋じいが新聞紙を使って家を作ることを説明した。2年生が家作りを始めると、1年生との差をはっきり見ることができた。

2年生の中には計画を持って作る子もいた。頭の中で家の設計図を考え、必要な柱の数を考え、筒だけ先に作る子、新聞紙の柱だけではうまく立たない子がいることを知り、中央に支えとなる柱を作る子などもいた。

小さいながらも我が家ができた子は早速その中に体を入れて満足そうだった。女子の中にはカラーテープを利用して楽しげに家に飾りをつける子どももいた。

そのほかにも「家」というキーワードからいろいろ想像して屋根瓦を描いたり、新聞紙をつなげて床を作ったり、活動時間が限られる中でどの子も熱心に取り組んだ。

活動終了後は散乱した新聞紙を集め、小さくちぎって思いっきり空中高く投げて遊び、すべての活動を終了した。

活動終了後は子どもたちが新聞紙をゴミ袋に集めて片付けた。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト5/21榴岡児童館「坪沼自然体験ワークショップ」

開催日時:2022年5月21日(土)10:00~16:00
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童20名(2,3年生)、職員4名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 4名(藤原、渡邊、高橋、佐藤)

活動内容詳細:
バスは10分遅れで到着した。

子どもたちはバスから降りると草がボウボウと茂る畦道を元気に歩いた。途中で虫取りを始めなかなか前に進まない子やすっかり枯れたオナモミを大事そうに手に取る子どもなど、スタートから良い反応だった。

学校教育では体験できないことを味わいに来ているのだ。神社の長い石段も誰一人へこたれず一気に登っていった。

今日は天気が良かったので境内に大きなブルーシートを広げそこに荷物を置いた。本殿前で待つ齋じいのところに集合し、神社にまつわる話、バクの彫刻についての話となった。

すると去年参加した子どもが「あれ?ゾウだよね。」なんとかバクということで落ち着いた。

一通り話が終わると裏手の森に入り、畑へ移動した。

サツマイモの成長を横目で見ながら館跡へと向かった。

源氏と蝦夷(えみし)の戦いの話、地元の神様や祠(ほこら)の話を子どもたちは聞いた。そのあと、地震で崩れた祠を職員の手で直した。

いつものように空堀下りを行った。命綱のロープを代表の3年生にお願いしたら、ロープの結び方までしっかり一人でやった。何年もこの活動をしているが初めてではないだろうか。

空堀下りを終え、田んぼを渡る風に吹かれながらブルーシートの敷かれた場所まで戻り、そこでお昼となった。開始時間が遅れたこともあり、30分間の短時間お昼休みとなったが全員食事を終え、午後の活動に参加した。

釘を打つ子ども、齋じいと木を切る子、職員が持参したマサカリで木を割る子、張り直したロープでターザン遊びをする子、ロープ登りをする子、丸太運びやシーソーをする子と、各人がいろいろな遊びを見つけ楽しんだ。

体と目、そして感性を十分働かせて夢中になって遊んだ活動もあっという間に終了時間となった。

子どもたちは最後まで元気で、帰る途中の山道でも虫を探したりしていた。バスに乗り込む前に「楽しかった。また抽選当たるといいな。」「ありがとう。」そんな言葉を聞くことができたのは良かった

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト5/14成田東小学校児童クラブ「坪沼自然体験ワークショップ」

開催日時:2022年5月14日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:成田東小学校児童クラブ 児童15名(1~5年生)、職員5名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 4名(藤原、渡邊、高橋、佐藤)

活動内容詳細:
曇り空の下、子どもたちは元気にバスから降りてきた。全員長靴履きで準備は万全だった。前日の天気予報では雨のようだったが神社のパワーか、SOATのパワーかはわからないが活動が進むに従って日差しが出てきた。

黄色い長靴の女子に「草が濡れているけど大丈夫?」と聞くと「今日のために元気を使わないようにしていたから大丈夫!」とのことだった。子どもたちは全員、畦道を元気に歩きながら濡れた雑草を踏みしめて歩いた。神社の大きな鳥居前で記念写真を撮り、いよいよ長い石段登りに挑戦した。100段近い石段は登り角度も急なのだが、子どもたちはやる気満々。途中休むこともなく一気に登り終えた。

荷物を置くと齋じいの待つ本殿へ集まった。いつものように神様への挨拶、装飾のゾウの彫り物の話をいつものように終える予定だった。が、ちょっとした事件が起きた。

それはこれまでゾウの彫り物と説明していた動物が実はバクだということが判明したのだ。悪夢を食べるバク。神社さんにも調べていただいた結果、やはりバクだったのだ。齋じいはバクの説明を子どもたちに始めた。「ゾウに見えるかもしれないが、これは夢を食べるバクだ。」

神殿裏山は早朝まで降った雨で下草はすっかり濡れていた。子どもたちは気にせず齋じいの後をついて行った。倒木に乗って遊ぶ子どもがいたり、地面観察をする子どもがいたり、それぞれ楽しみを見つけながら歩いた。

森を抜けると草ぼうぼうの空き地を歩き、根添館跡で説明を聞いた。その後館跡の説明看板裏手にある土地の神様の社(やしろ)を確認し、空堀下りに挑戦した。社は地震で屋根が落ち大量の蟻がいた。

午後はサツマイモの苗植えをした。農家さんがマルチングしていてくれた。一人3本の苗を受け取ると畑に一列に並んで苗を植えた。

苗植えが終了すると檜林に行って自由遊びの時間を過ごした。ターザンロープ、シーソー、ロープ登りなど、興味のあるもので遊んだ。ターザンロープは新たに張り替えた。昔の子どもぶりを発揮して室長さんがロープを檜の木に縛った。子どもたちは大はしゃぎでターザンになって遊んだ。齋じいと釘抜きやアスレチックの修理を行う子どももいた。

あっという間に午後の活動終了時刻となった。もっと遊びたい。どの子の顔にもそう書いてある。いろいろやりたいことがまだまだあったようだ。ここで止めるのが一番よいのかもしれなかった。子どもたちは口々のもう一回来たい。そう言いながら神社を去った。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト5/10「職員研修開催報告」

開催日時: 2022年5月10日(火) 10:00~13:30
場   所: トークネットホール仙台 第2教養室
参 加 者: 児童館職員12名
(榴岡児童館3名、新田児童館3名、成田児童クラブ3名、成田東児童クラブ3名)
S O A T : 4名(藤原、渡邊、髙橋、佐藤)
講 師 :齋正弘

 齋正弘氏(前宮城県美術館教育普及部長)による「美術活動として考える毎日の作業」という講義を午前午後に渡って聞き、その後、指の長さの四角を描くというワークショップを行いました。

講義の大まかな内容としては自身の大学時代からニューヨーク時代の父親になった経験、宮城県美術館に教育普及部が創設された時の話、田中泯のワークショップを美術館で行った話など多岐にわたる内容豊富な話があふれ出しました。

前回の講話でもありましたがカメラの出現が絵画に与えた影響について説明があり、写実画から印象画、抽象画へと作家の意識の変化についての話は「見る」ことの本質との関わりにおいて興味深い内容でした。また、乳幼児の発達による造形レベルの変化や図画工作と美術の違いなど、身近な話題も知ることができました。

午後の講話では高橋由一の新巻鮭、生け花の話などから日本画の特殊性について伺いました。
講話終了後、A4のコピー用紙とトレーシングペーパーを使った簡単なワークショップを行いました。コピー用紙に人差し指の長さの四角を描いてその中心に点を描き、その点が見えなくなるまで四角内を塗りつぶし、次にトレーシングペーパーを重ね、その四角形を「見たままに」描き写すという内容でした。

受講者は四角い形を「見たまま」にサインペンで描くことに挑戦しました。
点の塗りつぶしでは鉛筆で力強く塗る人、点の周りから塗り始める人など、いろいろ工夫を凝らしていました。

見たままに塗り潰した紙にペンで着色し、お互いにできあがった作品を見せ合って楽しいひとときを過ごしました。

ワークショップ終了後、講師が差し出すトランプから受講者が1枚ずつカードを引きました。全員が引き終わると「これで今日は終わり」と講師から終了宣言が出されました。

引いたトランプの続きは何もなく全員唖然とした中で職員研修が終わりました。

2022・SOAT アートワークショップ「虹色木琴作り」

開催日時:2022年5月8日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 屋外
参加者:16名
講師:はまちひろ(美術家)
サポート:SOAT佐藤

自然素材を使ってオリジナルの木琴を作るワークショップを開催しました。
新型コロナウイルス対策として、参加前の検温、手や道具の消毒、少人数ずつの受け入れ、マスクの着用等を行いながら実施しました。

最初に、土台となる木箱に枝や実などを貼り付けたり、音板(叩いて音を出す部分)となる木片にペンで色を塗ってカラフルにしたり、パーツを自由にデコレーションしました。

電車やうさぎ、バッタ、空など、それぞれに好きなテーマでじっくりと制作に取り組みました。
木箱の中身もこだわっていて、「椅子をたくさん並べて、ここに電車のお客さんを座らせてみよう。」「中はお姫様のいる森にしよう。」などの面白いアイディアがたくさんわいてくるようでした。

音板を好きな順番で並べて繋ぎ、仕掛けを作ったら完成です。

バチで音板を叩いてみると、コン、コン、ととても良い音が鳴り響き、「わぁ、すごい!」「ちゃんといろいろな音になる!」と何度も鳴らして演奏を楽しんでいました。

「いろんな飾りを付けられて楽しかった。」「帰ったらお父さんにも見せたいな。」「作れてうれしい。」「(鳴らせてみせて)この音が一番好き!」
力作の木琴に大満足の様子でした。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト4/26「職員研修開催報告」

開催日時: 2022年4月26日(火) 9:45~13:30
場   所: トークネットホール仙台 第2教養室
参 加 者: 児童館職員12名
(榴岡児童館3名、新田児童館3名、成田児童クラブ3名、成田東児童クラブ3名)
S O A T : 4名(藤原、渡邊、髙橋、佐藤)
講 師 :齋正弘

 齋正弘氏(前宮城県美術館教育普及部長)による講義「美術活動として考える毎日の作業」を簡単なワークショップを交えて伺った。

講義の大まかな内容としては前半は本当の意味での美術教育とは何か、中盤は美術とはどういうものか、見るという行為の本当の意味についてのワークショップ、後半は日本と西洋の生死観についてなどについてである。

 学校教育で美術というものは内容が図画工作であり、本当の意味での「美術」教育ではないということを具体的に話していただいた。

 一通り「美術」について話が終わると、A4のコピー用紙とトレーシングペーパーを使った簡単なワークショップを行った。内容はコピー用紙に親指の長さの四角を描いてその中に点を描く。

次にその四角内を点が見えなくなるよう塗りつぶす。

次にトレーシングペーパーを重ね、その四角を「見たままに」描き写すというものだった。
 
昼食を挟んで午後は参加者からの質問を受けた。牛の生首を土中に埋めて骨を描く作家のことと抽象画への理解についての2点が質問として出た。

 齋さんの話は多岐にわたり、参加者は楽しく聞くことができたようだ。話の内容は難しい部分もあり、職員は一言も聞き逃すまいとメモを取りながら真剣な様子だった。

2022・SOAT アートワークショップ「オリジナル植木鉢作り」

開催日時:2022年4月10日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 屋外
参加者:8名
講師:はまちひろ(美術家)
サポート:SOAT佐藤

今回は素焼きの植木鉢にオイルパステルで絵を描いて、オリジナルの植木鉢作りを行いました。

新型コロナウイルス対策として、参加前の検温、手や道具の消毒、少人数ずつの受け入れ、マスクの着用等を行いながら実施しました。

オイルパステルは、油性の柔らかいクレヨンです。描く時の力の入れ方で、かすれたタッチやくっきりとしたマットな表現ができます。

オイルパステルで描いた上からペンチングオイルを湿らせた綿棒でなぞると、なめらかな質感に仕上げる事もできます。植木鉢に描くのは、平面の紙と違って少し難しいですが、お花・蝶々・くだもの・縞模様など、鉢を少しずつ回しながらデザインを楽しみました。

最後は数種類のお花の中から好きなものを選び、出来上がったオリジナルの植木鉢に植え替えて完成です。
春らしいカラフルで素敵な作品になりました。

参加者の声
「楽しかった。」「クレヨンで描くのが面白かった。」「いい休日になりました。」「家が華やかになりそう。」

2022・SOAT アートワークショップ「樹脂タイルモザイクの小物入れを作ろう」

開催日時:2022年3月27日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 屋外
参加者:11名
講師:はまちひろ(美術家)
サポート:SOAT佐藤

今回は樹脂タイルモザイクの小物入れ作りを行いました。
新型コロナウイルス対策として、参加前の検温、手や道具の消毒、少人数ずつの受け入れ、マスクの着用等を行いながら実施しました。

今回使用した樹脂タイルは、手で簡単に割ることができるプラスチック製の薄い板です。
このタイルを小さく割り、その破片を組み合わせて絵柄を作る「モザイクアート」の技法で木箱のデコレーションに挑戦しました。

2~3歳児もタイルをパキパキと割ったり、木箱にタイルをペタペタと貼る作業はとても上手に出来てました。保護者に手伝ってもらいながら楽しそうに参加していました。

小学生は、作りたい絵の形に合わせてタイルを細かく割ったり、割れたタイルの形を見ながら模様を考えるなどの工夫が見られました。仕上げにお好みで色を塗ったり、カラフルなボタンや目玉パーツもアクセントに付けて、それぞれに素敵な小物入れが完成しました。

参加者の声
「楽しく作れた。」「また作りたい。」出来上がった箱には、宝物(中身はひみつ)!や宝石を入れたいなど、使う様子を想像しながら嬉しそうに答えてくれました。
保護者の方からは「2歳はまだ早いかな?と思ったけど、楽しそうに参加できていてよかった。」という声もありました。

2022・2/25 福島県富岡町・ものつくりアートワークショップ/オンラインリモート「オリジナルだるまつくり」開催

令和4年2月25日(木)10:00~11:30
実施場所:富岡町社会福祉協議会 小ホール・双葉郡富岡町大字仏浜字釜田122-6 富岡ホテル
参加者:住民13名
富岡町社会福祉協議会職員/2名
講師SOAT/2名(藤原、高橋)

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動の様子
今回はSOATと富岡町社協さんをオンラインで繋ぎ、リモートでアートワークショップを開催しました。富岡町社協職員の方には事前に「講師育成講座」を受講していただき、会場側のサポートをしていただきました。

白い張り子のだるまに、和紙を貼ってオリジナルのだるまを作るワークショップです。職員さんのサポートのおかげでスムーズに進めることが出来ました。

デザインを考え、和紙をちぎり、のりで貼っていく。単純ですが、頭も指先をフル稼働する作業です。みなさん、黙々と進めていましたが、いざ、だるまに目を入れ始めると、あちこちから「自分に似てくるんだよねー!」「なんか、変な顔!」「可愛くなってきた」などの声と笑いが、スピーカーから聞こえだしました。職員の方がタブレット端末を持って会場を周りでみなさんの作業の様子を伝えて下さいました。

作品が仕上がると、カメラの前までみなさんが作品を持って見せに来て下さいました。「かわいく出来たでしょ?」「会いたかったね!」「体、気を付けてね!」など、一人一人とお話しができ、とても嬉しかったです。

一日も早く皆さんと笑い合いながら、ものつくりの出来る日が来ることを祈ります。ありがとうございました。

2022・2/24 福島県富岡町・ものつくりアートワークショップ/オンラインリモート講師育成講座「思い出昭和館」「オリジナルだるまつくり」開催

令和4年2月24日(木)15:30~16:30
実施場所:富岡町社会福祉協議会 小ホール・双葉郡富岡町大字仏浜字釜田122-6 富岡ホテル
参加者:富岡町社会福祉協議会職員/1名
講師SOAT/2名(藤原、高橋)

コロナ禍によりまん延防止等重点措置を受け、私たちSOATが住民さんのみなさんに対面でアートワークショップを行うことは中止となりました。そのために2つの目的を持ってオンラインリモート講師育成講座を行いました。

オンラインリモート講師育成講座「思い出昭和館」
コロナ禍で中止、本ワークショップで行う予定だったペーパーアートの扱い方について講座を行いました。町内での集いの場は開催されるため、その際に支援員の方が講師として活用します。

オンラインリモート講師育成講座「オリジナルだるまつくり」
2月25日に「オリジナルだるまつくり」ワークショップをオンラインリモートで行います。当日、会場のサポートを職員の方にして頂けるように講師育成講座を開催しました。