2022・SOAT アートワークショップ「スイーツキャンドル作り」

開催日時:2022年2月13日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 スマートギャラリー1階
参加者:20名
講師:はまちひろ(美術家)
サポート:SOAT佐藤

今回は、スイーツのようなキャンドル作りを行いました。
新型コロナウイルス対策として、参加前の検温、手や道具の消毒、少人数ずつの受け入れ、マスクの着用、会場の換気等を行いながら実施しました。

キャンドルは火を使わずに作れるもので、薄いシート状の色付きキャンドルを手の熱で柔らかくして粘土のように造形し、ベースのキャンドルに貼り付けてデコレーションをしていきます。

キャンドルシートは最初はすこし硬いので、小さなお子さんの家族はお父さんやお母さんが柔らかくなるまでこねる作業、お子さんは自由に造形して貼り付ける作業と分担しながら仲良く参加していました。
キャンドルは基本の5色(赤、青、黄、黒、白)で、それ以外の色は自分で混色をします。
「緑色は、何色を混ぜればいいんだっけ?」と確認しながら作っていました。

一番の人気はケーキでした。イチゴのショートケーキ、チョコレートケーキ、虹のケーキ、バースデーケーキなど、色々な種類の美味しそうなケーキが並びました。

スイーツ以外にもお花や動物など、子どもならではの自由な感性でデコレーションを楽しみました。
キャンドル本体が出来たら、土台のコルクシートにお絵描きをしたり、ラメで仕上げをして完成です。

参加者の声
「すごく楽しかった。」
「もったいなくて使えない!飾る!」
「キャンドルがちょっと硬くて大変だったけど、楽しかった。」
「こういう材料があることを初めて知りました。」

2022・2/22 福島県郡山市・ものつくりアートワークショップ/講師育成講座「山小屋つくり」開催

令和4年2月22日(火)15:00~16:30
実施場所:郡山市大槻町北公民館
参加者:富岡町社会福祉協議会職員/3名
講師:SOAT/2名(藤原、高橋)

今回は富岡町社協郡山支所職員の方に講師育成講座「山小屋つくり」を開催しました。
本来はSOATが住民のみなさんにアートワークショップを行う活動でしたが、この度のまん延防止等重点措置を受けアートワークショップの開催を中止いたしました。富岡町社協郡山支所さんは個別訪問を自粛し電話による様子伺いの取り組みをされています。

今回の講師育成講座は、職員のみなさんが講師となってアートワークショップを開催出来ることを目的としています。講師を務めていただくためには、支援員さんの実践が伴うことが不可欠です。

個室で少人数、検温、消毒、マスク着用、換気を行いながら開催しました。今回の「山小屋つくり」は構図を考え素材を選び、箱庭の中に山小屋とその風景を作っていきます。想像力、集中力が発揮されます。素材は100円ショップで購入できる物と、日常の中にある草木をドライにしたものを使います。

職員のみなさんは一つ一つの工程に住民さんを浮かべながら、手順の工夫などを確認しながら熱心に真剣に受講してくださいました。職員のみなさんの作品はとてもステキで、住民のみなさんへの素晴らしい「お見本」が出来上がりました。

途中、別室で活動をされていた町民の方に「みんな楽しみに待っているから、しっかり勉強してね!」と声を掛けていただきとても嬉しかったです。

一日も早く活動が再開され、ものつくりの場で職員のみなさん、住民のみなさんが笑顔になれる日を願います!

ありがとうございました。

2022・1/14 福島県いわき市・ものつくりアートワークショップ「ものつくり相談会」開催

令和4年1月14日(金)10:00~16:00
実施場所:富岡町役場いわき支所多目的集会施設
参加者:富岡町民18名、大熊町民20名、いわき市民2名 合計40名
富岡町社会福祉協議会職員/7名
大熊町町社会福祉協議会職員/5名
富岡町役場職員/4名
講師:SOAT/3名(藤原、高橋、千田(パッチワーク・布小物作家))
布端材提供:株式会社アクタス

昨年度に続き「ものつくり相談会」を開催しました。今年度は、富岡町社協いわき支所、大熊町社協いわき連絡所、富岡町いわき平交流サロン、富岡町いわき四倉交流サロン、私たちSOATが組織や地域を超え協働して開催しました。

地域には、ものづくりのお好きな方がたくさんにいらっしゃり、共通の趣味を通した交流活動も行われ始めています。支援員のみなさんから地域の声を伺うと「いろんなものを作ってみたいけど何を作っていいのかわからない」、「一人じゃなくてみんなで集まって好きにものをつくる時間があればいいな」などの声が多くありました。また、感染症の拡大により自宅で過ごす時間が長くなりました。自宅で一人でも取り組める様、レシピと復習用材料の準備をしました。

会場には「デコパージュ体験」「工作布(布をボンドで加工し扱いやすくしたもの)」「ミシンでサコッシュつくり」の3種類のコーナーを設けました。ものつくり指導は、前日に職員向けの「講師育成講座」を行ったうえで、職員もSOATスタッフと一緒に講師を務めました。
【デコパージュ体験コーナー】

参加者は興味のあるコーナーを定員の上限内で自由に選んで体験しました。専門の講師も参加することで、日常のものつくりのちょっとした疑問を聞いたり講師から新たなアイデアを学んだり、とても楽しそうに過ごされていました。特にミシンのコーナーでは具体的な質問も多数聞かれました。
【工作布コーナー】

【ミシンでサコッシュつくりコーナー】

富岡町、大熊町、いわき市の住民や職員が一体となって活動を行うことで、組織や地域を超えた広域的な連携の生まれるきっかけになったように感じました。ありがとうございました。

参加者の声
・いろいろなお話を楽しくできました。これからも新しいことに挑戦したいです。
・ミシンを始めて使いました。楽しかったです。
・楽しく参加出来、勉強になりました
・今日学んだものに興味を持ったので、今後極めたいと思った
・時間が足りなかった、もっとつくりたかった
・とても良い企画なので今後も機会を作って欲しい など

以上

2022・SOAT アートワークショップ「かざり羽子板をつくろう!」

開催日時:2022年 1月16日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 スマートギャラリー1階
参加者:7名
指導:SOAT佐藤、サポート:1名

新年最初の活動は、厄除けや無病息災の縁起物である「羽子板」作りを行いました。
新型コロナウイルス対策として、参加前の検温、手や道具の消毒、少人数ずつの受け入れ、マスクの着用等を行いながら実施しました。

飾りパーツにはちりめん布や和紙、水引など和の雰囲気が味わえる素材を使います。
はじめにつまみ細工のお花や和紙の扇子、羽根突きの羽根にひと手間を加えてパーツを完成させます。
出来たパーツを土台の上に並べてデザインを考え、ボンドで接着していきます。

少し細かい作業はお父さんやお母さんにお願いして親子仲良くオリジナル羽子板つくり!
じっくり考えるよりも直感で手を動かす。
感性のままに自由にデコレーションを楽しむ。

それぞれに個性のある立派な羽子板が完成しました!

参加者からは「貼るのが楽しかった。」「可愛くできた。」「縁起が良さそう!」等の感想がありました。
オリジナルのかざり羽子板で、みなさんが今年

2022・1/7 福島県大熊町・ものつくりアートワークショップ「羊毛の一輪差しつくり」開催

令和4年1月7日(金)10:00~11:30
実施場所:大熊町社会福祉協議会 
参加者:住民12名
大熊町町社会福祉協議会職員/1名 
講師:SOAT/3名(藤原、高橋、佐藤)

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動の様子
今回は羊毛を使って一輪差しを作りました。みなさん羊毛を使ったものつくりは初めてとのこと、「どうやったら瓶にくっつくの?」「ボンドは使うの?」と材料を見て興味津々のご様子でした。

ふわふわの羊毛を硬くするためには何度もこする作業を繰り返します。なかなか根気のいる作業で「大変だな」「疲れてきた」と言いながらも、「やっぱり作るのは楽しいなぁ」「体が温まってきた」「いい運動になるわ」と楽しみながら熱心に取り組んでくださいました。飾り付けでは色付きの羊毛で自由な模様作りを楽しみました。

おしゃべりやお互いの作品を見て褒め合うなど、参加者同士の交流も楽しんでいました。作品が自分でも褒めたくなる出来栄えだったり、それを誰かに褒められることは、とても嬉しそうでした。

この活動は普段あまり体験できないものつくりに親しんだり、参加者と交流できる貴重な機会となっていると感じました。

前回のカレンダー作りに参加された方からは「カレンダー使ってるよ。あれイイよね。」との声や、「次は何作るの?」と質問をいただくなど、参加への満足度や期待値の高さを感じました。

ありがとうございました。

12/17 福島県富岡町・ものつくりアートワークショップ「干支の押絵つくり」開催

令和3年12月17日(金)10:00~12:00
実施場所:富岡町社会福祉協議会 小ホール 
参加者:住民14名
富岡町社会福祉協議会職員/2名 
講師:千田教子(パッチワーク・布小物作家)SOAT/2名(藤原、高橋)

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動の様子
今回は講師に布小物・パッチワーク作家の千田教子先生を迎えて「干支の押し絵」を作りました。季節を取り入れたテーマのためか、「一年が経つのは早いねー」「正月はどうするの?」など、会場のあちこちで時候の挨拶が聞かれました。

押し絵は飾り羽子板の装飾にも使われる技術で、手先を使う作業が多いワークショップです。

初めて押絵をつくる参加者は、材料を広げた瞬間「まるでパズルだね」「なんだって細かいね!」と驚かれた様子。しかし経験のある参加者や講師から「出来上がったときには『やって良かったなー』って思うから頑張って!」と応援を受け真剣に作業に取り組んでくれました。

講師所感
みなさんおつかれさまでした。細かな作業がありましたが、完成時に「かわいくできた!」「頑張って良かった!」」とたくさんの笑顔が見られ、安堵と喜びを感じました。ありがとうございました。

参加者の声<アンケート結果から>
遅れていても丁寧に教えてくれてありがたかった
毎年作って十二支にしたい
「作品」を作ることはとても楽しい など

12/16 福島県富岡町・ものつくりアートワークショップ「干支の押絵つくり」お手伝いボランティア開催

令和3年12月16日(木)13:00~15:00
実施場所:富岡町社会福祉協議会 
参加者:住民5名
富岡町社会福祉協議会職員/1名 
講師:千田教子(パッチワーク・布小物作家)SOAT/2名(藤原、高橋)

趣旨
SOATは富岡町にお住いのみなさんに「お手伝いボランティア」として、町内でのSOATの活動をサポートしていただいています。私たちが毎月一回担当する富岡町社協「ゆうゆう倶楽部」のものづくりワークショップの事前準備などです。この取り組みをきっかけに、地域のために働きかける取り組みも行うようになりました。誰かのためになる活動がみんなの生きがいに繋がることを目指しています。

活動の様子
「干支の押絵つくり」は細かなパーツを組み合わせて作ります。参加者のみなさんがスムーズに楽しく参加できるようにと、お手伝いボランティアのみなさんがパーツつくりを手伝ってくださいました。

作業は大きく2つに分かれますが、SOATが指示のようなことをしなくてもみなさん自身で作業分担を行い進めて下さいました。

いつもお手伝いくださり本当にありがとうございます。

気軽に人と会うことが難しい昨今、作業後の歓談も楽しみの時間になっています。私たちにとってもうれしいひと時です。 

12/18 新田児童館 / 坪沼自然体験ワークショップ開催

開催日時:2021年12月18日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童14名(1、2、4年生)、職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)

活動内容詳細:
今年最後のSOAT×児童館協働プロジェクトだったが、朝から雪の一日だった。到着が遅れるか、と心配したが、9時45分には到着した。前日のまでの予定では20名。それが1名減となり、バスから降りたのは14名だった。4年生は1人でほとんどが1,2年生だった。

雪の降りしきる中、神社の石段を目指して元気に歩き出した。途中でひっつき虫を見つけ喜ぶ子どもたち。「ひっつき虫だ!」「ひっつき虫ってどんな虫?」と言う子どもにひっつき虫について科学者のように説明を始める子どもが現れた。「これは第3態。第1は小さくて緑…。」そういう子どももいるかと思えば、橋の欄干に積もった雪を集めて雪玉を作って喜ぶ子どももいた。橋を渡る前には更に雪と風が激しくなってきた。子どもたちは雪にひるむことなく力強く石段を登った。

齋じいは石段を途中まで降りてきて、社務所への近道を行くよう促した。先に登った子どもたちはまた石段を降りて近道を行った。

社務所で探検の準備を済ませると齋じいの待つ社殿に集まった。今日は社殿の扉が閉まっていた。「今日は寒いだろ。神様も寒いと戸を閉めるんだ。」と齋じいは言いながら鏡や刀の話をした。

社殿左側面のゾウの彫り物について説明すると興味深く聞く子どもたちが多かった。本物のゾウを見たことがない大人が話だけでここまで作るのはすごい、と齋じいが言うと「え~、すごい。」と言うこどもがいた。

鎮守の杜ではいつもの檜の話と雪の上に顔を出している苔の話をした。その後、子どもたちは森を抜け、雪に覆われた畑を抜け、根添館跡に向かった。

雪は相変わらず降っていた。風も強く、雪が横に降っていたが、子どもたちは平気なようだった。齋じいは館跡の説明、地元の古い神様の見学、空堀下り、田んぼの畦道、トトロの道と順に進んだ。田んぼの畦道では炭焼き窯も見学した。この窯は壊れて何年も放置されていたのだが、新しく作ったようだった。

昼食後は檜の林で遊んだ。活動時間が1時間程度だったのでノコギリを使ったり、ターザンロープやシーソーで遊んだり、思い思いの遊びをした。齋じいの手伝いで丸太から板を作る子どもたちもいた。齋じいと櫓の修理をする子もいた。

強い北風は檜の林にまで入ってきたが子どもたちは寒がることもなく活発に動き回った。鬼ごっこを始める子どもたちもいた。山の斜面で、しかも枯れ葉の上に雪が積もって滑りやすい。切り株もあちらこちらにある。そんな中で走るのだった。転んでも平気そうに走り回っていた。

都会の子どもが山でこんなに元気に走れるようになった。切り株が危ないから切ってほしいと数年前に職員から言われたこともあったが、子どもたちの順応性の芽を摘まなくてよかったと思う。子どもたちは冷えた体をホットドリンクで温め、神社の元参道を元気に帰っていった。「今日は何か楽しかった?」と聞くと「全部!」と子どもたちはうれしそうに答えてくれた。

「クリスマスオーナメント作り」

開催日時:2021年 12月12日(日)11:00~16:00
開催場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 
参加者:11名
指導:SOAT佐藤、サポート:1名

テーブルに置いたり壁に掛けて飾れるクリスマスオーナメント作りを開催しました。
新型コロナウイルス対策として、参加前の検温、手や道具の消毒、少人数ずつの受け入れ、マスクの着用等を行いながら実施しました。

モミ木の枝、ヒノキの枝、松ぼっくりなどの自然素材のほか、リボン、キラキラボール、フェルト製のサンタクロースなどをコルク土台に自由に飾り仕上げます。サンタクロースの顔にはペンで好きな表情を描きました。

参加者は、モミ木の枝、ヒノキの枝、松ぼっくりなどの自然素材を手に取り、「えっこれ本物なの?すこい。」と驚いていました。

未就学児や小学校低学年の子どもはワイヤーを切ったり、少しチクチクするモミ木の枝葉に飾りを付けるなど難しい作業を保護者と一緒に行いました。

クリスマスオーナメント作りは、バランスを見ながら左右対称に慎重に飾りを付けたり、迷いなく枝を土台に刺して飾るなどの工夫している様子が見られ、飾る材料はほとんど同じですが、出来上がった作品は個性豊かでした。

参加者からは「楽しかった!」「今日からクリスマスまで玄関に飾りたい。」「思っていたよりも豪華にできて嬉しい。」「見ていると大人も作りたくなります。」等の感想がありました。

気持ちはもうクリスマス!
プレゼントをもらったような嬉しそうな笑顔でお持ち帰りしました。

12/11 榴岡児童館 / 坪沼自然体験ワークショップ開催

開催日時:2021年12月11日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童10名(5年生、4年生、2年生)、職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、髙橋)

活動内容詳細:
今回は榴岡児童館最後のワークショップだった。12月も2週目となり、寒さ+新型コロナのことを保護者が考慮してか、参加者が10名と、今年最少人数と者となった。気温も冬とは思えないほど暖かく晴天無風だった。学年に幅はあったが意欲的な子どもたちだった。

神社の石段に向かう途中、草ぼうぼうの畦道で黒い塊を発見した。イノシシの糞だった。「珍しいものがあったぞ!」と声を上げると子どもたちが集まってきた。「これなんだと思う?」「うんち!」当たりだったが本当にわかったのか確認。やはり適当に答えたものだった。「これはイノシシのうんちだよ。」そう言うと子どもたちがのぞき込んだ。踏まないように気をつけさせ、先に進むと今度はイノシシの足跡が見つかった。足跡の特徴を説明しながら石段まで歩いて行った。

「あ~階段だ。久しぶり。」そう言いながら登り始める子どもがいた。段差が大きいので1年生で参加したときはけっこう大変だったと懐かしがっていた。苦労した経験は小学生でも懐かしいと思うのだとわかった。

階段の途中で齋じいが待っていた。先頭を登っていた子どもたちに脇道へ行くよう促した。石段をてっぺんまで登らず脇から社務所に行くのは初めてだった。今回は全員が社務所で探検の準備をした。

齋じいはいつものように神様の説明と挨拶を済ませると、昔の大人が彫ったゾウの解説を行って鎮守の杜へ入っていった。鎮守の杜を抜け、畑の中を通り、いつもの添城跡地についた。

興味のある子どもたちは齋じいの周りに集まり、坪沼八幡神社が京都から来た話や、地元の神様についての説明を聞いた。空堀下りでは桑の木にロープを結ばせ、齋じいを先頭にみんな崖を降りた。土が湿り、ヌルヌルと滑ったが、子どもたちは元気に挑戦できた。掘りの中を歩いていくといつの間にか田んぼに出た。子どもたちはそこからトトロの道に行き、墓跡を見学した。

昼食後はヒノキの林で解体中の丸太材を切ったり、釘を打ったりして新しい見張り台つくりに挑戦した。木登りやターザンロープが好きな子どもはそれぞれ興味のある遊びに夢中になった。シーソーで遊ぶ子もいた。製作途中の見張り台にアオキや竹笹、ムラサキシキブを見つけてきて飾り始める男子もいた。

ノコギリにしても釘抜きにしても、参加者がいつもの半分なので、やりたいことを順番を待たずに自由にできたのはよかった。弓矢を作ってほしいと言われ作ってやると、子どもたちは狩人に変身。齋じいが的を作ったので子どもたちの野心に火が付いた。流鏑馬のように矢を打つ子どももいた。打ち方のルールを子どもたちで決めて遊んだり、遊び方に進化が見えて面白かった。

あっという間に活動終了時刻となり、子どもたちは冷えた体をホットドリンクで温め、齋じいの待つ境内へと向かった。挨拶を済ませると弓矢グループは背中の弓を自慢げにバスまで帰っていった。

12/4 榴岡児童館 / 坪沼自然体験ワークショップ開催

開催日時:2021年12月4日(土)10:00~16:00
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:榴岡児童館 児童20名(2、3年生)職員3名
講師:齋正弘
サポート:SOAT 3名(藤原、渡邊、佐藤)

活動内容詳細:
今回の子どもたちは、以前参加したことのある子どもが多かった。そのためかどうかはわからないが自然の中での遊び方が上手な印象だった。

石段までの畦道ではトンボを見つけたり、ひっつき虫を集めて自分の服やマイ手袋につけて本当にひっつくか試したりした。また、途中で渡る小川の流れを見て「キラキラしてきれい」と感想を思わず発する子どももいた。

石段では100段あるんだよねと言いながらうれしそうに力強く登る女子もいた。石段の上で待つ齋じいにも元気に挨拶。齋じいもニコニコ顔だった。

社務所と神楽殿の二手に分かれ、荷物を置くと早速、鎮守の杜探検に出発した。いつもの通り、齋じいがゾウの彫り物の話をすると何度も聞いているのだろうが、素直に聞いていた。「鼻の先が変だ。ボールみたいなのがくっついてる。」と素直な感想も出てきた。

根添城館跡の説明でもほとんどが齋じいの話を真剣に聞いていた。空堀下りでは1、2名自信なさそうな子どもがいたが勇気を出して降りることができた。

どの子も元気いっぱい、トトロの小道から竹笹を藪こぎして急坂を登り、畑の脇に出た。そして広い畑の脇を抜け、午後の活動場所の確認をした。

毎回先走って活動場所とは違う方向に行く子どもがいるのだが、今回は誰も齋じいを追い越そうとしなかった。遊ぶときは遊ぶ、話を聞くときには聞く、用心すべき時は用心して行動する、そんな感じの子どもたちだった。

午後の活動ではノコギリが大人気だった。齋じいが木の切り株を切るように言い、ノコギリの使い方を注意した。子どもたちはしっかり注意を聞き、一斉に木を切り始めた。13本のノコギリはすぐになくなったが、一緒にいる友達と疲れたら交代し、仲良くノコギリを使うこともできた。

うまく切れないと「ワタナベさーん」と呼ばれる。見ると太い木を切っている。子どもの手では40分はかかるような木である。半分ほど切ってやり「どうする?」と尋ねると「ありがとうございます。次、やります。」弱音を吐く子がいなかった。

中には「SOATはちがうなぁ。すごいや。」と言う子どももいて、頼まれると断れない状況となった。自力で切った丸太の年輪を見て「きれい。年輪かぞえてみよう。」そんなことを言う女子もいた。

ターザンロープ、一本橋、鉄棒(といっても檜の丸太である)や木登り、綱登りなどをして遊ぶ子どもも多かった。今回は齋じいの手伝いをする子どもも多く、いつもよりいろいろ作る活動を楽しむこともできたようだ。

そうこうしているうちに活動終了の時刻があっという間に来た。冷えた体をほぐすためにホットココアやお汁粉を飲み、身支度を調えると齋じいの待つ境内に集合した。

どの子どもの顔からも満足した表情を見ることができた。バスの窓から大きく手を振る様子から子どもたちの感謝の気持ちが伝わってきた。

12/7 福島県富岡町「第五回ハーブガーデン&お手入れワークショップ/スワッグつくり」開催

令和3年12月7日(月)10:00~12:00
実施場所:富岡町社会福祉協議会
参加者:住民8名、富岡町社会福祉協議会職員2名
講師:宍戸多恵子(ハーブ&クラフト代表) SOAT/3名(藤原、高橋)
布端材提供:株式会社アクタス

富岡町社会福祉協議会(福祉センター)にハーブガーデンを作ります。参加者と富岡町社協が中心となって土つくり、苗植え、お手入れを行います。ハーブガーデンのお手入れで感じる「生きがい」、ワークショップに参加することで生まれる「人と人との交流」、植物から得られる「心のケア」が期待できます

活動の様子
みんなで育てたハーブを使ってスワッグを作りました。講師はハーブ専門家の宍戸多恵子先生です。
はじめにハーブをクラフトでつかうコツのレクチャーを受けました。

参加者は写真を撮ったり、メモを取ったり、忙しく熱心に受講していました。

スワッグつくりの土台に使うのは、なんとカーテンを留めるタッセル!(協力株式会社アクタス)シナモンやミントポプリで香りを感じる、ドライハーブに触れる、色とりどりの飾りを選ぶ、配置を悩みながら土台のタッセルに貼り付けていく。まさに五感を使ったアートワークショップになりました。

<アンケートから>
・クリスマスに飾って、そのあとは装飾をアレンジしてお正月にも飾りたい
・みんなで楽しみ、話し合いながら作業が出来ました。これからも、ものつくりをしながらみんなでお話をしたい
・先生方の準備が大変でしたでしょう。大変楽しく過ごせました など