令和7年度 SOAT×児童館協働プロジェクト 5/10 新田児童館「坪沼自然体験ワークショップ/サツマイモの苗植え」開催

開催日時:2025年5月10日(土)10:00~15:30
場  所:坪沼八幡神社
参 加 者:新田児童館 児童14名(2、3、4、5、6年生)職員5名
講師:齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
虎尾裕(宮城教育大学名誉教授)
サポート:SOAT2名

活動内容詳細:
 今年第1回目の坪沼八幡神社探検ワークショップは小雨の中始まった。
長靴にレインコートという姿でバスから元気に降り立った子どもたちは畦道の草が濡れていたので、坪沼八幡神社の石段ではなく、下草の生えていない旧参道を歩くことにした。社務所に到着すると着替えを済ませ、齋じいのところへ集合した。

神様への挨拶、バクの彫物の説明、鎮守の森の探検へと子どもたちのワークショップは進んでいった。森の中ではでキノコや檜の赤ちゃんの説明を子どもたちは熱心に聞いた。

森を抜けると今度は農家さんが笑顔で畑で待っていてくれた。今日はサツマイモの苗を植える活動があった。

「竹の棒を土に斜めに刺して穴を開け、そこに苗を入れ、穴に土をかぶせる」という説明をどの子もしっかり聞いていた。
雨で湿った土を素手で触れる子どもがいなかったのは残念な気もした。

その後は齋じいが根添館跡の説明と空堀下りを行った。藪の急坂を子どもたちは真剣に登りきった。「ここ滑るから気をつけて」「この木を持つといいよ」「そっちよりこっちが登りやすいよ」などと先輩や同級生が互いに声を掛け合っているのが印象的だった。

昼食後は檜林で齋じい、トラちゃんといっしょに竹を切ったり、切り株をV字カットしたり、ターザンロープを設置したり、シーソーで遊んだり。
まずは、檜林の中を探検。

いろいろな遊びをそれぞれ自分で見つけてやったのがよかった。

シーソーはやめて下りるときに気をつけないといけないが、職員がしっかり声がけしていたのも良かった。

2025・SOAT のアートワークショップ「レザーのポストカードフレームつくり」開催

開催日時:2025年4月27日(日)11:00~16:00
開催場所:tbcハウジングステーション仙台駅東口
参加者:12名
指導:フジワラメグミ(革作家)
サポート:SOAT佐藤、髙橋明日香

丈夫で高級感のある本革を使い、壁掛けにもなるポストカードフレーム作りを開催しました。

今回のフレームは、レザー生地を2つ折りにして袋を作り、あらかじめ開けてある穴に毛糸を通して両脇を縫い留めるしくみです。
レザークラフトということで大人からの人気も高く、幅広い年代の方にご参加いただきました。

小学校での裁縫は高学年からということで、手縫いをするのが初めてというお子さんも多かったのですが、講師のメグミさんの説明を聞き、皆さん上手に縫うことができました。

縫い穴が大きく、縫う際も針ではなく爪楊枝など安全な道具を使用した事も、幅広い年代の方が作りやすいポイントとなりました。

レザー生地の色と毛糸の種類の組み合わせによって作品の雰囲気が変わるのも面白いところで、「押しの色を使いたい」「シンプルな感じがいいな」など、それぞれ好みの雰囲気のフレーム作りを楽しみました。

プレゼントの宮城県出身作家のポストカードを入れ、アートで素敵な作品が完成しました。

ご参加くださりありがとうございました。

参加者からの感想
「面白いし簡単にできて良かった。」「素敵なものが出来上がって嬉しい。」「不器用でもできた。」
「押しの写真を入れたい。」「自分は予定表を入れるかな。」など、

令和7年度4/17福島県富岡町 お手伝いボランティア「5月ワークショップ事前準備」開催

令和7年 4月17日(木)13:00-15:00
実施場所:富岡町総合福祉センター
参加者:7名
協力:社会福祉法人富岡町社会福祉協議会
材料協力:株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
今年度第一回目のお手伝いボランティアを開催しました。
今回は5月に開催するレザーを使ったものつくりの事前準備を行いました。

はじめての男性参加者があり、レザーの穴あけ作業など「さすが男手があると違うね!助かった!」と声掛け合いながら、手早い作業で時間内に予定の作業以上に進みました。

作業終了後は、参加者が持ち寄ったお菓子とお茶で茶話会が自然発生し、会話が弾む楽しい時間となりました。ご協力くださりありがとうございました。

令和7年度 SOAT×児童館協働プロジェクト 4/22 榴岡児童館訪問「砂場ワークショップ」開催

開催日時:2025年4月22日(土)13:30~15:30
場  所:榴岡児童館 本館
参 加 者:榴岡児童館 児童25名(1年生) 職員3名
講師:齋正弘(元宮城県美術館 教育普及部長・SOAT理事/金属彫刻家)
サポート:SOAT2名

活動内容詳細:
齋じいの「ここに大きな穴を掘るぞ」という声がけで砂場ワークショップを始めた。毎年のようにやっている活動だが、今年の1年生は少し様子が違った。

全員がシャベルなど、道具を使って砂遊びを始めた。砂の湿った感じやザラザラした砂粒の感触を体験して欲しいので素手で遊ぶよう促してみた。

子どもたちからは「砂は汚いから、手が汚れるから」といった反応が返ってきた。女子の一部はフライパンや鍋を庭から見つけてきて砂を材料にママごと遊びを始めた。これも以前はなかったと記憶している。

「なんのお料理なの?」と声を掛けると「YouTubeで見たお料理」とのこと。新入生としてわずか2週間ばかりの子どもの返事に困惑した。

後半の活動で水を使った遊びが始まるといつの間にか裸足になって遊ぶ子ども、素手でドロドロの砂をいじる子どもなどが現れ安堵した。

水たまりに足を入れて「こっちの水は暖かい」と、水たまりの違いを発見した子どももいた。

いつの間にか子どもたちは泥水を気にせず夢中で遊び、終了の声が耳に入らなかったようだ。

使ったものを片付けて、砂場も何事もなかったように元に戻して??

「楽しかった、面白かった」と言いながら活動は終了した。

令和7年度 SOAT×児童館協働プロジェクト 4/19 職員研修「坪沼安全点検」開催

実施日:4月19日(土) 
活動内容:
(午前) 坪沼八幡神社檜林内の安全点検/(安全点検指導者:石田孝徳(1級建築士)
(午後) ミーティング
     樹脂粘土によるキーホルダー作成体験
参加者:榴岡児童館職員4名 新田児童館職員2名 
サポート:SOAT 2名

安全点検:AM 10:00~12:00 
●安全点検では朽ち木3本及び活動素材として2本を石田さんが切り倒した。その後、これまでの活動で作った櫓、シーソー、ブランコを児童館職員とSOATにより点検し、石田さんが更に点検、補強及び修理を行った。ワークショップ用の木材は運べる長さに切断し、乾燥するよう保管場所を選んだ。

講習会:PM13:00^15:00
●ミーティング
・協同プロジェクトの意義を職員同士、SOATと共有。
・坪沼自然体験ワークショップ開催について、
 社会は安全ばかりではない。危険もある。
 子どもたちが、危険の中で安全に生きる術を自然の中での活動を通して身につけて欲しい。
・齋さんがずっとやってきたことは何か。
 子どもの発見の機会を邪魔しないということ。
15:00^16:00
●樹脂粘土によるキーホルダー作り体験

2025・SOAT のアートワークショップ「カラータック版画で春のお花畑」開催

開催日時:2025年3月23日(日)11:00~16:00
開催場所:tbcハウジングステーション仙台駅東口
参加者:20名
講師:はまちひろ(造形作家) サポート:SOAT佐藤

「カラータック版画」は専用のカラーシートと和紙を使って刷る、インクの要らない版画です。
今回は春をテーマにした作品作りに挑戦しました。

お花や蝶々、好きな動物など絵のモチーフを決め、カラーシートをはさみで切ったり手でちぎったりして、台紙に貼り合わせて絵を作っていきます。

重ねて貼ると立体感が出るのも面白い所です。
タックシールは8色あるので、どの色を使おうか考えながら楽しく作りました。
絵はそのまま版になり、できあがった絵に水で濡らした和紙を当ててこすると、和紙にカラーシートの色が付いて絵が転写されるというしくみです。

ドキドキしながら刷り上がりを確認し、きれいな絵が現れると「おぉ~」「すごい」と思わず感動や驚きの声が漏れました。
春の明るいイメージにぴったりなカラフルな作品がたくさん完成し、最後は作品を額に入れてお持ち帰りしました。

参加者からの感想
「版画って面白い。」「学校で紙版画はやったことがあったけど、カラータック版画は初めてだった。楽しかった。」「細かい部分を作るのは大変だったけど、出来上がると嬉しい。」「久しぶりに版画に触れた。こういう版画もあるんだと驚いた。」など、

令和6年度 宮城県雄勝町 第2回オールおがつアートワークショップ「物コシェール」開催

令和7年2月21日(火)~23日(日)
実施場所:雄勝硯伝統産業会館

<開催について>
・事業:令和7年度宮城県みやぎ地域復興支援事業
・主催:特定非営利活動法人東北の造形作家を支援する会
・共催:社会福祉法人石巻市社会福祉協議会
・協力:雄勝町のみなさん、雄勝ローズファクトリーガーデン、石巻市立雄勝保育所
    數本奈智子氏(造形作家)、一関恵美氏(墨画家)、株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
今回で2回目となるオールおがつアートワークショップ「物コシェール」を開催しました。
多くの皆様にご協力・ご支援をいただき無事に開催することが出来ました。多くの宮城県の皆様と、北は青森県、南は神奈川県と幅広い皆さんにご来場をいただきました。

開催にあたり多大なるご協力くださった皆様、ご来場くださった皆様、ありがとうございました。

〇来場者数 3日間 357人

〇作品展示
・雄勝町の皆さんのアートワーク作品 167点

・雄勝町を応援するとアーティストの作品 10点

・雄勝保育所・小島地区コラボ作品「おかしのいえ」

〇ものつくりアートワークショップ
・雄勝ローズガーデンファクトリー 「モイストポプリ」

・雄勝町のみなさん&SOAT
「ペーパークイリングのサンキューカード」

「レザーのキーホルダー」

「レザーのレターフォルダー」

「お菓子のストラップ」

〇来場者アンケートより
・素敵な作品がたくさんあって心が豊かになりました。
・ものつくりの楽しさが表現されているように感じた
・それぞれに個性があって面白かったです。体験できるところが良いと思います。
・皆さんの作品を見ていると自分もやる気が出ました
・住民の皆さんの作品プロ並み、あったかさがある作品
・出展者の発表の場所があってよい
・ワークショップも住民の皆さんがていねいに教えてくれ子供も達成感があったようです
・地域の人たちの思いが伝わる催しものだと思います。
・活発な活動があってうらやましいと思った
・人の生きるエナジーを感じた
・雄勝は素晴らしい場所なので宣伝したいです など

以上

令和6年度2/14 福島県富岡町 アートワークショップ「硯石を使ってオリジナルの時計作り」開催

令和7年 2月14日(金)10:00-12:00
実施場所:富岡町総合福祉センター
参加者:13名
協力:社会福祉法人富岡町社会福祉協議会
サンプル布端材協力:株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
今回は宮城県石巻市雄勝町の伝統工芸品「雄勝硯」の硯石を使ってオリジナルの時計作りを開催しました

時計の文字盤に使う硯石の端材を選びながら「石巻に行ったことがあるよ」「この石は東京駅の屋根に使われているのと同じだね!」など、にぎやかな会話が弾みました。

ピンセットで硯石やシー陶器をそれぞれにデザインしながら貼り付け仕上げます。最後に時計の針を乾電池をセットし、針が動き出すと小さな歓声があがりました。みなさん笑顔で楽しんでくださいました。

ご参加下さりありがとうございました。

<アンケートより>
・また作ってみたい
・石を選ぶのが大変だったが素敵に出来たのでリビングに飾りたい
・自分の世界に入ることができた
・硯石を初めて使いました。
 など

令和6年度2/13福島県富岡町 お手伝いボランティア「2月ワークショップ事前準備」開催

令和7年 2月13日(木)13:00-15:30
実施場所:富岡町総合福祉センター
参加者:6名
協力:社会福祉法人富岡町社会福祉協議会
サンプル布端材協力:株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
今回は2月14日に開催されるものつくりアートワークショップ「硯石を使ってオリジナルの時計つくり」の事前準備を行いました。

硯石の端材の仕分けが主な作業でした。端材を直接素手で触ると怪我をする可能性があることについて、どうやれば怪我せずにワークショップを進められるかなど話し合いながら準備を進めました。

ご協力くださりありがとうございました。

令和6年度 いしのまき雄勝 2/6~2/7 アートワークショップ「シルクスクリーンのテーブルセンターつくり」開催

令和7年2月6日(木) 13:00-16:00 小島集会所 参加者12名
令和7年2月7日(金) 10:00-12:00 船越集会所 12名
令和7年2月7日(金) 13:30-15:30 雄勝公民館 16名
講師:髙橋明日香(造形作家)
協力:社会福祉法人石巻市社会福祉協議会雄勝支所
サンプル布端材協力:株式会社アクタス

趣旨
「アートワークショップ」では、作品をつくるプロセスやそこで行われるコミュニケーションを大切にしています。ともに時間を過ごす人びとのふれあいを感じながら、ものつくりに集中し日常と異なる時間を過ごすことが心のケアに繋がると考えています。

活動
今回はシルクスクリーンという手法を用いたテーブルセンターつくりを開催しました。
小島集会所

雄勝をモチーフにしたオリジナルデザインを3種類用意しました。「雄勝はやっぱり魚だね」「海鳥もいいね。」「浜に咲く花もきれいだね」と、サンプル作品でデザインを確認しながらにぎやかなコミュニケーションでスタートしました。
船越集会所

シルクスクリーンを体験するのは初めての方も多く、講師からシルクスクリーンは布製品などへのプリントにも用いられる身近な手法であることなどお話をしながら開催しました。
雄勝公民館

参加者のなかに「家族からはみんなに迷惑をかけるから行かないほうがいいと言われたが、みんなが助けてくれて楽しくできたから来てよかった!」という方がいらっしゃり、これからも、どなたに来ていただいても楽しいものつくりをしていただきたいという思いがさらに強くなりました。

ご参加くださりありがとうございました。

<アンケートより>
・自分のが一番きれいにできました
・今日も楽しかったです。もう一度やってみたいです。
・初めてすることで楽しく。これを使ってお食事します。
・力の入れ具合が難しかった
・力加減で絵の感じが違ってきて楽しかったです。
・漁師の地域なので(魚のデザインが)大漁になる感じがしてワクワクして楽しかったです。など

2025・SOAT のアートワークショップ「スウィーツストラップつくり」開催

開催日時:2025年2月9日(日)11:00~16:00
開催場所:tbcハウジングステーション仙台駅東口
参加者:20名
指導:髙橋明日香(造形作家)サポート:SOAT佐藤

バレンタインの季節に合わせたスウィーツのようなストラップ作りを開催しました。

あらかじめ準備された手作りの樹脂粘土製のクッキーの上に、カラフルなビーズやシリコン製のホイップクリームの飾りを自由に貼り付けて作ります。
様々な色や形の飾りパーツがあり、「可愛い!」「わぁ~、どれにしよう。」とワクワクした様子で選んでいました。

飾り付けでは、色合いやバランスをじっくり考えたり、直感で思うままに手を動かしたり、それぞれの好みやペースで楽しくデコレーションを行うことができました。細かいパーツが多いので、指先に神経を集中させて真剣に取り組むあまり、しんと静かになる場面もしばしばでした。

1人2つの作品を完成させ、最後はラッピングをしてお持ち帰りいただきました。
大切な人へのプレゼントにも、自分へのプレゼントにも嬉しい素敵なストラップになりました。

参加者からの感想
「楽しかった。また参加したい。」「可愛くて、美味しそう!」「こんなに出来て嬉しい。」「カバンに付けたいな。」など。

令和6年度 SOAT×児童館協働プロジェクト 2/1 新田児童館訪問ワークショップ「紙粘土で遊ぼう!」開催

開催日時:2025年2月1日(土)13:00~15:00
場  所:新田児童館 本館
参 加 者:新田児童館児童27名 前半/15名 後半/12名 職員3名
講師:はまちひろ (造形作家)
サポート:SOAT1名

活動内容詳細:
講師の先生から紙粘土を使ったアートワークショップの概要と進め方の説明を聞いて子どもたちは早速つくりを始めた。

パティシェになったつもりでオリジナルお菓子や自分の好きな鳥、不思議な生き物に挑戦する子どもたちの顔は真剣だった。

透明の容器にはイチゴクリームやバニラ、ミントなど自分が食べたいのだとわかる作品も次々できあがった。

参加者は前半、後半に別れ活動した。紙粘土という軽くて可塑性に富んだ素材を使うことで活動に取り組みやすく形の修正も容易なため、浮かんだアイディアをすぐ形に具体化できる楽しさを味わえたようだ。

限られた時間内で想像を膨らませた子どもたちの力作からどんな味がするだろう、とつい大人も考えてしまうほど楽しい活動だった。