令和4年度7/7 福島県富岡町・ものつくりアートワークショップ「布のバスケットつくり」お手伝いボランティア開催

令和4年7月7日(木)13:00~15:30
実施場所:富岡町社会福祉協議会 
参加者:住民3名
富岡町社会福祉協議会職員/2名 
講師:藤原久美子(美術・造形作家) SOAT/ 高橋
協力:株式会社アクタス

趣旨
SOATは富岡町にお住いのみなさんに「お手伝いボランティア」として、町内でのSOATの活動をサポートしていただいています。私たちが毎月一回担当する富岡町社協「ゆうゆう倶楽部」のものづくりワークショップの事前準備などです。この取り組みをきっかけに、地域のために働きかける取り組みも行うようになりました。誰かのためになる活動がみんなの生きがいに繋がることを目指しています。

7月15日開催する「布のバスケットつくり」の事前準備を行いました。
今回のワークショップでは、お手伝いボランティアのみなさんに講師補助も務めていただきます。

制作工程の一連を講師より指導を受け、シミレーションを行いながら、注意点やコツなども実践しながら学びました。

実践のあと役割分担や個別に補助が必要な参加者の確認なども行いました。

2022・5/16 福島県富岡町「ハーブガーデンワークショップ/春のお手入れ&ミントのワークショップ」開催

令和4年5月16日(月)13:30~15:00
実施場所:富岡町社会福祉協議会
参加者:住民2名、富岡町社会福祉協議会職員2名
講師:宍戸多恵子(ハーブ&クラフト代表) SOAT/2名(藤原、高橋)

富岡町社会福祉協議会(福祉センター)にハーブガーデンを作ります。参加者と富岡町社協が中心となって土つくり、苗植え、お手入れを行います。ハーブガーデンのお手入れで感じる「生きがい」、ワークショップに参加することで生まれる「人と人との交流」、植物から得られる「心のケア」が期待できます。

〇活動内容
草取り、刈り取りを行いました。町の行事と重なったことで参加者は少なかったものの、2名の初参加者がいました。
毎回初参加者がいることは興味関心の高さ、今後の活動の広がりが期待できます。

摘み取ったハーブ使ってハーブティーの淹れ方と、ハーブバスソルトの作り方と使い方を学びました。

成長の早いミント類は手に余ることもありますが、使い方を学ぶことで暮らしに取り入れやすくなりました。

2022・4/21 福島県富岡町「ハーブガーデンワークショップ/春のお手入れ&種まき」開催

令和4年4月21日(木)13:30~15:00
実施場所:富岡町社会福祉協議会
参加者:住民2名、富岡町社会福祉協議会職員2名
講師:宍戸多恵子(ハーブ&クラフト代表) SOAT/2名(藤原、高橋)

富岡町社会福祉協議会(福祉センター)にハーブガーデンを作ります。参加者と富岡町社協が中心となって土つくり、苗植え、お手入れを行います。ハーブガーデンのお手入れで感じる「生きがい」、ワークショップに参加することで生まれる「人と人との交流」、植物から得られる「心のケア」が期待できます。

活動内容
(1)ハーブガーデン整備
草取り、刈り取り、ゾーニングを行いました。「どれがハーブでどれが雑草なのか?」みんなで確認しながら行いました。目が緑になれるまで、なかなか見分けがつかず苦労しながらも「草取りは久しぶり」「土に触るのは嬉しい」などお話をしながら楽しく作業を進めました。草取りと刈り取りをしてさっぱりとしたガーデンのゾーニングを行いました。今年は「食べられるハーブ」の種類を増やしました。

(2)種まき、苗植え
バジルの種、ディルの苗、チャイブの苗、ラベンダーの苗を植えました。初めて見るハーブの香りをかいだり、バジルの種が小さいことに驚いたり、新しい気づきがありました。

(3)おはなし
宍戸先生から、今日刈り取ったタイムとミントの使い方、植えた苗と種のお世話の仕方など教えて頂きました。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト7/12成田小学校児童クラブ訪問「職員研修・パタパタモビール作り」

7月12日(火)11:00~12:30 
開催場所:成田小学校児童クラブ
参加者:成田小学校児童クラブ職員3名
講師:SOAT

開催目的:
①事前準備を含めた工程を学び、児童クラブがアートワークショップを自主開催できる。アートワークショップを知る。
②児童と一緒に事前準備をすること(共通の目的に向かう活動)の重要性について共有。

研修内容:
①パタパタモビール作りについて
・道具、材料の確認・開催場所の確認・当日のスケジュール確認。

②事前準備について
・職員内で打ち合わせをして、目的と期待できる効果を共有。下記「成果・効果」の通り進めていく。

③パタパタモビール作り実践
準備作業から作品完成まで、あらかじめ職員が体験することで、準備参加対象児童やワークショップ参加児童の状況を職員が判断し児童と一緒に準備を行うためのポイントや効果を図る。

成果・効果
7月12日のSOAT職員研修では、児童と共同で行う準備作業に意味を持たせる活動に対しての評価を得ることが出来た。

10/17開催のパタパタモビール作りに向けた事前準備を職員が計画し、児童と一緒に活動を行う。SOATは事前準備のフォロー、ワークショップ開催後に事前準備の効果について職員のヒアリングを行う。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト7/9 榴岡児童館訪問「榴岡公園探検ワークショップ」

7月9日(土)10:00~15:00
参加者:午前の部児童4名 職員1名 オブザーバー1名、
午後の部児童5名 職員1名
場所:榴岡児童館児童周辺
講師:齋正弘、サポート:SOAT3名

活動内容詳細:
探検ワークショップ参加者は4年生以上、しかも参加人数が午前4名、午後5名という極めて贅沢なワークショップとなった。
齋じいは榴岡公園でどんなワークショップを行うのか、子どもに限らず興味津々だった。

出発は児童館。そこから榴岡公園まで街探検となった。

齋じいは電柱を指さし「津波が来たら登れば助かる。登れるか。」と子どもたちに聞いたり、神社前にある大きな獅子像を見つけると指は何本あるかと聞く。

齋じいは子どもたちに普段何気なく見ているものに新鮮な視点を次々に与えていった。細い隙間を歩いたり、アリの大群を見つけたり、アパート一階の小さく不思議なドアを見つけたりしながら歩いた。

公園に着くと齋じいはトトロが歩いたような草むらを見つけた。ツツジの密集したところを小枝をかき分けながら進んだ。

大岩のあった場所で子どもたちがロッククライミングのまねをしたり、錆びた古いポンプの栓を見つけたり、梵字の書いてある大石を発見したりした。

齋じいは公園にあった銅像の所へ行き、蜘蛛の巣を掃除させたり、別の銅像作品を見せたりした。
齋じいは電話ボックスを見つけると、子どもたちにこれで電話したことあるか、などと聞いていた。仙台市歴史民俗資料館では七夕の飾り付けがあり、子どもたちが短冊に願い事を書いた。

午後のグループは資料館の中も見学した。

公園探検の帰り道は再び街探検となった。
ホテルがあり水生植物の鉢の中にメダカを発見した。子どもたちは今回の探検を通し、いつも通っている自分の街が違って見えたことだろう。

子どもたちにとって、新しい発見は楽しかったようだ。

【探検に参加しない在館児童】
午前中は、灯篭の絵付けやゲーム

午後は、折り紙を使ったものつくりや遊戯室でボールを使って遊んだりした。
低学年が主だったが、バレーボールの練習をしたり、ドッジボール、3人野球のまねなどをして楽しんだ。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト7/5新田児童館訪問「砂場ワークショップ」

7月5日(火)15:00~16:30
参加者:新田児童30名(1,2年生) 職員2名 
場所:館庭及び砂場 
講師:齋正弘、サポート:SOAT3名

活動内容詳細:
2時半を過ぎると子どもたちが元気に学校から帰ってきた。しばらくすると子どもたちは館内から出て齋じいの周りに集まった。

齋じいは子どもたちが裸足になることを見越して館庭の石拾いをさせた。

次に砂場を覆っていたブルーシートの撤去。

砂場の砂を運ばせ、土手のようなものを作らせた。

土手が完成すると「水を流すぞ~」と齋じいが声をかけた。子どもたちは館庭の中央辺りにバケツでせっせと水を注ぎ始めた。

何度バケツの水を注いでも水は流れるが土手の方までは流れない。

「川がないからじゃない?」と何気なく言うと「そうだ。川だ。」と気づいた男子がシャベルで溝を掘り始めた。それを見た他の子どもたちも溝を掘った。

ザー、ザーとバケツの水が次々運ばれてきた。

すると溝が川の役目を果たし、水は土手の方に流れていった。溝さえ掘れば水は自分の好きなところに流れると理解した子どもたちは横方向に溝を掘ったり、土手と反対方向に掘る子どもも現れた。

館庭の中央部分は溝だらけ。まるでアマゾン川だ。しばらくすると土手のところが池になった。裸足になって足を入れる子、足だけでは収まらず、どうせならと、半身浴を始めた男子もいた。

そして、ダムは決壊。

参加した子どもたちはやりたいように遊んだ。よほど楽しかっただろう。最後はいつもの通り館庭を元通りに直してワークショップ終了。

ドロドロの足を職員に洗ってもらい着替えるため子どもたちは部屋に戻っていった。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト7/2成田小学校児童クラブ「坪沼自然体験ワークショップ」

開催日時:2022年7月2日(土)14:40~20:50
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:成田小学校児童クラブ児童館 児童20名(全年生)、職員5名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名

活動内容詳細:
到着は事前計画通り、午後2時40分。ネット情報では36度。アスファルトの上はもっと暑いはず。希望者40名の中から選ばれた20名がバスから元気に降りてきた。参加児童は1年生から6年生まで、全学年参加だった。

いつものように坪沼八幡神社の石段目指して草道をかき分けながら進んだ。虫が苦手な子もいた。虫がいるとは知らないで参加した女子もいた。信じられない話だが、視線の先には大きなジョロウグモが巣を張っていたから、怖がる気持ちがわからないでもなかった。

石段を上がると齋じいが上で待っていた。

子どもたちは社務所と神楽殿に分かれ、探検の準備を済ませて齋じいのところに集まった。齋じいは神社の説明を終えると「これから遊ぶからね」と子どもたちと一緒に神様へ挨拶をした。

6年生が崖下り用のロープを持つ係になり社殿裏の檜林を歩いた。

齋じいは根添城の館跡へ続く畑道への近道を通ったがそこが草ボウボウ。

5,6年生の背丈以上の草も生えていた。バスから降りたときは気持ち悪がっていた子どもも覚悟を決めたのか、みんなの後をついて草の中へ入っていった。

児童が植えたサツマイモと枝豆、坪沼農園の様子

齋じいは地元の神様と坪沼八幡神社の神様同士の戦いの話を終えるとロープを使った空堀下りへと子どもたちを誘導した。水分補給を済ませると、5,6年生が協力して崖近くの木にロープを結んだ。今回のロープ結びは苦労したようだった。

齋じいが先頭になり崖を降りた。崖下りに不安げな子どもたちもいたが職員の声がけに勇気をもらい、全員スムーズに大昔の子どもたちが作った空堀の跡を降りることができた。

その後、蛍出現場所を確認し、炭焼き場所を見学しながら鎮守の杜へ向かった。鎮守の杜では再度水分補給を行い、子どもたちはそれぞれに釘打ちやターザンロープ、1本橋渡り、シーソーや縄登り、木登りなど考えつく遊びをすべてやった。

5時半になり「夕飯の時間だぞ」と声をかけると「やったー。腹減ってたんだー。」とうれしそうだった。

夕食時間が終わると、ちょうちん作りを行った。マジックでちょうちんに好きな模様や絵柄を描いた。広い面を塗りつぶす子や線画を描く子などいろいろだった。
社務所の様子

神楽殿の様子

7時半になり手描きのちょうちんを手に子どもたちは社務所前で待つ齋じいのところに集まった。周りはなんとなく薄暗く、蒸した。子どもたちのワクワク感とドキドキする心臓の鼓動が聞こえるようだった。

「さぁ、蛍見に行くぞ。」齋じいのかけ声で昼来た道を逆に歩いた。「ここの蛍は時間が正確だから出る時間は8時と決まっている。今7時56分だからまだ出ない。もう少し待つぞ。」「あっ、いた。」時刻は8時1分。蛍が1匹、また1匹と次々出てきた。何匹みつけられるか競う子もいて、49匹見つけた、と大喜びしていた。この日は空の状態が良く、三日月や北斗七星がきれいに見えた。夏の大三角形は見つけることができなかったが、子どもたちは日常生活では得られない貴重な体験をたくさんし、満足そうにちょうちん片手にバスへと戻っていった。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト6/29 榴岡児童館訪問「砂場ワークショップ」

6月29日(水)15:00~16:30
参加者:榴岡児童館児童 榴岡児童館砂場 19名 職員3名
講師:齋正弘、サポート:SOAT4名

活動内容詳細:
最高気温34度の中、小学校の砂場で実施予定だったが急遽児童館の砂場で実施することになった。マスク姿で齋じいの周りに集まった子どもたちは全員1年生。熱中症対策として館長が暑い人は無理せずマスクを外すこと、外した人は絶対しゃべらないことを約束させた。

齋じいを見る目がみんなキラキラ輝いていた。「今日はどうだ?」子どもたちが齋じいの質問に戸惑っていると「暑いのでテントを立てる。」と齋じいが言った。テントを立てるという言葉に子どもたちのテンションは一気にマックスとなった。

齋じいの後をついて行きブルーシートと竹を持ってきた。シートを広げ、紐で4隅を固定しようとしたが紐の通し穴が壊れていた。すると齋じいは「小さな石ないか。探せ。」子どもたちは砂場を掘って石を探し始めた。齋じいは「見てろよ」と言いながら子どもたちが探してきた石をシートの隅にくくりつけた。紐通しの穴などなくても紐が結べると言うことを齋じいは子どもたちに伝えたかったようだ。

紐が結べる子どもたちがシートの4隅を館庭の街灯や手すり、フェンスなどにシートの紐を結んだ。シートが横に広がると、齋じいは竹竿をシートの中央に立てた。「テントだ!」子どもたちは大喜び。齋じいは「砂場から石を探せ。」子どもたちはシャベルでせっせと石探しや穴掘りを楽しんだ。

活動終了まで15分となったところで、齋じいが「山を作って 水を流すぞ。」 と言うと山を作る子、バケツで水汲に向かう子にさっと分かれた。

山はなぜか壁を利用した半分だけの、崖風のものができあがった。

子どもたちはうれしそうに次々バケツの水を流して遊んだ。山に流した水は川となり、いつの間にか池になった。

ここで時間終了の声を聞いて子どもたちはテントの紐を外し始めた。

「バレないように元に戻すぞ。」子どもたちは楽しそうに水たまりに砂を入れて砂場は元の姿に戻った。

2022・SOAT アートワークショップ「マジックコーンでカラフルカードつくり!」

開催日時:2022年6月26日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 屋外
参加者:子ども17名
講師:はまちひろ(美術家)
サポート:SOAT佐藤

トウモロコシが原料のスポンジ状の素材・マジックコーンを使ったカード作りを行いました。
新型コロナウイルス対策として、参加前の検温、手や道具の消毒、少人数ずつの受け入れ等を行いながら実施しました。

マジックコーンは水で湿らせると、パーツ同士や紙に簡単にくっ付けることができます。
初めて扱う素材に皆さん興味津々の様子でした。

パーツをハサミで使いたい大きさに切って、軽く湿らせ、土台の厚紙にペタペタと貼り付けて造形をしていきます。
見本を参考にしながら、お花や動物など、それぞれに好きな模様にチャレンジしました。

難しい作業がないため、未就学児もカットから貼り付けまでほとんど一人でできました。
カラフルな色からは想像が膨らみ、気分も上がります。

あまりの楽しさに暑さも忘れ、画面がいっぱいになるまで夢中で取り組んでいました。
コルクの枠部分にもパーツを付けたりペンで模様を描いて完成です。
完成してすぐに「もう1枚作りたい!」という声が上がるほど、楽しんでいただけたようでした。

参加者の声
「フワフワですぐにくっついて面白かった。」「夏らしく爽やかな感じにできた。」「家に飾りたい。」
一緒に参加した保護者の方からは「こういう素材があることを初めて知った。」「普段あまりハサミを使わせないので、今日は自分で切れて嬉しそうです。」の声もありました。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト6/22新田児童館訪問「砂場ワークショップ」

6月22日(水)15:00~16:30
場所:新田児童 館庭砂場
参加者:23名(2、3年生) 職員3名
講師:齋正弘、サポート:SOAT3名

活動内容詳細:
曇天の中、学校から帰ると早速検温を済ませ、子どもたちが砂場ワークショップを楽しみに齋じいのところに集まってきた。
子どもたちが集まったのを確認すると齋じいは「砂場掘るぞ。」と声を出した。子どもたちは一斉にシャベルで砂場のあちらこちらをせっせと掘り始めた。

子どもたちがすぐに砂場の底まで掘ってしまうのを見た齋じいは館庭の側溝に溜まった砂を掘って砂場に戻すことにした。側溝の蓋は厚いコンクリートの塊だったが、館長と3年生男子で次々開けていった。

蓋が開いてみると側溝の溝は砂で満杯になっていた。子どもたちはシャベルやスコップを手に砂を掘り出しバケツに入れた。水分を含んだ砂は運ぶのにも力が必要だった。

運んだ砂は砂場に大きな山を作るのに使われた。山はどんどん高くなっていった。いつの間にかなんとなく、側溝の砂掘り係り、砂運び係、山作り係りになっていた。

山作り係は時々館庭の白い砂を集め、山にかけた。黒一色だった砂山に雪が降ったようになり「きれい」と子どもたちは喜んだ。砂掘り係は更に砂を掘り進め、側溝の溝がどんどんきれいになった。

山が完成すると頂上から水を流した。水は勢いよく流れ、一瞬川ができた。最初に掘った穴は池になった。今年は池が小さかったからか、誰も裸足になる子どもはいなかった。終了時刻が迫り齋じいが「砂場をなんとなく元に戻すぞ。」と言うと子どもたちは山を崩し始めた。

おおよそ平らにしたところでブルーシートをかぶせ、活動は終了した。側溝の重い蓋は、3年生有志の協力で無事締め終えることができた。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト6/22新田児童館訪問「職員研修・ひみつの部屋作り」

6月22日(水)13:00~14:00 
開催場所:新田児童館
参加者:新田児童館職員3名
講師:SOAT

目的
①事前準備を含めた工程を学び、児童館が自主開催できること
②児童と一緒に事前準備をすること(共通の目的に向かう活動)について

研修内容
①ひみつの部屋作りについて
・道具、材料の確認・開催場所の確認・当日のスケジュール確認。
②事前準備について
・職員と打ち合わせし、目的と期待できる効果を共有。下記「成果・効果」の通り進めていく。
③段ボール額作り実践
・あらかじめ職員が体験する。そのことで、児童の参加状況を職員が判断し児童と一緒に準備を行う。

成果・効果
7/25、9/14、10/5、10/19、4回開催のひみつの部屋作りに向けた事前準備を職員が計画をし、児童と一緒に活動を行う。SOATは事前準備のフォロー、ワークショップ開催後に事前準備の効果について職員のヒアリングを行う。

2022年度SOAT×児童館協働プロジェクト6/18新田児童館「坪沼自然体験ワークショップ」

開催日時:2022年6月18日(土)14:30~20:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童20名(3、4、5年生) 職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT3名(藤原、渡邊、佐藤)

活動内容詳細:
13:00~14:00 新田児童館で使用竹採り
活動前に太い竹を農家さん(裏山)からご提供いただいた。

今回のワークショップ参加者は夜の活動ということで希望者が多く、抽選で選ばれたという。炎天下の中、川沿いの背丈の高い草の畦道を神社の石段を目指した。「草がくっつくからいやだ。」そう言って草の中を歩くのが苦手な子どもたちもいたが、なんとか頑張って草の中を歩いた。

元気に長い石段を登り、神楽殿グループと社務所グループに分かれて水分補給、虫除けスプレーをしてタオルを首に巻き、軍手をして齋じいのところへ集合した。

神様に遊びの安全を全員でお願いし、根添館跡に向かった。途中また、草ぼうぼうの空き地も歩いた。

4,5年生といえども生長した夏草は大きく、かき分けながら前に進んだ。

館跡に着くとその説明と地元の神様の説明を聞き、石造りの社を確かめた。次は空堀下りの挑戦だった。堀を下りる前に休憩を兼ねて水分補給をした。

休憩が終わると桑の木にロープをむずび空堀を降りた。「やっぱりむり。」と言って10歩も降りないうちに引き返す子どもがいたが、周りの応援を受けて2度目のチャレンジで下ることができた。空堀を降りると蛍の見学場所の確認を行い、竹炭作りの窯を見学しながら鎮守の杜に向かった。

前々回倒すのが途中になっていた檜を倒し、子どもたちはノコギリで枝払いを行った。さすがに高学年生は力があり、あっという間に枝払いが終わった。

ターザンロープに興味のある子どもたちはターザンごっご。なぜか細い檜に吸い寄せられる子どももいて「檜にこっちだよ、と呼ばれているんじゃない。○○ちゃん、気をつけて。」などと声を掛け合い、仲良く遊ぶことができた。

ノコギリを終えた子どもたちは大きな手作りシーソーにまたがり「うわ、おもしろい。」を連発していた。

5時に鎮守の杜から移動し、夕食、そして提灯作りへと活動は移っていった。
18:30~19:30 提灯作り
社務所の様子

神楽殿の様子

マイ・ランタンが出来上がる頃には外も暗くなり、雰囲気が出てきた。子どもたちは自分の提灯に明かりを灯して「きれい」と喜んでいた。7時半になると全員社務所の軒下に集まり齋じいのお話。それが終わると蛍見学に出発した。

手には自作のちょうちん1つ。山並みがうっすらとシルエットになって見えた。暑いし湿度もあったので蛍は出るはず。

見学場所に15分ほど早く着いてしまったので少し待ったが、8時近くになるとぽつり、ぽつりと光が見え始めた。もちろん子どもたちは大興奮。そんな中、なんと子どもの手に蛍が舞い降りた。暗すぎてカメラでは撮れなかったが、人の目には明るく輝いて見えた。

蛍に夢中になっているといつの間にか帰りの時間となった。子どもたちはちょうちんを手に「楽しかった。」「今日来てよかった。」と言ってくれた。帰りのバスの中で子どもたちはきっと今日の活動の夢を見ながら帰るのだと思った。