10/17 坪沼八幡神社自然体験ワークショップ/新田児童館

10月17日(土)10:00~16:00実施
参加者:新田児童館 児童19名、職員3名
指導:齋 正弘 サポート:SOAT 藤原、渡邊、佐藤

活動内容詳細:
 朝から小雨が降っていた。バスから降りた子どもたちは「こんにちは」と元気がよかった。今回の坪沼八幡神社ワークショップ参加者は3年生以上、男子は3年生4名だけという構成だった。

神社までのコースは前回同様裏参道から境内に向かった。齋じいを見つけると「齋じい」と言って駆け寄っていった。今回の参加者は19名中18名が坪沼八幡神社ワークショップのリピーターだった。

 今回のワークショップから農業体験がないため、一日目一杯檜林で活動できた。参加者の何人かは雨具の用意を忘れたと言うことだったので、その子たちは林の中でビニール袋の雨具を作ることになった。まず雨よけのテントを作ることにした。子どもたちは自分の背丈より大きな脚立を協力して林に運んだ。5m×7mのシートを広げ角々をロープで結び、それを檜に結びつける。テントなので高い位置にひもを結びたい。そのために運んだ背の高い脚立だが、問題が起きた。高いところに登るのが怖くない子どもはロープが結べない。ロープが結べる子どもは高いところが怖い。「だれか脚立に上がってロープを結べる人いない?」すると女子が勇気を出して挑戦した。

その様子を見て安全そうだと思ったのか、男子が挑戦した。だが檜の幹にうまく結べない。緊張がこちらにも伝わってきた。児童館の職員の応援になんとか結ぶことができた。テントが完成し、その下で雨具の制作が始まった。

 お昼は神楽殿と社務所の二手に分かれて食事をとった。子どもたちはほとんど話をすることなく黙々とお弁当を食べた。SOATの活動が楽しみだったという子どもが弁当を見せてくれた。はやりのキャラ弁だった。「ソアト、そあと、SOAT」からSOATになったいきさつも話してくれた。

 1時からの活動時には雨がやみ、活動がしやすくなった。太い丸太をのこぎりで切るのも慣れた様子だった。さすが高学年リピーターの集団だった。大人がまったく手伝わなくても丸太を切ることができた。子どもたちの着実な成長を感じた。手製遊具の登りロープやブランコで遊ぶ子ども、檜の枝で弓を作る子ども、釘打ちして遊ぶ子ども、一本橋渡りをして遊ぶこどもと、自分の興味に応じて遊んだ。弓矢はあまりにも遊べるレベルではなかったので作ってやった。大きな弓など持ったことはないし、矢の打ち方もわからなかったが、教えると熱心に練習を始めいつの間にか遊びのルールを決め、的当てを始めた。自分で考えて遊びを選択する。

当たり前のようでこれがなかなかできないのだが、今日の子どもたちは上手に「選択的行動」をとることができた。
 齋じいが檜と物見櫓的構造物にロープをつなぎターザンロープの遊具を作った。それを見るや女子がさっと集まった。

その遊ぶ様子を見ていた男子が静かに櫓に集まり一緒に遊んだ。コロナ禍で自粛の中で過ごしている子どもたちにとってアウトドア的活動は誰からも止められることなく、目一杯体を使って遊び、充実した一日となったに違いない。帰りのバスにはいつまでも名残惜しそうに手を振る子どもたちの姿があった。

10/12 成田東小学校児童クラブ 訪問「砂場ワークショップ」

10月12日(月)13:30~15:30「砂場ワークショップ」実施
参加者:成田東小児童クラブ 児童27名、職員4名
指導:齋 正弘 サポート:SOAT 藤原、渡邊、佐藤

活動内容詳細:
前日からの雨で成田東小学校の校庭は水浸しだった。排水が悪いためか、校庭の何カ所かが川のようになって降った雨が流れていた。予定では校庭も使って穴を掘るつもりだったが、それはやらないことにした。代わりに大きなビニール袋で雨具つくりを行った。3密対応で1年生とそれ以上の学年に分けて二部屋で行った。

袋の閉じた部分中央を半円状にハサミで切り、頭が出せるようにするのだが、1年生はハサミがうまく使えない。それでも一生懸命、袋を切ろうと頑張った。さらに袋の両脇を切り抜いて腕を出せるようにすると、さっそく被ってうれしそうだった。首の部分を大きく切りすぎた子は「これ」と言って見せに来た。「これってなに?」「これ」言葉でわかるように教えて、というとその場からいなくなり、児童クラブの職員のところへ行った。この大人は鈍い大人で、こちらの要求を察することができないようだと思ったのだろう。この1年生に限らず他の1年生も同じ様子の子が何人かいた。「これ」や「あれ」などの指示語だけで会話を済ませようとする子どもたち。去年のワークショップではいたのかもしれないが気づかなかった。なんとなく依存性が例年に比べ高くなっている気がする。

いよいよ完成したビニール合羽ににを包み雨の降る校庭へ出た。長靴のない子は靴をビニール袋でくるみ、頭からつま先まで全身ビニールになって散歩した。子どもたちはシャベルやスコップを手にして校庭の外側を回って児童館の反対側にある砂場へたどり着いた。砂場での活動時間があまり残されていなかったが楽しそうに穴掘りを始めた。校庭に溜まった水を砂場の方に引いて掘った穴に流す子ども、濡れて固まりやすくなった砂を丸めて遊ぶ子、ひたすら掘り進む子。雨が降っていることを気にすることなく夢中になって砂遊びを楽しんだ。「合羽作るの楽しかった。」「でもこっち(砂場遊び)のほうがもっと楽しい。」そう言いながら穴掘りで出た砂を使って大きな山を作っていた。

雨が降っても降らなくても子どもたちが外で思いっきり遊びたいという気持ちは変わらないということがなんとなく伝わる活動だった。児童クラブの職員には雨の降る砂場で楽しげに活動する子どもたちを暖かく見守っていただいた。コロナ禍で制約の多い日々が続いているが、子どもたちに自由に体を動かして遊ぶ機会をあたえられたのはよかった。

10/10 坪沼八幡神社自然体験ワークショップ/榴岡児童館

10月10日(土)10:00~16:30実施
参加者:榴岡児童館 児童20名、職員4名
指導:齋 正弘 サポート:SOAT 藤原、渡邊、佐藤

活動内容詳細:
今年初めての坪沼八幡神社でのワークショップとなった。新型コロナウイルスの影響で活動自粛が続いていたが、ようやく実施可能となった。とはいえ、移動バス内での3蜜を避けるため、参加者を例年の半分近くに減らしての活動となった。

昨年まではバスから降りてあぜ道を歩いたが今年は歩く人がいないのか、大人の膝丈以上に草が繁茂していた。朝から雨も降っていたので草をかき分けて神社の階段を歩くことはしないで裏参道の山道を歩くことにした。雨具、長靴履きの子どもたちはなんとなく薄暗い山道を緊張しながら歩いた。途中でホコリタケがあったので教えると4,5人の男子が集まりキノコを踏みつけた。ほこりが出ると興奮して「もっと探そう」参道のあちこちを探し始めた。ホコリタケは発見できなかったが、そのほかのキノコを何種類か発見した。

神社に着くとさっそくビニール袋で雨具つくりをした。3密にならないよう、2年生とそれ以上の学年に活動場所を分け実施した。(今回1年生の参加は見送った。)子どもたちは渡された大きなビニール袋と格闘し、帽子と雨具の上下を作った。上級生はハサミの扱いがうまいのか、手際のよい子が多く、多くの子どもが模様をつけてオリジナリティを発揮した。2年生もなんとなく模様をつけファッションショーのまねをして、並んで社務所内を歩いたりした。その後、全員で雨降る坪沼神社周辺の道を歩いた。お手製の雨具で歩くのは楽しいようだった。

昼食を2カ所に分散して取った後はサツマイモ掘りだった。掘った芋をふかして食べることも活動内容にあったため、お世話になっている農家の佐藤さんがおきな竈(かまど)などを用意してくれた。佐藤さんが子どもたちの前でたった1本のマッチで杉の落ち葉などを燃やし薪に火をつけた。パチパチと音を立てて燃える杉の葉。そこに枯れた竹を乗せるとあっという間に火が大きくなった。すると自然に子どもたちが竈の前に集まった。秋の雨は冷たく、暖かな火を見るのはとても心地よいものだった。

1時30分からのサツマイモ掘りは素手で掘る体験をした。前日から降り続く雨に畑はドロドロ。子どもたちも素手で芋を掘るのだから着ている雨具はズブズブのドロドロ。農家さんからこっちの方にもあるよ、と言われると体を目一杯動かし土に埋まっている芋を探しまわる。その姿が楽しそうだった。

畑から戻った子どもたちは採りたての芋をふかして食べた。冷えた体に熱々のサツマイモがよほどおいしかったようで、「うめぇ」「マジうめぇ」という声をたくさん聞いた。雨の中の第1回活動だったが、子どもたちは思い思いの雨具を制作し、外を歩いて満足し、土と格闘しながらサツマイモを手に入れ、採りたての芋を口にした。

コロナ禍で多くの制約を受けながら生活する子どもたちにとって今回のワークショップは自然の中で自由な時間を満喫するよい機会となった。

10/9 成田小学校児童クラブ 訪問「砂場ワークショップ」

10月9日(金)13:30~15:30「砂場ワークショップ」実施
参加者:成田小児童クラブ 児童55名、職員9名
指導:齋 正弘 サポート:SOAT 藤原、渡邊、佐藤

活動内容詳細:
台風の影響で当日の天候が心配されたが雨は降らず、最後までしっかり活動することができた。子どもたちは1学期の終業日だったため、児童クラブ職員と連れだって一斉に砂場のある公園(活動場所)へやってきた。

参加人数が多いため、活動場所を1年生と2年生以上の2カ所に分け、1年生は砂場、2年生以上は公園全体とした。

活動の大きな目的は「穴を掘ること」。齋じいが「この砂場はあまり深くないから、何か出てきたらそれ以上掘らないように」と言った。すると何かが砂の深いところに埋まっていると思ったようで、それを見つけたい一心で砂を黙々と掘り始めた。

なかには両手にシャベルを持って犬が砂を掘るように掘り進める子どももいた。隣の穴と自分が掘った穴の境界が壁に見えたのか、そこを横に掘ってトンネルを作る女子も現れた。

誰かがバケツで水をくんでくるとお玉を使って川のような溝を掘り出した。そこに勢いよく水が流れると掘ったばかりの川が壊れた。すると別の子がまた川を掘り、そこに水をくんでは流し、また掘って、と何度も楽しそうにやっていた。

公園全体で活動していた上級生は、場所が広い分、活動内容も大がかりだった。女子4人でスコップやシャベルを使って大きな池を掘っていた。

公園の地面は少し掘ると石ころだらけで深く掘ることが難しかったため、横に広く掘り進めたようだ。そこに水を何度も運んで入れ、とうとう池を作ってしまった。池ができればその後は何をするか。裸足になってじゃぶん。「きゃー。冷たい。」「え、私は大丈夫だけど。」それはもう、うれしくてしょうがないという表情だった。

男子は石掘りに懸命だった。漬物石のように大きな石が出てきた。多くは砂岩や玄武岩だったが、砂岩が面白かったようだ。黒や白の粒状の石が混じっていてそれを砂岩から取り出して遊んだ。「この白い石は何?」「大理石と言うんだよ」そう教えると近くにいた子どもがうらやましそうに「いいなぁ」。いつも見慣れているはずの公園が石の採掘場と化した。

池はあちらこちらに出現し、掘った砂と石でモニュメントを作り出す子どもも現れた。やりたい遊びを自分で考えてそれを形にする。まさしく造形遊びの原点を今回も見ることができた。コロナ禍でいろいろ我慢を強いられている子どもたちが広い空間で体を思いっきり使って遊ぶことができたのはよかった。児童クラブ職員が子どもたちへ寄り添う言動は子どもたちがのびのび活動を楽しむきっかけ作りに役立った。

10/2福島県富岡町サロン活動支援「布のオリジナル時計つくり」

令和2年10月2日
時間:10:00~12:00 開催。
開催場所:福島県双葉郡富岡町社会福祉法人富岡町社会福祉協議会福祉センター 小ホール
対象者:地域住民11名
講師・指導:千田教子(パッチワーク・布小物作家)SOAT藤原、高橋、
協力:富岡町社会福祉協議会
布素材協賛…株式会社アクタス

富岡町社会福祉協議会が主催する「ゆうゆう倶楽部」で、ものづくりワークショップ「布のオリジナル時計つくり」を開催いたしました。

開催の様子
色とりどりの布や装飾パーツを用意しました。みなさんに「サプライズ!」で喜んでいただけるように、ホワイトボードの後ろにこっそり・・・隠しておきました。ですが、事前準備をお手伝いいただいた方もいて、すぐに見つかってしまいました。「昨日準備したのがないんだもの!わかるでしょう?」と笑顔のあふれる中でのスタートとなりました。

布や飾りをとても楽しそうに時間をかけて選んでいただきました。様々な素材に触れ、色彩あふれる布を目にしながら、デザインを考えていらっしゃいました。

今回作る布素材の時計のサンプルに併せて、空き缶等の身近なもので作ることが出来る時計のサンプルも見ていただきました。「家にある缶を捨てようかと思っていたけど、穴をあけて作ってみようかな?」、「針を真ん中ではなく他の位置にして作ってみたらオシャレになるかな?」など、新たな創作意欲が湧いている様子に感じました。具体的な応用方法なども質問が挙がり、今後の「富岡のアーティスト」の皆さんの活躍が楽しみです。

講師所感(布作家 千田教子)
布や飾るものを選ぶ作業はとても楽しそうに選んでいました。作業中は「土台の布を貼ってから飾りはどのようにつけたらいいかを真剣に悩んだり、飾りの材料がすべて揃わないときには足りないなりに工夫するなどされながら作品化完成しました。ご自身の作品にとても満足そうにしていたり、他の方の作品をほめあったりしていました。貼り方や工夫の仕方も進んで自分から質問して作り上げるという積極性も出てきて作る楽しみを楽しんでいるようでした。

10/1 福島県いわき市平サロン活動支援「マスクケースつくり」

令和2年10月1日
時間:10:00~12:00 開催。
開催場所:福島県いわき市 富岡町生活復興支援センター いわき平交流サロン
対象者:13名
講師・指導:SOAT藤原、高橋、
協力:富岡町社会福祉協議会いわき支所
布素材協賛…株式会社アクタス

富岡町社会福祉協議会いわき支所と、いわき平交流サロン間で初めてとなる共催の交流活動が行われました。その活動の支援として、今回SOATはアートワークショップ「マスクケースつくり」を行いました。

いわき平交流サロンは、平地区のみならず泉地区にお住いのみなさんも自動車で40分ほどかけて交流活動へお越しになります。その分、参加される皆さんの「なにを作るのか」によって参加動機に大きく影響すると考え、富岡社協いわき支所を通してアートワークショップへのリクエストをおたずねしました。実用的で再現性の高いものとのアドバイスを頂きました。

参加される皆さんにより多くのものつくりを体験していただくため、「つまみ細工のチャーム作り」も同時進行で行いました。遠方からいらっしゃる方のご負担にならないよう、時間内に完成できるための下準備も十分に行って臨みました。

開催の様子
・「マスクケースが欲しかった」「自分で作れないかと考えていた」とのお話がありレシピと型紙もみなさんにお持ち帰りいただきました。また、幅広い世代の方に楽しんでいただけるよう、針と糸を使わない手法で制作しました。

今回、ものつくりに初めて参加された方から「縫い物は出来ないけど、針を使わないなら出来るかと思って来てみた。うまく出来てうれしい」との声には、参加される方の環境を主催者と共有しコンテンツの提供を行うことの大切さを改めて実感する機会となりました。

10/1福島県富岡町サロン活動支援第 3回「ものつくりワークショップお手伝いボランティア活動」

令和2年10月1日
時間:13:30~16:30 開催。
開催場所:福島県双葉郡富岡町社会福祉法人富岡町社会福祉協議会福祉センター 小ホール
対象者:地域住民8名
講師・指導:千田教子(パッチワーク・布小物作家)SOAT藤原、高橋、
協力:富岡町社会福祉協議会
布素材協賛…株式会社アクタス

10月2日に開催するゆうゆう倶楽部のものづくりで使用する材料などの事前準備と会場設営を、住民の皆さんにボランティアとしてお手伝いをしていただきました。

布のオリジナル時計作りの事前準備の様子
進んで事前準備をお手伝いしてくださる住民の皆さんは、誰かのためになることがとても楽しい!と言って集まってくれています。

3グループに分かれて、それぞれ異なる作業をしていただきました。ご自分のチームの作業が終わると「次は何やったらいいの?」と、全体がスムーズに進むようにご自分たちで確認しながら進んで行うということが自然とできています。

私たちもとても安心してお任せしています。

お手伝いボランティアも3回目となりました。小さなグループに分かれて作業をするなかで、住民さんとSOATも気軽にお話ができるようになってきました。ある住民の方からは「自分たちで、自主的に何かを一から考えて始めることは難しいが、どこで何をすればいいのかが分かって、SOATさんに頼られて手伝うことが嬉しいから、みんな来ているんだよ」とのお話を伺いました。
急にではなく、時間をかけて少しずつ地域の中での役割を実感されているように感じました。ありがとうございました。

9/30 福島県いわき市四倉サロン活動支援「マスクケースつくり」

令和2年9月30日
時間:13:30~15:00 開催。
開催場所:福島県いわき市 富岡町生活復興支援センター いわき四倉交流サロン
対象者:9名
講師・指導:SOAT藤原、高橋、
協力:富岡町社会福祉協議会いわき支所
布素材協賛…株式会社アクタス

富岡町社会福祉協議会いわき支所と、いわき四倉交流サロン間で初めてとなる共催の交流活動が行われました。その活動の支援として、今回SOATはアートワークショップ「マスクケースつくり」を行いました。

いわき四倉交流サロンは健康教室へのお誘いなどを通して、近隣にお住いのいわき市民のみなさんとの交流も進みつつあります。また、ものづくりを通した活動も取り入れられています。

その課題として、富岡町民のみなさんと近隣にお住いのいわき市民のみなさん、双方が自らつどうきっかけとしてものつくりを続けていくための新しい「素材」やレシピなどの情報収集に苦慮されているとのお話も伺いました。

より多くのレシピ(リソース)の必要も感じ、マスクケースと同時に作ることができる「つまみ細工のチャームつくり」も行いました。

マスクケースのレシピ・型紙もみなさんにお渡ししました。ワークショップ終了後には、新聞紙で型紙を再現される方やマスクケースのアレンジなどみなさんが集いお話をされていました。これから、みなさんを介してマスクケースやつまみ細工は新たなリソースとなり広がっていくと実感できました。

9/24 福島県郡山市第2回講師育成講座②「オリジナル時計つくり」

令和2年9月24日
時間:10:30~12:00 開催。
開催場所:福島県郡山市 富田東地域公民館
対象者:11名
講師:富岡町社会福祉協議会支援員4名
サポート:SOAT藤原、高橋
協力:富岡町社会福祉協議会郡山支所
布素材協賛…株式会社アクタス

SOATの講師育成講座で、オリジナル時計の作り方を学んだ富岡町社協郡山支所のみなさんが講師となって、郡山市内にお住いの富岡町の皆さんに布のオリジナル時計をつくる交流会を開催しました。(ちょこっとカフェ「はま風」)SOATはサポーターとして参加しました。

開催の様子
「初めて講師を務める」と緊張された様子でした。しかし4名の支援員(講師)のみなさんのチームワークがとてもよく、住民さんに細やかに目配りをしながら、ものづくりを教えサポートし、ワークショップを進行されていました。

支援員(講師)のみなさんが、それぞれ自分自身で作ったオリジナル時計を町民の皆さんに紹介することからスタートしました。この時計を作ることの楽しさを自身の経験からお話しされたことで、町民のみなさんが制作に対しての身近さ(参加しやすさ)を感じ、また完成への期待感が挙がった様子でとても良い導入の工夫をされていました。

完成の満足度を挙げる工夫として、町民のみなさんの考えたデザインを叶えるために、支援員さんが「手法」を分けて担当をしフォローされていました。

支援員のみなさんが事前準備で用意された手作りのお花の飾りは、町民のみなさんに大好評でした。そのお花はたくさんの方の時計に装飾されました。郡山支所のみなさん日常から町民さんを知る努力をされ、楽しんでほしいと思う気持ちが伝わったように感じました。

9/18 福島県郡山市第2回講師育成講座①「オリジナル時計つくりと素材の応用」

令和2年9月18日
時間:10:00~15:00 開催。
開催場所:福島県郡山市 富岡町社会福祉協議会郡山支所
対象者:支援員10名
講師・指導:SOAT藤原、高橋、佐藤
協力:富岡町社会福祉協議会郡山支所
布素材協賛…株式会社アクタス

オリジナル時計をつくる講座を開催しました。身近な素材や簡単な技法でオリジナルの作品をつくる素材の加工方法を知ることで、性別や世代、季節を問わないものづくりを行うことができることを目指します。多くのみなさんに興味を持ってサロンに参加していただけることを期待しています。

デザインを考え制作する「ワークショップに参加する側」の体験と、材料の下準備を行い作業に掛かる時間を測りスケジュール制作を行うなど「主催する側」の体験をしながら、オリジナルの時計を制作を行いました。

身の回りのものでオリジナル時計を作り
・布の時計の応用として、各自持参した素材を利用した時計の制作を行いました。空き缶やカゴ、CDケースや空き箱などバラエティーゆたかな素材が集まりました。

それぞれの素材の加工方法やワークショップのテーマ設定(参加の動機付け)など意見交換しながら制作をおこないました。完成後、ワークショップを企画するグループワークと発表を行いました。

ボール紙の筒の応用の研究
・紙筒の端材をリサイクルした作品サンプルをSOAT持参し、作り方を紹介しました。サンプルをもとに制作や応用に関する意見交換、質疑応答を行いました。

所感
参加した皆さんの「造形力」が高く、応用では想像以上に色々な作品展開が見られました。筒の応用研究会でもサンプルを見てすぐに作りたい物の話題で盛り上がり、活動へのモチベーションが高いと感じました。グループワークではお互いの意見をうまく取り入れながら企画を考案され、作業に掛かる時間・費用など具体的な所まで考えたワークショップを設計する事ができました。設計した内容は「参加者の思い出の品を使った作品にしたい」「男性に参加してもらいたい」など地域住民への想いが現れた企画になっており、ステップ②では参加者に寄り添った良いワークショップになることが期待できます。

9/11福島県富岡町サロン活動支援「季節の押絵つくり]

令和2年9月11日
時間:10:00~12:00 開催。
開催場所:福島県双葉郡富岡町社会福祉法人富岡町社会福祉協議会福祉センター 小ホール
対象者:地域住民14名
講師・指導:千田教子(パッチワーク・布小物作家)SOAT藤原、高橋、
協力:富岡町社会福祉協議会

富岡町社会福祉協議会が主催する「ゆうゆう倶楽部」で、ものづくりワークショップ「季節の押絵つくり~お月見」の開催をいたしました。

開催の様子
「待ってたよー!」と、SOATより早く会場入りされていた住民のみなさんにお出迎えをしていただきました。押絵に興味をお持ちの方が多い様子で、作業が始まると真剣に講師の話に耳を傾けて下さり、熱心に作業を進めていました。

押絵の制作では指で摘まむと隠れてしまうような小さなパーツも作ります。その細かな制作の過程に参加された方がストレスを感じてしまうことはとても残念なことです。ですので制作が思うように進まない方にお使いいただこうと、細かなパーツはSOATも予備として制作していきました。みなさんにパーツの用意があることをアナウンスしたところ、「目が遠いな~!これは指と頭の体操だね」「作っている今は難しい作業もあるけど、自分で作るほうが完成したときうれしいでしょう?」との声、そのような心配は一切不要でした。

男性の方も2名ご参加いただきました。大きな手で器用にお互いに教えあいながら制作をされていました。押絵は男女問わない作品のように感じた一面でした。

最後の仕上げ、色紙に貼り付ける作業は見本通りに飾る方、個性的に飾る方など同じ材料と同じ型紙を用いても14人14色、それぞれ表情のあるステキな作品は仕上がりました。

前日にお手伝いボランティアのみなさんにつくっていただいたタペストリーも大好評でした。「こうやって飾るとプロの作品みたいに見えるねー」と笑顔で話されたり、「季節ごとに自分で作って飾ってもいいよね」などの話もあり、更なる創作意欲が湧き出ているようでした。

講師所感
最初は難しそう、大変と感じていた作業を自分で一つ一つ作業を行って完成させて最後に色紙に貼って組み立てを行って完成出来た時にはただ楽しいうれしいだけではなく、今度はクリスマスや干支を作って飾りたいとかタペストリーは帯で作ることができるねとか出来上がった作品に満足し、さらに次作ってみたいものなどを考えたり、自分の出来の満足だけでなく自分と違うことをほめあったりしていてとても良い交流になっているようでした。今後も手作りを通してよい交流ができることを希望します。(千田教子)

9/10福島県富岡町サロン活動支援第2回「ものつくりワークショップお手伝いボランティア活動」

令和2年9月10日
時間:14:00~16:00 開催。
開催場所:福島県双葉郡富岡町社会福祉法人富岡町社会福祉協議会福祉センター 会議室
対象者:地域住民9名
講師・指導:千田教子(パッチワーク・布小物作家)SOAT藤原、高橋、
協力:富岡町社会福祉協議会

9月11日に開催するゆうゆう倶楽部のものづくりで使用する材料などの事前準備と会場設営を、住民の皆さんにボランティアとしてお手伝いをしていただきました。

今回はゆうゆう倶楽部でつくる「季節の押絵」を飾るタペストリー(壁掛け)をつくっていただきました。
最初に作業ごとに3チームに分かれていただき、流れ作業になるように作業をしていただきました。

ご自分の作業が終わったら方は、みなさん進んで他のチームの作業をフォローするなど、みなさんのチームワークのすばらしさを強く感じました。マスク着用で平時とは違う環境ですが、適正な距離を保ち、会話も楽しみながらどんどん作業を進めていただきました。

明日のものづくりに参加される皆さんが喜んでくれるように、愛情をこめて熱心に作業をしていただきました。
講師所感として、今後は、その日だけのお手伝いだけではなく何か目標を持った大きな作品作りなど時間をかけて作る作業なども行うことも必要と感じました。

会場設営
タペストリーつくりのあとは、引き続き明日の会場設営をお手伝い頂きました。みなさん、もう慣れたものでSOATがなにかをお願いすることもなく、予定の半分の時間であっという間に会場ができあがりました。
ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。