5/13 児童館職員研修会/坪沼自然体験ワークショップ・サツマイモ苗植え

2021年度 SOAT×児童館協働プロジェクト
開催日時: 2021年5月13日(木) 9:45~13:00
場  所: 坪沼農園(農業指導:佐藤さん夫妻)
参加者: 児童館職員13名(榴岡4名、新田4名、成田3名、成田東2名)
      NPO法人せんだい杜の子ども劇場代表理事 齋藤 純子
SOAT: 3名(藤原、渡邊、佐藤)
自然体験ワークショップ講師:齋正弘

活動内容詳細:
 坪沼八幡神社駐車場に集合し本日の活動概要の説明がSOATから、研修の心構えがせんだい杜の子ども劇場代表の齋藤さんからそれぞれあり、その後すぐに坪沼農園に向かった。

 農園では佐藤さんご夫妻がサツマイモの苗をすぐに植えられるよう準備して頂いていた。職員は植え方の説明を受けながら佐藤さんが実際に植えるのを見て方法を学んだ。児童館でサツマイモを植えた経験のある職員もどこから発根するか、どこまで地中に入れたらよいか、マルチングした穴の周りに土をかけることが大切、といったことまでは知らなかったので勉強になったようだ。

 サツマイモの植え付け後は神社の境内で齋さんの神社に関する話題提供があった。日本人の大本(おおもと)の宗教は何か、日本人の考える彫刻は神社仏閣の彫り物や根付けにイメージがあった、坪沼八幡神社の歴史や他の神社との違いやお参りの挨拶など、多岐にわたった。職員は齋さんの話を興味深く聞きながら拝殿を1周し、裏手の杜を歩いた。

途中で職員をしゃがませ、子どもたちの目線で見える世界を体験してもらった。目線を子どもの位置にしただけで見える世界が違うことに驚く職員もいた。

 杜を抜けると職員は根添城跡まで移動し1000年以上前の合戦、土地に根ざした神がいたこと、館跡に残る空堀についての説明を齋さんから聞いた。一通り話が終わると職員は全員、空堀をロープで下りる体験をした。

齋さんの提案でロープを木に結ぶ体験もしてもらった。空堀を歩くと反対側の田んぼに出た。そこから畦道を歩き、トトロの道と齋さんが呼ぶところを探検し、坪沼の旧街道らしき道を往復し、鎮守の杜にたどり着いた。

そこでは子どもたちがこれまで作った遊具を見学し、「倒れるぞー」という活動をすることなどの説明を聞いた。
 その後、社務所で4児童館職員の本日の研修の感想を含めた自己紹介を行い、SOATが訪問モザイクアートワークショップの説明を簡単に行った。

「ポップアップカードをつくろう!」「ステンドグラス風こいのぼりをつくろう!」

2021年 5月5日(水祝)11:00~16:00
場所:TBCハウジングステーション仙台駅東口 屋外
参加者:ポップアップカード作り…8名(大人1名、子ども7名)
     こいのぼり作り…3名(大人1名、子ども2名)
指導:SOAT佐藤、サポート:1名

4月29日にリニューアルオープンしたばかりの新しい会場で、開くと絵が飛び出るポップアップカード作りと、ステンドグラスのような見た目のこいのぼり作りを開催しました。新型コロナウイルス対策として、参加前の検温、手や道具の消毒、座席の間隔を開ける、マスクの着用等を行いながらの実施となりました。雨天とコロナ禍の影響もあり客足はあまり多くありませんでしたが、チラシやSNSを見て来たという方や、散歩中に見掛けて興味を持ったという方などにご参加いただきました。

ポップアップカードは、車・海・動物の3種類の絵柄の中から好きなものを選んで作ります。
あらかじめ切り込みが入っている用紙に折り目を付け、あとは糊やテープで貼り合わせるだけで出来るので、小学校低学年のお子さんもほとんど一人で完成させることができました。飾りのパーツは向きや貼る場所をそれぞれに工夫し、カードの中にオリジナルの物語を想像しながら楽しみました。

こいのぼり作りは、あらかじめ切り抜かれたこいのぼりの形(黒枠)に合わせて半透明のいろがみを貼ったり、カラーペンで色を塗って自由に模様を付けます。鱗一枚ずつ色を変えて塗ったり、小さなパーツも丁寧に切り取ったり、こだわりをもって真剣な表情で取り組んでいました。ラミネートした作品を光に透かすとステンドグラスのように色が映り、「きれい!」と盛り上がりました。こどもの日にピッタリの、力作こいのぼりが出来上がりました。

会場では作れないという方でもお家で作っていただけるようにキットの形で用意させていただき、実際にお持ち帰りをする方もいらっしゃいました。カードとこいのぼりの両方を作った方は、じっくり制作に取り組んで大満足の様子でした。

参加者からの声 「作るのが好きなので楽しかった。」「近くでこのような活動があるのは嬉しい。」「久しぶりの開催を待っていました。来月も来たい。」等。

SOAT×六郷保育園企画 第一回作品展示のご案内

SOAT×六郷保育園企画について
 SOATは、新たな作家の発表の場と活動支援の一端として令和3年4月1日開園予定の六郷保育園さんにご協力を頂くことになりました。六郷保育園の事業特徴としてアートを取り入れています。最新の脳科学に基づいた向社会性、実行機能の発達を育むことを目標とし、それを行うにはアートが必要とのことです。そのためにSOATへの協力依頼が来ました。作家の作品が小さな子どもたちの発育に貢献できるというのは素晴らしいことだと考えます。

展示について、
展示期間:令和3年4月1日㈭~5月29日㈯
場所:六郷保育園(仙台市若林区六郷7番10号)
※その他作家オリジナルグッズ販売のご協力を頂いております。

なお、園では一般開放により作品鑑賞の計画がありますが、新型コロナの影響もあり、日時等、未定。

展示状況
0歳児室 小野寺純一 作品3点、石川かおり 作品5点

1歳児室 小野寺純一 作品4点

2歳児室 はまちひろ 作品大2点

玄関ホール・事務所前 はまちひろ 作品6点

富岡町~おもいでをかたちに・モザイクアートプロジェクト~完了の報告!

 共同制作モザイクアート作品 夜ノ森駅東口公園設置の報告
令和3年3月29日公開
設置場所:夜ノ森駅東口公園内
設置作業:2021年3月22日~25日
作業者:SOAT/森敏美(壁画・モザイク造形作家)藤原、渡邊
委託・協力:富岡町都市整備課、富岡町教育委員会

令和元年度復興庁補助事業「にじいろぱれっと・心の復興」の一環として、富岡町立富岡第一小学校、富岡町立富岡第二小学校、富岡町立富岡第一中学校、富岡町立富岡第二中学校と富岡町社会福祉協議会のご協力のもと共同制作モザイク作品が完成しました。子どもたちが作品に込めた思い。賑わいのある漁港、美しいろうそく岩、セキレイ、とみっぴー、華やかに咲き誇る桜、町を貫く電車、そして夜ノ森駅。作品は関わった大人たちの心を動かし、富岡町教育委員会と富岡町都市整備課の協力というかたちで実を結び、3月25日夜ノ森駅東口に設置することが出来ました。

~おもいでをかたちにモザイクアートプロジェクト~ 実施について、
趣旨
小学生が主体となりSOATと共同で制作することで、過去と未来が共存した町のシンボルとなる作品を残すことが出来る。また、風化防止や帰還住民の心の支えとなる。

制作にあたって
普段支援される側にいる子どもたちが富岡の町を応援する側に立てることが嬉しいとのこと。富岡町を勇気づけるために、富岡で誇れるもの、有名なものは何か?子どもたちはたくさん答えました。画用紙を渡した途端に「絵は苦手」という子どもたちもいた。しかし、熱心に小中学生が一緒になって相談し、なんとか富岡の役に立とうと絵を描き上げた。それを基にモザイクアートの下絵を描き出した。授業時間と夏休み期間、昼休み時間などを使い小さなガラスピースを1つずつ並べる根気のいるモザイク作業。そして、共同モザイク作品~おもいでをかたちに~が出来上がりました。

令和元年度、モザイクアート制作風景

令和3年3月SOAT設置作業風景

制作:令和元年
富岡町立富岡第一小学校  富岡町立富岡第二小学校  児童一同
富岡町立富岡第一中学校   富岡町立富岡第二中学校  生徒一同
特定非営利活動法人 東北の造形作家を支援する会(SOAT)

3/8福島県富岡町生きがいつくり「giftbygift卒業式応援プロジェクト」贈呈式

令和3年3月8日
時間:13:20~13:50 開催。
開催場所:福島県双葉郡富岡町立富岡第一・第二小学校、中学校
参加者:富岡第一・第二小中学校 51名
    富岡町社会福祉協議会2名、SOAT2名

協力:富岡町社会福祉協議会
布素材協賛…株式会社アクタス

このプロジェクトについて
今年度、SOATは富岡町にお住いのみなさんに「お手伝いボランティア」として、町内での活動をサポートしていただいています。そのお手伝いボランティアでの交流を通して、「もっと町や子供たちのためになにか出来ないか?」とのお話も聞かれるようになりました。そこで、富岡町第一・第二小学校、中学校、三春校の子ども達を応援する活動はどうか?と案がありました。富岡町教育員会、富岡町社会福祉協議会の協力を得ながら、住民のみなさんと作品制作を進めてきました。今回、完成した「共同制作押絵とつまみ細工のオブジェ」と「つまみ細工のコサージュ」を子ども達に贈呈することが出来ました。

贈呈式の様子について
富岡町社会福祉協議会のかたと私たちが会場へ入ると、全校生が迎えてくれました。昨年度、一緒にモザイクタイルのオブジェを作った子ども達です。今年度、感染症拡大の影響を考慮し、なかなか子ども達と会うことが叶いませんでした。今回、久しぶりに会った子ども達が富岡町で元気に成長している様子に、感慨深いものを感じました。

まず、教頭先生より趣旨についてご説明をしていただきました。その後、今回の活動を支えて下さった富岡町社会福祉協議会より子ども達に作品を制作した住民のみなさんの様子や思いをお話ししていただきました。

オブジェの覆いを外し、作品があらわれると子ども達から「きれい!」「大きいねー」との声が聞こえました。一つ一つの花びらを手作りしたことを知ると驚いていました。また、オブジェのデザインは子ども達のアイデアから作られたことを話すと、喜んでくれました。

つまみ細工のコサージュは全児童、全校生一人一人にお渡ししました。「ケーキみたい」「可愛い」と早速、胸にコサージュをつけて見せてくれました。住民のみなさんが子ども達のことを話しながらコサージュ作っていた様子をお話ししました。

感染症拡大の影響を考慮し、今回住民のみなさんが参加できなかったことが悔やまれます。この様子を伝え、住民さんの皆さんの思いと子ども達の笑顔が繋げるために、支援員のかたが映像やたくさんの写真を撮影してくださいました。また、みなさんで集まって今日の様子をお話しする様子が浮かびました。

この寄贈にたどり着くまでに、たくさんの富岡町のみなさんにご協力をいただきました。ありがとうございました。

2/25 福島県郡山市 サロン活動支援「ものづくり相談会」

令和3年2月25日
時間:10:00~16:00 開催。
開催場所:ミューかるがくと館 小ホール
参加者:午前の部12名、午後の部9名 富岡町社協支援員4名、計25名

指導:SOAT藤原、高橋、千田(パッチワーク・布小物作家)
協力:富岡町社会福祉協議会 郡山支所、
布素材協賛…株式会社アクタス

開催について
地域にお住いのみなさんには、ものづくりのお好きな方がたくさんにいらっしゃり、共通の趣味を通した交流活動も行われ始めています。支援員のみなさんから地域の声を伺うと「いろんなものを作ってみたいけど何を作っていいのかわからない」、「一人じゃなくてみんなで集まって好きにものをつくる時間があればいいな」などの声が多いことがわかりました。
また、感染症の拡大により自宅で過ごす時間が長くなりました。自宅で一人でも取り組める様、全作品のレシピ集と復習用の材料の準備を行って開催しました。

ものつくり指導は、支援員の皆さんが中心となって講師を務めました。SOATはそのフォローを行いました。

レザーの小物作りの3つのブースを設けました。
ミシンを使用する布小物づくり

レザーの小物づくり

布の小物つくり

みなさん、とても積極的に参加してくださいました。本来ならば人が集うきっかけを目指す「ものづくり相談会」なのですが、今回は自宅で一人でもご家族とでも楽しみたいと、たくさんの質問もいただきました。いつか今日の活動が種となって、集いを生むきっかけになることを願っています。

講師所感
会場に用意した様々な素材を選び、思い思いの作品が出来上がりに、みなさん嬉しそう満足している様子でした。
細かな作業を不安がっていた方も住民さん同士の久しぶりの再会を楽しんで手を動かしているうちに、「あれ、出来た!」と笑顔が見え安心しました。「家に帰って忘れないうちに作ってみるね!」「先生、ここは家ならどうしたらいいの?」「また、こういう会を開いてほしい!」などたくさんのお声をいただきました。この相談会をきっかけにたくさんのものづくりを楽しんでもらい続けていただけたらとてもうれしいです。

2/19福島県富岡町生きがいつくり「giftbygift卒業式応援プロジェクト」4回目

令和3年2月19日
時間:9:30~16:00 開催。
開催場所:福島県双葉郡富岡町社会福祉法人富岡町社会福祉協議会福祉センター 小ホール
対象者:地域住民15名
講師・指導:千田教子(パッチワーク・布小物作家)SOAT藤原、高橋、
協力:富岡町社会福祉協議会
布素材協賛…株式会社アクタス

このプロジェクトについて
今年度、SOATは富岡町にお住いのみなさんに「お手伝いボランティア」として、町内での活動をサポートしていただいています。そのお手伝いボランティアでの交流を通して、「もっと町や子供たちのためになにか出来ないか?」とのお話も聞かれるようになりました。そこで、富岡町第一・第二小学校、中学校、三春校の子ども達を応援する活動はどうか?と案がありました。富岡町教育員会、富岡町社会福祉協議会の協力を得ながら、住民のみなさんと作品制作を進めてきました。今回はその集大成、子ども達に贈る「共同制作押絵とつまみ細工のオブジェ」が完成の日を迎えました。このオブジェは富岡の子ども達に聞いた「富岡の好きなところ」をアイデアとしてデザインしものです。

新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、令和3年に入ってから活動が中断していました。支援員のみなさんが戸別訪問をすると住民の方が「次の活動はいつ?」「卒業式には間に合うのかな」と大変気にされていると聞き、私たちもとても苦しく思っていました。今回ようやく再開することができ、完成に向けた活動を行うことが出来ました。開催にあたっては事前よりSOATスタッフは体調管理を行い、会場においては3密の回避、換気の実施、作業都度の消毒など感染対策を行いました。

活動が中断していたことで、作品の完成の進捗が大幅に遅れました。そのため事前に下準備をSOATが行い、開催当日の午前中には支援員のみなさんに土台を貼り込む作業をして頂きました。そのおかげで住民のみなさんの手で当日完成できる段階まで整えることが出来ました。

午後になり、集合時間よりも30分早く住民のみなさんが集まってくださいました。そのお顔は活動の再開と、卒業式までに作品が出来上がる喜びでいっぱいに見えました。

作業が開始尉されると、この2カ月間のブランクを感じることはなく、さらにパワーアップ!ボンドを塗る人、花を貼る人、下絵を参考に位置を支持してくれる人などみんながいろんな役割を自然にこなしてくれました。仕上げもみんなで遠目に近目に、一つ一つパーツの配置を考えながら行いました。最後に「よし、これでいいいね!!」の声を聞くと自然と拍手が沸き起こりました。

寄贈について
今回完成した「共同制作押絵とつまみ細工のオブジェ」と、すでに完成している「つまみ細工のコサージュ」は、3月8日に富岡第一・第二小中学校へ寄贈されます。

講師所感
コロナ禍で予定通り集まることができなかったことを住民の皆さんはとても気にかけてくれていて、急に決まった作成日にも快く集まってくれました。とてもうれしかったです。時間がかかると思っていた作業もみんなが自然に役割を分担してくれ、エネルギーを集中してくれてあっという間に絵に花を咲かせてくれました。活動の見通しが立たないときには大変不安に思っていましたが、「あきらめない、みんななら出来る!」と言う強い住民のみなさんの熱意に感動をしました。完成し作品の桜も皆さんの笑顔も満開になり、とてもステキな富岡を表現してくれました。とてもうれしくなりました。このような機会を与えてくださりありがとうございました。

2/18福島県富岡町 講師育成講座①「布のランプシェード」「レザーのお出かけポーチ」

令和3年2月18日
時間:13:00~17:00 開催。
開催場所:福島県双葉郡富岡町社会福祉法人富岡町社会福祉協議会福祉センター 小ホール
対象者:地域支援員3名
講師・指導:千田教子(パッチワーク・布小物作家)SOAT藤原
協力:富岡町社会福祉協議会
素材協賛…株式会社アクタス

趣旨
新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、ゆうゆう倶楽部で開催予定だったいくつかのワークショップが中止となりました。町民の皆さんはとても残念に思っていると支援員の方からご相談を受けました。そこで、支援員のみなさんが「先生」となってワークショップを開催できるよう、SOATの「講師育成講座」を行いました。

内容
今回は「布のランプシェード」と「レザーのおでかけポーチ」「つまみ細工の応用」の講座を開催しました。学びのボリュームが多いようにも感じましたが、「住民のみなさんに楽しんでいただきたい」と熱心に取り組んでくださいました。
「布のランプシェード」開催風景

「レザーのおでかけポーチ」開催風景

「つまみ細工の応用」開催風景

技法を学んだあとに、支援員の方が実際に講師となって他の支援員の方にロールプレイ(模擬ワークショップ)を行いました。
学びをすぐに実践として振り返ることで、自信を持って住民の皆さんにワークショップを行えることが期待できます。

講師所感
「開催するときには、下準備をお手伝いボランティアさんにもお願いてみようか」「この工程は時間をかけたほうがいい」など、実践に向けての組み立てをしながら講座を受けていました。また、受講していない支援員に向けて学んだ手順を復習しながら再現をしていました。
不安要素が残らないように質疑応答の時間も長くとり、対話しながら進めることが出来ました。真剣に取り組んでいただく姿を見ながら、住民さんに喜んでもらえるワークシップになることは間違いないと、安堵しました。ありがとうございました。

2/16宮城県石巻市講師育成講座STEP①「アートワークショップ自主開催に向けた勉強会」

令和3年2月16日
時間:10:00~15:00 開催。
開催場所:宮城県石巻市営新渡波東集会所
参加者:榎壇区町内会4名、さくら町3・4丁目町内会4名、
    渡波子育て支援センター1名、石巻市社会福祉協議会1名
講師・指導:SOAT藤原、高橋、千田教子(パッチワーク・布小物作家)
協力:石巻市渡波榎壇地区、石巻社会福祉協議会、渡波子育て支援センター
布素材協賛…株式会社アクタス

活動内容
地域のみなさんが中心となって、令和3年度も地区や世代を超えた交流活動を継続していくにあたり、コンテンツの勉強会とスケジュールつくりを行いました。

午前 
勉強会①:住民のみなさんを3チームに分け、それぞれに講師が付きチームごとにことなるものづくりの勉強会を行いました。
Aチーム 牛乳パックをつかったリモコン立てつくり

Bチーム 針と糸を使わないマスクケース

Cチーム 身近な布で作るつまみ細工

午後 
勉強会②:住民のみなさんを2チームに分け、午前中同様に勉強会を行いました。
Aチーム 牛乳パックをつかった花瓶つくり

Bチーム ボンドで作るレザーのお花と眼鏡ケースつくり

勉強会③:それぞれのチームが講師となり、お互いに教えあうロールプレイ(模擬ワークショップ)を行いました。
Aチーム→Bチーム 牛乳パックの花瓶つくり
Bチーム→Aチーム 針と糸を使わない布のマスクケースつくり

スケジュールつくり
「間をおかずに活動をしたいね!」
「コロナが落ち着いたらすぐに若いママたちに教えられるように、勉強会を続けよう」
「楽しいから他の人にも声をかけてみよう」
など、みなさんから前向きで明るいお話がどんどん挙がり、地域を超え世代を超えた活動が住民の皆さんの「わがごと」として根付いたことが実感できる活動となりました。

3月~5月 
榎壇会館と新渡波東集会所を交互に利用し、
講師のブラッシュアップと新たな参加住民の参加を促すものづくりワークショップを行う。
6月~
渡波子育て支援センターにて、子育て世代に向けたものづくりワークショップを行う

講師所感
身近な材料で作る作品は参加者の幅を広げ、講師自身の準備も気軽に楽しみながらできることが参加者の皆さんに伝わったようでした。
手順の多い工程も、一緒に作業をすることで交流も深まり楽しみが増えるという声も聞こえました。
準備も含めて集まって作り方を練習したり、覚えた作り方を教えあったり、これからも手作りを通して心豊かに楽しんでいただけたらとてもうれしいです。

12/17 福島県いわき市平サロン活動支援「押絵のコルクボードつくり」

令和2年12月17日
時間:10:00~12:00 開催。
開催場所:福島県いわき市 富岡町社会福祉協議会いわき支所 多目的交流施設
対象者:住民12名
講師・指導:SOAT藤原、高橋、千田教子(パッチワーク・布小物作家)
協力:富岡町社会福祉協議会いわき支所
布素材協賛…株式会社アクタス

「季節感を感じることが出来る実用的なものつくり」として、押絵のコルクボードを作りました。

福島県の郷土玩具をモチーフとした縁起物をデザインに取り入れました。来年の干支である丑にちなんで「あかべこ」と、縁起物である「起き上がり小法師」です。

押し絵は、綿を貼った土台を布でくるんで仕上げていく手法です。「こんな細かいの出来るかな・・」と不安そうな方もいらっしゃいました。しかし、いわき支所の支援員のみなさんが講師の補助を務めて下さったことで、みなさん安心して作品に取り組むことが出来た様子です。ありがとうございました。

あかべこは目鼻のパーツを置く場所、起き上がり小法師はペンで顔を描くことで、一つ一つ、全く違う表情を生みます。「あら、孫に似てる!」「やっぱり、自分のがいちばん可愛いね」など、とても楽しそうに完成した作品を見つめていました。

講師所感
・福島の題材を用いたことから親しみを感じて下さり「ずっと飾って楽しみます」とおっしゃっていただきました。
・「布だけど針を使わないからいいね」と安心していた方や、初め「手がうまく動かないので手伝って欲しい」と話をしていた方も、自身で出来ることがは一生懸命に作業されていました。それぞれ趣の異なる「自分だけのオリジナルの押し絵作品」を完成させた時の笑顔がとても素敵でした。
・「家に持ち帰って早速飾ってメモを貼って使います」など、それぞれの出来を見せ合ったり、枠の色はこれでよかったと納得してくれたりしてとても満足してくれたようでよかったです。

12/16 福島県いわき市講師育成講座①「ものつくりキットの活用」

令和2年12月16日
時間:13:00~16:30 開催。
開催場所:福島県いわき市 平十八区集会所
対象者:支援員6名
講師・指導:SOAT藤原、高橋、千田教子(パッチワーク・布小物作家)
協力:富岡町社会福祉協議会いわき支所
布素材協賛…株式会社アクタス

富岡町社協いわき支所のみなさんは、いわき市にお住いの富岡町町民への訪問活動を行っています。訪問活動を行っている中で、外出機会の少ない方やサロン活動に参加しにくい住民のみなさんとのコミュニケーションの取り方、生きがいの作り方も課題の一つです。

今回は、訪問活動に「ものつくりキット」を導入することで、期待できる効果、導入の仕方、コンテンツについてお話し合いをしながら学びました。

キットの導入、応用の仕方についてグループで話し合い
①実際に活動を行っている2チームに分かれて、平等性が担保できる対象区分、対象者について、適したキットについて話し合いを行いました。

②実際にキットをつくるために、今年度講師育成講座で学んだコンテンツをキット化するための応用と、新たにキットとして導入しやすいと仮定できる「クラフト布の作り方と応用」について実践を行いました。

③実践の後、キット導入についての活動計画を作成しました。
2021年1月~4月 キットつくりの下準備、キットつくり
2021年4月~5月 対象者、対象地域の選定、キットつくり
2021年6月~活動開始、適宜見直しを行いながら年間を通して活動する

キットをつくるための技術講座
①下準備から袋詰め、キットで作品を作る一連を実践しました。
道具を使わないレザークラフトの応用「コースターキット」

クラフト布の作り方と使い方「クラフト布のお薬手帳入れキット」

講師所感
今回の「訪問活動時にものづくりを応用する講師育成講座」は、いわき支所のみなさんの思いから生まれました。住民のみなさんに愛情を持ち、寄り添う活動をされているいわき支所のみなさんならではの発想です。SOAT自身もみなさんと一緒に考え、学ぶ機会をいただきました。ありがとうございます。

「どんな方に必要な活動なのか、どうしたら住民さんが喜んでくれるか」、「キット化する場合、どこからなら住民さんが一人でも作れるか」など、グループで熱心にお話をし、真剣に手を動かして活動されていました。今回の講座がみなさんの訪問活動の一助となり、住民のみなさんの生きがいや楽しみの一つになることが期待できる活動となりました。ありがとうございました。

12/11福島県富岡町 生きがいつくり「gift by gift 積木プロジェクト」

令和2年12月11日
時間:13:00~16:00 開催。
開催場所:福島県双葉郡富岡町社会福祉法人富岡町社会福祉協議会福祉センター 小ホール
参加者:15名
富岡町社協 老人クラブ 担当者1名
サポート:SOAT藤原、高橋、千田
協力:富岡町社会福祉協議会
木素材協賛…株式会社アクタス

プロジェクトについて
富岡町社会福祉協議会協力の下、富岡町老人クラブとSOATの協働で積み木を制作し、富岡町立にこにここども園にクリスマスプレゼントを贈るプロジェクトです。

富岡町老人クラブは避難解除された2年前に設立され、町内でのコミュニティ形成事業や、期間された町民の皆さんが暮らしやすい町つくりに関わる活動などをを行っています。今年度も多様な活動を計画されていましたが、コロナ禍の影響により活動が制限されていました。その中、富岡町社協を介してSOATとおつなぎいただき、コロナ禍への対策をしながら富岡町のためになる活動としてプロジェクトを立ち上げることになりました。

活動の様子 
富岡町老人クラブのみなさん15名(男性10名、女性5名)と富岡町社協の老人クラブご担当者にご参加いただきました。
今回は積み木の仕上げ作業を行いました。「早くしないとクリスマスになっちゃうねー」などお話しされながら作業をすすめました。

積み木を1つ1つやすりをかけ、ワックス掛けを行いました。1セット仕上がった時には、みなさんから拍手が起こりました!

今後の取り組み
磨き作業、箱詰めを富岡町老人クラブと富岡町社協のみなさんに行っていただきます。

老人クラブの総会で、にこにここども園への積み木寄贈式は12月16日に行われることが決まりました。コロナ禍の影響で寄贈式への参加は最小限の人数に抑えられます。作ったみなさんと子どもたちが直接交流することは叶いませんが、老人クラブのみなさんと子ども達が交流できる日が来ることを願いながら作っています。